何やかやと、やることがあって、生きる作業は、簡単とはいえない。今月末までには、法人の決算と申告がある。続いて、個人の確定申告である。
確定申告で、税金の還付を受ける立場の当方にとっては、言わば臨時収入が見込める時期であるから、いってみれば、ボーナスみたいなものだが、よく稼ぐ人にとっては、まさに納税時期となるから、おなじ時期に払う人と、還付を受ける人がいるわけで、できれば、払いたいのであるが、思えば、当初から、還付ばかりであるから、大して儲けることがなかったといえる。
それでも、なんとか、生活できるようになって、ほんの少しだが、貯金もできた。古い家をリフォームしようかとしているのだが、そんなことも考えることができるようになった。人生の大半を、暮らしを成り立たせることで、余裕がなかったのだが、完全な高齢者となって、ようやく、一人前に、なった気分でもある。
それにしても、非正規雇用が合法化されて以来、不公正、不平等がはびこり、日本は、その良さをどんどんなくしている。教師の体罰が大きく取り上げられているが、家庭環境もかわり、子供達の躾や、教育はどうなっているのかといえば、親を親とも思わず、先生に暴言を吐いて平気な生徒もいるというし、金持ちは、貧乏人を作り出し、使い捨てて、平気な現状をみれば、これは、たいへん悲惨な状況だとも言える。
日常生活を豊かな気分で、健康に、楽しく暮らせるようにするには、どんな条件がいるだろうか。おそらく、ものすごい富が必要とは思えない。一人ひとりの心がけだろうが、それを可能にする為政者の政策が如何に大事であるかということである。真剣に、世のため、人のためを考える政治でなければならない。