デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

今日ドライデー

2007-04-30 18:11:33 | お仕事日誌
ドアをノックする音で目を覚ます。ナージャ先生だった。あわてて下のレストランで朝食。サーカス学校組は、昨日と同じように8時45分に出発。ジュロは自転車で会場に行くというので、自分は徒歩で向かう。完璧二日酔い。酔い醒ましに散歩。結構歩く。途中佐々木幹郎さんとばったり。今日東京に戻るという。湯の川温泉駅前の古本屋で本を物色。なかなかいい本屋だった。11時すぎに会場へ戻る。芝生で横になって少し寝る。目を覚ますとジュロが、フラフープをあげる装置をチェック中。なかなかうまくあがらないようだ。弁当を食べて、芝生の木陰で、もってきたバイコフの本を読みはじめる。またうとうと眠くなり、そのまま横になる。芝生がやわらかいので寝やすい。
14時すぎから、コンサートのサウンドチェック。今日はかなり入念におこなわれている。途中友部正人さんの奥さんとちょっと話しをする。優しそうな感じの人だ。奥さんから、学生時代によく通っていた、友部さんの「にんじん」のジャケットの写真にもなっている阿佐ヶ谷のおでんやのおやじがなくなるまえに、友部さんが奄美に連れて行ったという話しを聞かせてもらえる。いい話しだなあ。友部さんの温かさを感じさせるエピソードだ。17時すぎ空模様があやしくなる。17時10分ジュロの演技がはじまる直前についにぽつりと雨が。ジュロは最初の簡単なアクトでミス。雨が心配だったが、なんとかもつ。ただビデオを撮っている途中にバッテリーが切れる。ああ、またやってしまった。演技を終えたジュロは、自分の失敗に腹をたてていた。おかしかったのは友部さんの奥さんが、ジュロのショーをずっと見ていたのだが、終わってからしばらくして「ずっとどきどきしていたのだけど、やっとおさまったわ」と語っていたこと。純粋な人なのだろう。
ジュロと一緒にサーカス学校の公演をみる。まりちゃんの笑顔、まだ無理があるが、きっとこうしてお客さんの拍手や歓声を感じることによって、自然に笑顔が出てくるようになるのだろうと思う。やはり舞台をなんども踏むことで、こうしたことはマスターされていくのだろう。
いよいよサーカスのあと、今回の中也祭りで一番楽しみだったおおたか静流さんと友部さんのコンサート。いいなあ、おおたかさんは。歌声も素敵だし、童歌や子守歌など選んでいる歌がいい、バイオリンもよかった。友部さんの歌を生で聞くのは、きっと30年ぶりぐらいになると思うのだけど、温かさがにじみでてくる。ふたりの掛け合いもたくさんやってくれたが、楽しげにやっている様子がよく伝わる。テントを打つ雨音がはげしくなる。20時半前に終演。車でホテルに戻り、そのまま夕食。今日はドライデー。部屋に戻り、横になってテレビを見ながら、23時すぎに就寝。


