南部市場までウォーキング。いつもの八百屋で担当の朝飯用の野菜を購入。
戻って野菜を冷蔵庫にいれて、買い物用リックサックを玄関のフックにかけようと思ったときに、中に見覚えのある白い封筒が入っているのに気づく。もしやと思って取り出すと、それはATMで忘れたものと思い込んでいた20万近く入っていた石巻学の売り上げと通帳だった。思わず「あった!」と叫び声。何故リックの中に入っていたのか、しかもこの買い物用リックはあれから何度かつかっている。しかしそうんなことはどうでもいい、諦めていたものが出てきたのである。こんなうれしいことはない。
妻に報告すると、首をがっくり落として、またかというような表情をされる。もっともだろう、後始末してねとも。
12時前に家を出て、この売り上げを石巻学専用の口座に入金。23万3千円もあった。これはほんとうにうれしい。良かった。
韓国食品屋でチャパグリをつくってもらおうということで、久しぶりのチャパティとノグリを購入、李さんの台所でユッケジャン定食を食べて、図書館で本の返却。昨日見つけたナジェージダ号の世界一周本の日本のところをコピー。ブルクで韓国映画「PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ」を見る。1933年の京城を舞台にした朝鮮総督府に潜んだ抗日スパイ・テロ組織の話というだけで、これは絶対に見なくてはと思ったのだが、前半はにもこのスパイは誰かをあぶりだすために容疑者たちをかつてホテルだった館に集めて、テロ組織壊滅をはかる警備部長の取り調べを受けるという密室劇になっていたのにちょっと意表をつかれた感じ。やるなと思ったが、ここで容疑者のひとりが殺されてから、チャラ女だったるりこちゃんと呼ばれた女が、警部部長に反撃を試みてからは、もうアクションの連続、息つくひまもなく、最後まで突っ走る圧巻のアクション映画であった。こうした映画をつくらせたら韓国映画がもはや、ハリウッドなんかを数段上回っている。主人公の女性ふたりの役者さんが超かっこいい。チャラ女を演じるのはあのパラサイトの妹を演じた女優さん、パーフェクトドライバーもカッコ良かったが、これもめちゃかっこ良かった。いつのまにかふたりにやってしまえなどと心の中で応援していた。
冒頭のスパイたちが連絡場にしていた映画館のシーンで上映されていた映画がデートリッヒの「上海特急」で、いかにも1930年代という雰囲気をだしていた。最後に村山がとどめを刺された劇場のシーンで、幕に銃弾が通過して光線が交差するのも素敵だった。映画はこうでないとな・・・
帰りは桜木町駅前から敬老パスをつかってバスを乗り継いで帰宅。すっかりバス利用がなじんできた。
それにしても売り上げが戻ってきて、ほんとうに良かった。