デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

あった!

2023-11-30 05:44:04 | デラシネ日誌
南部市場までウォーキング。いつもの八百屋で担当の朝飯用の野菜を購入。
戻って野菜を冷蔵庫にいれて、買い物用リックサックを玄関のフックにかけようと思ったときに、中に見覚えのある白い封筒が入っているのに気づく。もしやと思って取り出すと、それはATMで忘れたものと思い込んでいた20万近く入っていた石巻学の売り上げと通帳だった。思わず「あった!」と叫び声。何故リックの中に入っていたのか、しかもこの買い物用リックはあれから何度かつかっている。しかしそうんなことはどうでもいい、諦めていたものが出てきたのである。こんなうれしいことはない。
妻に報告すると、首をがっくり落として、またかというような表情をされる。もっともだろう、後始末してねとも。
12時前に家を出て、この売り上げを石巻学専用の口座に入金。23万3千円もあった。これはほんとうにうれしい。良かった。
韓国食品屋でチャパグリをつくってもらおうということで、久しぶりのチャパティとノグリを購入、李さんの台所でユッケジャン定食を食べて、図書館で本の返却。昨日見つけたナジェージダ号の世界一周本の日本のところをコピー。ブルクで韓国映画「PHANTOM/ユリョンと呼ばれたスパイ」を見る。1933年の京城を舞台にした朝鮮総督府に潜んだ抗日スパイ・テロ組織の話というだけで、これは絶対に見なくてはと思ったのだが、前半はにもこのスパイは誰かをあぶりだすために容疑者たちをかつてホテルだった館に集めて、テロ組織壊滅をはかる警備部長の取り調べを受けるという密室劇になっていたのにちょっと意表をつかれた感じ。やるなと思ったが、ここで容疑者のひとりが殺されてから、チャラ女だったるりこちゃんと呼ばれた女が、警部部長に反撃を試みてからは、もうアクションの連続、息つくひまもなく、最後まで突っ走る圧巻のアクション映画であった。こうした映画をつくらせたら韓国映画がもはや、ハリウッドなんかを数段上回っている。主人公の女性ふたりの役者さんが超かっこいい。チャラ女を演じるのはあのパラサイトの妹を演じた女優さん、パーフェクトドライバーもカッコ良かったが、これもめちゃかっこ良かった。いつのまにかふたりにやってしまえなどと心の中で応援していた。
冒頭のスパイたちが連絡場にしていた映画館のシーンで上映されていた映画がデートリッヒの「上海特急」で、いかにも1930年代という雰囲気をだしていた。最後に村山がとどめを刺された劇場のシーンで、幕に銃弾が通過して光線が交差するのも素敵だった。映画はこうでないとな・・・
帰りは桜木町駅前から敬老パスをつかってバスを乗り継いで帰宅。すっかりバス利用がなじんできた。
それにしても売り上げが戻ってきて、ほんとうに良かった。
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幕末の海防戦略

2023-11-29 16:07:46 | 買った本・読んだ本
書名 「幕末の海防戦略  異国船を隔離せよ」
著者 上白石実  出版社 吉川弘文館  出版年 2011

幕末の海防についての本で、しかもロシア船来航がどれだけ幕府の政策に大きな影響を与えたかということを詳述した本にも関わらず、基本的というかもっとも大事な名前の表記に間違いがあり、その他にも誤解を与える記述があるという、近代稀に見るひどい本だったので、メモとして残しておく。
まずリコルドをニコルドとしていること
レザーノフが連れてきた漂流民を光太夫としていること
著者も著者だが、歴史専門出版社の吉川弘文館ともあるものが、こんな基本的な間違いを校正できなかったというのはいかがなものだろうか。
それと気になったのは、
レザーノフの長崎来航について、ナデジダ号とネヴァ号を率いたレザノフが、長崎に来航したとあるが、これだとネヴァ号も来航したように受けとめられかねないのでは
また梅が崎という土蔵に士官を収容したとあるが、土蔵という表現はいかがなものであろう。中国の荷物を置く倉庫のところにつくった仮家であり、家屋であったはずだ。梅が崎の仮宿舎について土蔵という表現をいままで見たことがない。
とにかくこのようなひどい間違いをしていた本だったので、途中で読むのをやめてしまった。
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異常なし