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中原中也生誕100年祭初日

2007-04-29 18:09:09 | お仕事日誌
7時半すぎに朝飯を食べにいく。一番乗りかと思ったら、すでに西田さんが食べ終わっていた。9時ホテル発。ポールのセッティングの続き。フラフープをあげる装置がなかなかうまくできない。うまくいかないので、いろいろ重さを変えてやっていたのだが、なんのことはない最初のままでやったらうまくいく。ジュロもなんで?という顔をしていた。11時からサーカス学校のゲネ。
ワーリャ先生が、ロープのまりちゃんを連れてきて、訳してくれという。まりちゃんはなんども演技中に笑ってと言われているのに、なかなかそれができずつらそうな顔をする。先生は、最初にあなたはアーティストなのよ、人前で演技できることをまず喜びなさい、それを心の底から感じれば、笑顔がでるはずよ、お客さんはあなたがつらそうにしているのをみたいのではないのよ、どんな痛くても、つらくても、それを見せちゃダメという。まりちゃんはわかっているのだが、どうしてもそれができず、泣いてしまう。先生は最後にまりちゃんを抱きしめ、大丈夫よ、あなたはもう完璧にできているのだからと励ます。ジュロの音響のチェック。これでスタンバイ。弁当を食べて、楽屋へ行くと、ちょうど友川さんたちご一行が到着。何年ぶりだろう。久しぶりの再会。
16時半から表でサーカス学校のグリーティングがはじまる。人が集まりはじめる。
17時からジュロ。このころからかなり人が集まる。ジュロのポールアクト、いろいろ演出を変え、ニュースタイルの公演は、今日が初めてということで、ジュロも若干緊張気味。フラフープがずいぶんうまくなっている。ポールへ登りはじめると、お客さんからキャーという悲鳴がなんどもあがる。去年のヒルズの公演よりはずっと良くなっている。
18時からサーカス学校の公演。最初の演技はまりちゃん、ちゃんと笑顔を見せていた。まだまだ無理して表情をつくっているのだが、とりあえずは第一段階はクリアできたのではないだろうか。
お客さんの反応もよかった。そのあと友川さんと福島さんのコンサート。サーカス学校チームはホテルへ戻る。健太君だけは残って最後まで見ていた。途中西田さんから電話、ホテルで夕食を準備していないというのでトラブっているとのこと。主催者と対応策を打合せ、現場に伝える。西田さんとジュロと合流、打ち上げ会場へ。友川さんたちと久しぶりに飲み会。三次会は友川さんの部屋。3時ぐらいまで飲んでいたと思う。



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リハーサル

2007-04-28 18:07:38 | お仕事日誌
7時前に起床。ストレッチ、シャワーを浴びて朝食。9時すぎに全員で会場へ。すぐにブランコ、ロープのセッティング。天井が低いのだが、そこそこの位置につり込み。ジュロの荷物は届いているのだが、セッティングは昼食を食べてからということに。つり込みが終わってから、ブランコとロープの練習。やはりふだん練習しているところとは違う環境だし、演じるマリちゃんもななもどちらというとすぐ泣くタイプ。先生の相変わらずの厳しい指導になんどか泣きながら練習。昼食の弁当を食べて13時から音なしの通し。14時過ぎにジュロのポールのセッティングに必要なものが到着。ふたりでセッティングの準備にかかる。サーカス学校チームは、2回目の通し。通しが終わってから男組に手伝ってもらい、ポールをあげる。ジュロのポールの仕込みにははじめて立ち会ったが、やっと要領がわかる。大きな問題もなく、とりあえずセッティングが完了。大野さんから電話、ブラジルから無事帰ったらしい。元気そうな声。長旅だったのでなによりである。いろいろと収穫があったようで楽しみである。ジュロの場当たりが始まると、みんな群がってくる。たすがに9mの高さでやる演技なので、目立つ、目立つ。ポールが揺れる時には、まわりからワーっという歓声があがる。さすがである。
ジュロは新しく仕込んだ装置の調整、サーカス学校チームはここで解散。調整に2人残ってもらう。なかなか調整がうまくいかず、ジュロは何度もポールにのぼったり下りたりとでだんだん不機嫌に。若いときのジュロだったら、自分に苛立ちわめき散らすところだが、さすがに年をとったのだろう。抑えていた。こういうときは、食べ物を与えるにかぎる。おにぎりを差し入れ。食べてから再度挑戦、しかしうまくいかず、ここでジュロは今日の作業をあきらめる。明日も時間があるのだし、これが賢明であろう。18時前に撤収。
19時半下の食堂で夕食をとり、あとは部屋でゴロゴロ横になって、テレビを見たり、酒を飲んだり、今日はなにもしたくない感じ。24時前に就寝。


