デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

仙台へ

2023-02-28 08:48:53 | デラシネ日誌
何度も再放送している田中陽希君のグレートトラバースは、このところ俄然興味ももちはじめた日高山脈縦走がいよいよはじまる。残雪が残るところをテントを張りながらの縦走となるらしい。これはとても楽しみ。
特に用事はないので、前から見たいと思っていた市民体育館前にある高橋英吉の潮音像を見に行く。高台にあるので、遠くみたら蔵王とか泉ヶ岳が見える。これはいままで気づかなかった。今日もいい天気、そしてめちゃめちゃ暖かい。
潮音像のレプリカをぐるぐる周りながら見る。彫刻はこうやって見れるのがいい。こうしたたくましい力感あふれる海の男たちを彫りながら、観音像など宗教じみたものも彫っていたのも英吉、短い人生の中で、描きたいことがたくさんあって、あくまでも彼はなにかをめざし続けていたということなのだとは思う。

図書館に寄ってみる。郷土史コーナーをなんとかしたほうがいいのではないかな・・・
元気市場で、夕食用に牛タンカレーのレトルトとどぶ漬けから揚げを購入。
駅に行く途中で、訓練中の矢本のブルーインパルスを見ることができた。

仙台駅のかつて名掛丁と呼ばれたところで立ち食いそばを食べて、初恋通りと呼ばれている(藤村がこのあたりに下宿していたらしい)ところで、昨日取材先でいただいたいちご大福を食べる。このあたりにはX橋もあったという看板。
懐かしいなあ。当時はかなりいかがわしいところだったことを思い出す。

仙台で、ずっと見たかった「コンパーメントNo.6」を見る。フィンランド映画なのだが、全編ロシア語。久しぶりでロシア語、しかも舞台もサンクトやムルマンスクなどロシアが舞台の映画を見た。モスクワからムルマンスクまでの汽車が舞台ということで、モスクワ-サンクト、モスクワ-キエフで乗った汽車で過ごしたことを思い出す。あの二人乗りのコンパーメントにはドラマがある。映画の中の女の車掌さんがとても存在感があった。ヒロインが乗り合わせたああいう粗野だけど、なんかしらないが底抜けに親切なロシア人っているよなとつくづく思う。彼にとって女性となにか恋仲になるとかいうことが大事なのではなく、なにか役にたちたいという思い、それがなにより大事だった。それがとてもよく描かれていた。こうしたコンパーメントの個室をメインに汽車を舞台にして映画をつくるのはたいしたものだと思う。駅前の初めて入った映画館だが、スクリーンがやけに横に広いのにちょっと驚く。
エンドロールを全部見ず、駅前から鶴が丘ニュータウン行きの直行バスになんとか間に合った。
雪もなく、17時だというのにまだ明るいなか、自宅に到着。
おふくろはかわりないようでほっとする。今日は酒も飲まず、カレーの簡単な夕食。テレビのニュースで追廻の最後に残った一軒が取り壊されたことを知る。4月には大きく生まれ変わることになるらしい。
とにかく疲れた、風呂に入って、21時過ぎに就寝。

