書名 「ジョン万次郎-海を渡ったサムライ魂」
著者 マーギー・プロイス 金原端人訳 出版社 集英社 出版年 2012
漂流民のなかでは、戻ってきて日米両国の橋渡しをしたという、いわば有名人になった数少ない成功人のことを外国の作家が小説とした、外人が書いた日本人漂流民の物語というのが気になって読んでみた。
正直そんな面白くなかった。とりたてて新しい視点もなく、万次郎の生涯(日本の故郷に戻ってくるまで)をなぞっている。すごい若者がいたんだということが一番言いたかったのだろうが、ちょっと平板だったかな。自分には物足りなかった。
そういえば万次郎を日本の作家がとりあげた小説がでていた。万次郎はいわばこうしたメジャーの作家に取り上げられやすい、時代と時代の裂け目のなかで異国で青春をおくり、しかも成功したという経歴を持っている。その意味では自分の関心から一番離れたところにいる漂流民あがりだと言えるかもしれない。
著者 マーギー・プロイス 金原端人訳 出版社 集英社 出版年 2012
漂流民のなかでは、戻ってきて日米両国の橋渡しをしたという、いわば有名人になった数少ない成功人のことを外国の作家が小説とした、外人が書いた日本人漂流民の物語というのが気になって読んでみた。
正直そんな面白くなかった。とりたてて新しい視点もなく、万次郎の生涯(日本の故郷に戻ってくるまで)をなぞっている。すごい若者がいたんだということが一番言いたかったのだろうが、ちょっと平板だったかな。自分には物足りなかった。
そういえば万次郎を日本の作家がとりあげた小説がでていた。万次郎はいわばこうしたメジャーの作家に取り上げられやすい、時代と時代の裂け目のなかで異国で青春をおくり、しかも成功したという経歴を持っている。その意味では自分の関心から一番離れたところにいる漂流民あがりだと言えるかもしれない。