何度も再放送している田中陽希君のグレートトラバースは、このところ俄然興味ももちはじめた日高山脈縦走がいよいよはじまる。残雪が残るところをテントを張りながらの縦走となるらしい。これはとても楽しみ。
特に用事はないので、前から見たいと思っていた市民体育館前にある高橋英吉の潮音像を見に行く。高台にあるので、遠くみたら蔵王とか泉ヶ岳が見える。これはいままで気づかなかった。今日もいい天気、そしてめちゃめちゃ暖かい。
潮音像のレプリカをぐるぐる周りながら見る。彫刻はこうやって見れるのがいい。こうしたたくましい力感あふれる海の男たちを彫りながら、観音像など宗教じみたものも彫っていたのも英吉、短い人生の中で、描きたいことがたくさんあって、あくまでも彼はなにかをめざし続けていたということなのだとは思う。
図書館に寄ってみる。郷土史コーナーをなんとかしたほうがいいのではないかな・・・
元気市場で、夕食用に牛タンカレーのレトルトとどぶ漬けから揚げを購入。
駅に行く途中で、訓練中の矢本のブルーインパルスを見ることができた。
仙台駅のかつて名掛丁と呼ばれたところで立ち食いそばを食べて、初恋通りと呼ばれている(藤村がこのあたりに下宿していたらしい)ところで、昨日取材先でいただいたいちご大福を食べる。このあたりにはX橋もあったという看板。
懐かしいなあ。当時はかなりいかがわしいところだったことを思い出す。
仙台で、ずっと見たかった「コンパーメントNo.6」を見る。フィンランド映画なのだが、全編ロシア語。久しぶりでロシア語、しかも舞台もサンクトやムルマンスクなどロシアが舞台の映画を見た。モスクワからムルマンスクまでの汽車が舞台ということで、モスクワ-サンクト、モスクワ-キエフで乗った汽車で過ごしたことを思い出す。あの二人乗りのコンパーメントにはドラマがある。映画の中の女の車掌さんがとても存在感があった。ヒロインが乗り合わせたああいう粗野だけど、なんかしらないが底抜けに親切なロシア人っているよなとつくづく思う。彼にとって女性となにか恋仲になるとかいうことが大事なのではなく、なにか役にたちたいという思い、それがなにより大事だった。それがとてもよく描かれていた。こうしたコンパーメントの個室をメインに汽車を舞台にして映画をつくるのはたいしたものだと思う。駅前の初めて入った映画館だが、スクリーンがやけに横に広いのにちょっと驚く。
エンドロールを全部見ず、駅前から鶴が丘ニュータウン行きの直行バスになんとか間に合った。
雪もなく、17時だというのにまだ明るいなか、自宅に到着。
おふくろはかわりないようでほっとする。今日は酒も飲まず、カレーの簡単な夕食。テレビのニュースで追廻の最後に残った一軒が取り壊されたことを知る。4月には大きく生まれ変わることになるらしい。
とにかく疲れた、風呂に入って、21時過ぎに就寝。