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石巻学プラスワンは大盛況

2023-02-28 07:39:55 | デラシネ日誌
いつものようにイオンのイートインでまったく昨日と同じ内容の朝飯を食べて、電車で蛇田に出る。ほんとうはあゆみの駅からのほうが近いのだが、快速なので停まらない。強風のなか40分ほど歩いて、なんとかたどり着き、われながら優秀だと思ったら、違う復興住宅だったことがわかる。めざすところは高速道路の向こう側だった。あわててそちらに向かう。
今日は幸子さんと姉妹同然の付き合いをしていた方の話を聞くことに。古いことをなかなか思い出すことは難しいが、いい話が聞けたとは思う。部屋を出て、メールを確認しようと思ったらスマホがない、どうやら部屋に忘れてしまったよう。すぐに戻ってピックアップ。イオンに出て、昼飯。
13時半相澤さんご夫妻にピックアップしてもらい、野蒜市民センターへ。総会会場の下見と当日のスケジュールについて打ち合わせ。最大の問題は懇親会会場とはわが会らしい。
会長と理事さんとはここでお別れ、われわれはラ・ストラーダに向かう。
18時前今日のゲスト阿部さんが来場。打ち合わせの前に衝撃的なことを知らされる。聞いているうちに怒りがこみあげてくる。
続々お客さんが来場、たぶんいままで自分がやったここでのイベントでは一番多かったと思う。阿部さんの力の大きさだろう。
1時間ちょっとトークタイムだったが、郷土史の大事さを聞いた人たちは感じたのではないだろうか。郷土史を未来にどう伝えるかについて、真剣に考えていかないといけないところに来ている。また自分の首を絞めることにはなるが、これは大事なことだし、たぶん自分がやるべきこと、喜んで取り組ませてもらう。その気持ちを新たにできた会になったのではないかと思う。
今日は阿部さんも一緒にいつもの温州菜館へ。なんと阿部さんもよく行っていたという。マスターもよく覚えていた。阿部さんの映画話がはじまる。これは気分のいい時に出ること、とても嫌なことが起こったはずだとは思うのだが、しばし忘れてくれたのだろう。
22時すぎ部屋に戻る。これで石巻の3日間のイベントは終了。疲れたな・・・やっぱり。
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ロシアのウクライナ侵攻から1年 下

2023-02-27 23:03:55 | 特別記事

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ロシアのウクライナ侵攻から一年 上

2023-02-27 23:02:12 | 特別記事

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芸術文化祭二日目

2023-02-26 07:00:00 | デラシネ日誌
このホテルはコーヒーが50円というのがありがたい。フロントで買って、部屋でコーヒー飲みながらメールの返事など雑用をこなしてから、いつものようにイオンのイートインで朝飯を食べて、歩いてマキアートをめざす。
ちらっとだが小雪が舞う。風が冷たい。開北橋を渡るのはなかなかスリリング。北上川の波も荒い。

11時前に会場到着。何人か知り合いと会う。
11時に石巻学8号に書いてもらいたい人と打ち合わせ。こちらが書いてもらいたい内容についてざっくりお話をする。書きたいことと大きく離れたらと心配したが、快く引き受けてくれる。これでだいたい目次ができるようなところまで来たかもしれない。戻ったらその作業に入ろう。つくっているうちにまたいろいろ出てくるだろう。
石巻のおばちゃんたちに囲まれてコンビニで買ってきた弁当を食べる。おばちゃんたちの迫力に圧倒されながらのランチタイムで、おもしろかった。
13時から博物館主催の講演会を聞く。古代遺跡が語る石巻の先史古代ということで蝦夷との闘いのために大和朝廷が牡鹿や桃生につくった城柵の遺跡調査をもとにした話だったが、我々東北の人間にとってやるべきことは、蝦夷側からの視点で歴史を見るということだと思うのだが、この城柵をつくった大和朝廷の視点からの話になっていたような気がする。当然資料は大和朝廷で書かれたものなのだが、そこから蝦夷たちの姿を浮かび上がらせなければならないと思うのだが・・・
蝦夷が葬られた古墓などから、もっと蝦夷の姿を見直す視点が生まれるのではとも思った。
時間になったので、博物館での展示レクチャーには参加せず。
3時20分から自分の出番。ウクライナの友人たちの演技ということで、リョーシャの三角形ジャグリング、ボリスのドールパントマイム、フォメンコブラザーズのストロングマン、それにいまブタペストにいるハリコフの子どもたちのサーカス学校でのドキュメントを入れて、リョーシャとマリーナのデュオリングを見てもらう。終わったとき場内から拍手も。彼らの演技は確かに石巻の人に伝わったのだと思う。
16時過ぎから展示の後片付け。17時過ぎに会場出発、車でホテルまで送ってもらう。
なにをしたわけでもないが、疲れてしまう。突然焼きとりが猛烈に食べたくなる。いつもいくあの安い焼きとりじゃなく、いつか食べたつくねが恋しくなり、日曜で休みの多いなか、その店を訪ねる。おのでらという店。あの時は違う場所だが、電気がついていたので、入る。ここでつくねを含めておまかせ焼きとりコースと漬けトマトと、エビスの生ビールに萩の鶴二合。いやあ美味かった。このくらい飲むのがちょうどいい。すっかりいい気持ちになり、ホテルに戻る。あとはもう横になって寝るだけ。ほんとうにおじいちゃんになったもんである。

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