吉本のタレントは、大勢いて、それぞれが、切磋琢磨しながら、ベタベタではなく、先輩後輩助け合って、活躍している姿は、まことに素晴らしい。
無理をしていない、自然である。肩に力が入っていない。だが、努力をしている。傲慢になることがない。(なかには、傲慢な者がいるはすだが、少なくとも人前では、なかなか見られない。)
人間関係の達人集団である。お互いを、すべて生かし合う文化がある。これは、間違いなく、日本の誇る文化のひとつである。
そんなことを言ってはわるいが、能力的に問題を持っている人でも、それを武器にしてしまう。揶揄する表面的な言葉の乱暴さの背景には、やさしさがある。我慢ではなく、人間としての本質を外さない、実力とでもいうのだろうか、そういうものを、お互いで、高め合っている。
そこには、哲学がある。かまえたり、傲慢であったり、カッコつけたり、では長続きしないことを知っている。そして、そのタレント報酬が、安いことでも有名である。そこで、先輩連の援助がある。すごい文化である。
儲けているタレントは、すごいのだろうけれど、彼らが、その金を、今後どう使っていくかである。ピケさんのやり方とは違う新境地を開いてほしいものである。