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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

憲法9条、25条を考える。

2009年05月03日 17時12分30秒 | 思考試行
憲法が押し付けられたものだとか、自衛隊の現状から、9条がおかしいとか、そんなことを平気で言う者がいる。

平和を目指し、そのためには軍隊を持たないという規定は、国際的にみても、目指すべき理想であり、実現しなければならない、規定であろう。

外国からの侵略に対しても、武力的には、抵抗する手段さえ放棄しているようにしかよめない規定である。それは、丸腰の宗教家である。殺すよりも殺されるほうを選ぶとする考えである。

そういう国家を平気で、攻めることは可能であろうか。昔なら知らず、今は不可能ではないか。そんなことをすれば、その国は存立を続けることは不可能である。

そして、国の存在そのものも、今や、地球全体で考えなければ、存立できない状況にある。自国の利益のみに拘泥していては、それも、存立できないことが明確になり、また、その認識も共通のものになりつつある。

この憲法のお陰で、他国に行って、軍隊が殺人を犯すことは、第二次世界大戦以降日本は皆無である。たしかに、北朝鮮には、罪もない国民が拉致されても、効果的な反撃ができないでいる。

だが、武力を行使するとなれば、戦争になれば、大変な数の犠牲者がでる。戦争の手段をとる他ないという事態は今や考えられない。粘り強く、対策を打っていくほかない。

地球規模で考えて実態をみると、いまや、戦争どころではない。二酸化炭素が増えて、生命体系もおかしくなってきている。宇宙船地球号に影響を与えるほど、人間活動が大きくなってきている。この実態を知ることができるほど、科学技術が進歩してきた。科学的に解ったときは、もはや、回復不可能というのでは、情けない話である。

もう一つ憲法25条である。「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」

我とわが身の利益を守り、権益を確保するために、国のリーダー達は、一生懸命だったのではないか。本当に国をよくする姿勢に立てば、憲法25条の規定を素直によめば、やるべき仕事の方向は決まる。憲法25条を常に、念頭にもって、政治行政にあたって欲しい。

政治家、公務員のみならず、経営者など、力のある者は、この規定を胆に銘じて、事にあたってほしいものである。