毒キノコを見分けることが難しい。安倍首相は、自衛隊員に憲法「改悪」を演説で訴えたというが、これは、内閣総理大臣の憲法遵守義務違反のとんでもない行動である。
公務員の政治活動を禁じていながら、一方では、自らは平然と、憲法違反をやってのける、首相の程度の低さに驚く。
憲法が、戦争抑止の最大の武器になっていることが、彼にとっては我慢できないことなのだろう。憲法そのものを無視するこの行動は、彼の本質をよく示している。
力を手にして、お友達の長年の夢をかなえてやるために、側近に、その意図するところを忖度させ、政策的に「障壁」を砕き、官僚組織を私物化した。
彼のウソを守るために、また、忖度した幹部公務員の国会答弁の辻褄あわせのために、あろうことか、役所の決裁文書まで、改竄した。朝日新聞のスクープまでは、隠しに隠した。
この問題は、いまだに解決していない。事態がばれて、むちゃくちゃくちゃな国政の私物化が明らかとなった。選挙制度の不合理を活用して、議席をかすめとり、その議席数を最大限利用して、その結果、民意におかまいなく、すき放題をやっているのである。
貧富の格差は、拡大し、若者たちは、結婚もままならぬ。こんな連中を政権にいつまでも握らせておくわけにはいかない。戦争にいかされるのは、若者であり、貧しい者なのである。