デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

快晴の中の一箱古本市

2017-04-30 18:26:22 | デラシネ日誌
昨日は予報どおり変な天気になった。リトルでは午後強風のためイベント用のテントが飛んでしまったらしい。
今日は快晴。小さなスーツケースに本を詰んで、奥さんと8時半すぎに家を出る。欲かいて詰め込みすぎなのか、結構重くなっている。今回は根津駅のすぐ近くという立地はとてもいいところ。10時集合後準備。なんかいい感じで箱に入った。天気がいいので朝から人はたくさんやってくる。ただこっちの箱はサーカスにロシアというかなり濃い箱になっているので、よほどの人じゃないとのぞいて本を実際にとってくれるという人はなかなかいない。古本屋さんじゃないので、主張ははっきりした方がいいのではということはわりと一貫しているかと思う。デラシネの号外で告知していたので、何人か来てもらえるかと思ったのだが、ほとんどなく、いわゆる素人さん相手になってしまったが、それでも13冊売れた。奥さんがブルガーコフの「悪魔物語」と「ソヴィエト文学研究」創刊号が売れたのにご満悦。実際にこっちがいいと思っている本が売れるのはうれしい。「ソビエトサーカス」という英語の本を買ってくれたお客さんはかつて海上輸送の仕事をしていて、キリンとかも運んだことがあるという。ハノイのサーカスも見たとのこと。意外にサーカスファンがいることがわかる。ということで今回もなかなか楽しく一箱古本市ができた。ふたりの娘もやってくる。もうこんなことは今年だけだろう。店じまいしてから4人で根津神社へ。つつじ祭りなのだがつつじが咲いていない。まだ二分咲き程度では・・・前に買ったことがある店で草履を買う。ここの草履いいんだよねと言ったらおばちゃん喜んでいた。
自分が早稲田の露文に入ったときに3年ほど住んでいたところがまだあった。いまはインド料理屋の二階。なつかしい。
イタリアンの露地というところで4人で食事。ここの入り口の人形さんはフールだよな・・・・


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ホヤの夢

2017-04-28 22:16:57 | デラシネ日誌
ほやの配給があり、それをもらう夢を見ていた。目覚めてなんかハッピーなようななにか足らないような感じがしたのはたぶん夢のせい。来月石巻に行ったらきっと食べれるはずだ。
長浜公園の池にはまだ渡り鳥たちがうろうろしている。船溜まりには子どもの鳥だけが残っているような気がする。
今日のライオン君はお座り、ところどころ毛が抜けている。まちに待っていた映像が到着。これはすごい!クライアントさんに送る準備。
世の中いよいよ明日からゴールデンウィークということらしい。浮かれ気分で帰宅。
サンクトのサーカス博物館からうれしい頼り。

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早く来いよってか

2017-04-27 11:10:13 | デラシネ日誌
5時目覚めると雨音が。走るのをあきらめて、もろもろお仕事をと思ったのだが、ゲームをやりだしたらとまらなくなる。なにをやっているのか・・・
ずっと待っている提案用の映像が来ない。そろそろ連休がはじまるということで、リトルのメンバーに差し入れの手配。その連絡をするために通訳さんに電話すると、いきなりマヒーラが出る。なんでも丁度話しの肴にあがっていたようだ。この前はなんでさっさと帰ったよ、寂しいじゃない、早く来てといろいろまくしたてていたのだが、要は金がないということなのだろう。少し予定を早めて行かないといけないようだ。
今日は前から気になっていた田端の映画館CINEMA Chupki TABATAに会社帰りに行ってみる。定員20名の映画館ということで、しょぼいのかなと思ったのだが、なかなか立派な映画館。確かに座席は12席が立派な椅子であとは普通の椅子。ただスクリーンはいつもいく新宿のシネマートの2ぐらいの大きさはある。狭い会場にそこそこのスクリーンなので、結構迫力ある映像を見れる感じ。しかしこれで採算とれるのかなというのがちょっと気になる。というのも石巻にこんなミニシアターができないかなと思っているので、そんなことも気になってしまった。
さて見た映画は、『kapiw(カピウ)とapappo(アパッポ)アイヌの姉妹の物語』。東京と北海道に別れて暮らしているアイヌの歌を歌い続けている姉妹が、姉が3・11後被爆を恐れ、夫もおいて子どもを連れ、ふるさとの阿寒に戻ってきたのをきっかけに、ふたりで初めてのコンサートをやるまでの過程とそのライブの模様を描くドキュメンタリー。淡々としたタッチが良かった。声高になにか主張する(例えばアイヌの文化伝承についてとか、3・11後の対応についてとか)わけでなく、ふたりの姉妹がそれぞれ夫やこどもと一緒に自然に生活するなかで、悩み、歌う姿が描かれる。
アイヌの歌っていいなあと思った。天から神がやってきても、その神は自然なたたずまいのなかアイヌの人たちの隣に居合わせる、風や波の音や草のざわめきの中で自然に佇んでいる、そんなことが歌声に乗せられていく、だからメロディーの大きな起伏もなく、歌声が自然のなかに溶け込むような感じなのだ。手拍子で静かに拍子をとりながら、淡々と歌いあげられるその歌が自然のなかに入り込み、それが流れていく。映画の中でことばでは伝えられないものがあるから、歌として伝えるんだということを語っていたアイヌの人がいたが、そうなんだと思う。ただそれは風にのり、草のざめわきや波にのり静かに伝わっていくのだと思う。
ふたりの姉妹が悩みながら、小さな子どもを抱えながら、歌に賭けるというような意気込みはなく、自然にそれを受け入れながら、歌と共にあるという姿は、このドキュメンタリーというなかできちんと描かれていた。
好きな作品だ。
22時半すぎに帰宅。

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スペースワールドの思い出

2017-04-26 16:00:16 | デラシネ日誌
昨日は今村のおかげでちょっと深酒してしまった。重い足をひきずってゆっくり走る。
自己責任なんていう奴をあれだけかばって、また今度、本人も認めているように任命責任は大きい。
午後澤田さんの事務所へ。なにか拍子にスペースワールドが今年一杯で閉園になるという話しが出たところで、オープンから6年間ここと仕事をしてきた澤田さんが懐かしがっていろいろな思い出話をしてくれた。かえすがえすこうした生きた芸能史を対談ということで本にできなかったことが悔しい。今日の話しも前に対談の時に聞かせてもらったことが多かったが、何故新日鉄がテーマパークづくりに乗り出し、そしてそこから外れていくかという背景にはUSJの大きな関わりがあったことや、イベントつくりの話しなど夢中になって聞いていた。
漫才におけるパクリの話し、大衆演劇の口立ての話し、河内10人斬りの話しなどなど、魅惑的な2時間であった。
帰りは歩いて渋谷にでたのだが、この商店街がなかなか楽しかった。

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演劇のジャポニスム

2017-04-25 12:42:04 | 買った本・読んだ本
書名 「演劇のジャポニスム」
編者 神山彰  出版社 森話社 出版年 2017

高い本だったのでどうしようか迷い、図書館で借りて読むことにしたが、正直買わなくてよかったかな。
魅力的なテーマなのだが、意外に広がらずに同じようなテーマが並んでしまったような気がする。ダイナニズムに欠けていた。オペラもとりあげているのだから、バレエとかサーカス(川添氏が少しとりあげていたが)とかも視座に入れた展開にしたほうが良かったのではという気がした。

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