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ジュロ来日

2007-04-27 18:04:33 | お仕事日誌
目ざましの手を借りずに、5時ぴったりに起床。いよいよ今日から10日間出張が始まる。6時前に家を出て、羽田空港へ。7時30分発の飛行機で関空へ。予定通り8時40分着。ジュロの飛行機は、予定より30分早くすでに8時に到着済。あわててゲートへ行くと、スタバでジュロはコーヒーを飲んでいた。相変わらず元気そう。去年のヒルズのときは、自分はリトルと明治村の仕事で、ちょっと会っただけだった。今回はほぼベタでつき合うことになる。もう20年近くのつき合いになるジュロ。こうしてふたりだけで仕事というのも初めてかもしれない。朝飯を食べて、10時すぎのはるかに乗って山口へ向かう。かみさんからメール。京急の羽田空港駅から電話があり、自分の定期を拾得したという。自動精算機で精算するとき、とり忘れたみたいだ。まあ事なきを得て、よかったと思うことにしよう。
ジュロは飛行機ではほとんど寝れなかったらしい、それでも電車ではほとんど一睡もせず。それに比べて自分はほとんどで車中爆睡。ジュロがあきれていた。14時やっと新山口に到着。車でホテルへ向かい、チェックインしたあとすぐに会場を案内してもらう。そのあとイタメシ屋で食事。会場のすぐ近くにある芸術情報センターというのが、なかなかすごい施設だった。時間があったらゆっくり見てみたい。16時すぎホテルに戻る。こんな時間帯だとはぐれ刑事がやっているかなと思ってテレビをつけたらばっちり、はぐれ刑事をやっているではないか。ベットに横になってみる。見終わった頃携帯に西田さんから電話、まもなくホテルに着くという。下に降りて、車を待つ。サーカス学校組は、朝4時沢入を出発している。20時ぐらいの到着かと思ったのだが、ずいぶん早い到着となった。いったんチェックインしたあと、西田さんと一緒にテントの視察。テントの高さが問題だが、なんとかできるだろうとのこと。明日の仕込みの段取りを打ち合わせたあと、ホテルに戻る。19時すぎ全員集まって下のレストランで夕食。全員セットメニュー。20時過ぎに食事を終えて部屋に戻る。21時ホテルのロビーで打合せ。そのあと西田さんと近くの居酒屋でちらっと飲んで、ホテルに戻る。ロビーにあるパソコンでメールをチェックしたあと部屋に戻り、スパイダーマン2の後半をみる。
さすがに今日は眠い。



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いよいよ明日から

2007-04-26 22:25:11 | お仕事日誌
6時起床。ジョギング。今日は久しぶりにいい天気。いよいよ若葉の季節到来。緑の香りが気持ちいい。宅急便で出す荷物のパッキング。川崎のパスポートセンターで申請。しかしローマさまさまである。明日でパスポートが切れるので、今日の申請だと戸籍抄本はいらない。ここは空いているのがいい。5分ほどで申請は終わる。
10時半出社。明日からの出張の準備に追われる。あちこちに連絡をとる。自分は関空に飛び、ここでジュロと迎え、そのまま山口に向かう。サーカス学校組は、明日早朝4時の出発だという。山口まで車の移動なので、しんどいだろう。
漂流民の会の会報をマスコミ各社に送る。薬屋で薬をもらってから江戸東京博物館でロシア皇帝の至宝展をみる。結構混み合っているが、自分にはほとんど興味のない展示物ばかり。むしろ常設展で開催していたロマノフ王朝と近代日本展の方が面白かった。充実した展示物ばかりである。
気功まで30分時間余っていたので、石原一丁目の交差点近くにある「タイム」という喫茶店に入る。読みかけの星新一の伝記をどうしても今日中に読み終わりたいので、その続きを読むため。明日からの出張にこの分厚い本は持っていきたくなかった。席についたらこっち本を読むつもりで入ったことを察したマスターが自分のテーブルのところの電気をつけてくれたり、コーヒーのお代わりをサービスしてくれるのばかりか、クッキーまで出してくれた。今どき珍しいおもてなしを受ける。居心地がよく、ずっと読み終えるまでいたかったくらいだ。18時気功へ。このところまた痛みのひどくなった肩がずいぶん楽になる。
富岡に着く直前にやっと星新一伝を読み終える。人のことはあまり言えないけど、ちょっと長すぎるし、本が厚すぎる。
明日は5時起きだ。

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