2023-11-29 05:17:18 | デラシネ日誌
久しぶりに杉田公園まで歩く。昨日十六夜だった月の残照が空にぽっかり浮かんでいた。午前中に石巻かほくの連載の2回分をアップして、送付。データーがなく、どうなるかと思ったが、早稲田の授業のパワポと同じように書いたばかりで残っていた記憶をたどりながら完成できた。
読書カードも追加ということで、最近読んだ本のメモをとる。データー消失かもという事態のなかで、嘆いてばかりいないで、現状のなかでどうするかということを第一に考えてやっていくしかない。
石巻かほくの連載の図版に使おうと思って、本棚からナジェージダの世界一周関係の本をとりだしているうちに、まだ中身をチェックしていなかった一冊をめくりながら、これを読んだら面白いかもしれないということに気づく。また調べる用事を増やしてしまったが、これは気になるので、まずは明日コピーをとって、時間をつくって読みたい。
連載の3回分の骨格をつくり、来週の早稲田の授業で使いたい映画をピックアップ。いままでとは違う切り口で映画とサーカスが語れるような気がしている。もう少し前に気づけば良かった。このテーマはプラスワンでも使えるかもしれない。
何度もデーター復旧を依頼している会社からメールが来てないかチェックするが、来ず。
そしてやっと夕方18時過ぎに、連絡が。どきどきして文をたどっていくと、なんと初期診断で異常がないということが確認されたとのこと。したがってデーターもまったく損傷していないので、返却するとのこと。保証期間ではなかったのだが、無償とのこと。おもわず良かったと歓声をあげる。戻ってきてパソコンに設置しないうちは安心はできないが、とにかくデーターは消えていないことは確認できて、ほんとうにほっとする。
こんなことがもう二度と起こらないように、データーのバックアップ、そして早期の新パソコンへの移行作業を進めていかないといけない。それにしてもあのカチカチという異音は何だったのだろう。USBの受け口を変えてみたかとか、他のパソコンに設置してみたかというコメントがあった。もしかしたらちょっと時間を置いて、装着したら問題なかったのかもしれない。
20万円の売り上げ紛失事件から続いているチョンボシリーズ、今回の件が一番自分としてはダメージが強かったので、ほんとうにデーターが残っていて良かったと思うし、妻が言っていたようにリセットしなければならない。まず合い言葉は丁寧に、後回しにせず、自分を信じないこと。
かつおの刺身とアジフライで一杯やりながら、「英雄たちの選択」を見る。家康の終活がテーマだが、このキーパーソンは政宗。妻ともしかしたら伊達政宗ってたいした人物だったのではないかという話になる。今日のゲストは平川さん、平川さんの伊達政宗論が軸になっていた。
話は先日古文書講座の話と妻が受けたユーラシア文化会館での講座の話に。話しているうちに古文書講座を出発点に、どうこれから自習していくか真剣に考えていかないと思うようになる。

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早稲田講義初日

2023-11-28 05:28:49 | デラシネ日誌
今日はウォーキングはなしにして、今日の講義用につくったパワポ原稿の最終チェック。何カ所か訂正してUSBにいれる。妻に言われたように、自分を信用せずに、持っていくものを点検、リックにしまう。
10時西早稲田着。講義は10時40分からなのだが初日ということと、とりたいコピーがあったので早めにした。教員事務所でコピーをとってから教室へ。前の授業がぎりぎりまでやっている。来週からは慌ててくる必要がないようだ。
今年が授業の最後ということもあるが、なんとなく楽しんでやろうという気になっているのか、うきうきしているのを感じる。ただ今年から100分授業になっているので時間配分がもうひとつつかみきれないところがあり、アシスタントのアドバイスもあって途中5分のブレイクタイムをとってみた。今回は毎回やっているロシアアヴァンギャルドとサーカス。ロトチェンコのところの晩年の絵画に戻ったところまでたどりつかず、ちょっと残念だったが、流れとしては20-30年代のサーカス化でロシア文化が沸騰していた時代については十分伝えられたのではないかと思う。
授業が終わって外にでると、昼食タイムということもあり、外は学生で一杯。西早稲田まで歩きながら、ポスト「金の鈴」の店を物色。中華屋というのもありかなということで、洋服の青山の交差点近くにある中華屋に入る。560円のランチは安い、飲み放題食べ放題というコースもあるようだ。予約制がどうかなという気がするが、ひとつの候補かも。
今日は横浜駅で地下鉄に乗り換えて上大岡にでるという新コースにトライ。敬老パス利用。そこそこ混んでいて、客の半分以上は敬老パスを利用していた。上大岡のOKで買い物してから帰宅。
連載の原稿をなんとか明日には出さないといけない。データー復旧の件でまったく連絡がないのが気になる。大いに予想されたことだが、なくなったデーターであっあれもか、ヤバイなというのがどんどん思い出されてくる。そのなかの一つが読書メモ、いままで5000件以上本から抜き書きしていたもの。バックアップをとっていたつもりだっのだが、見当たらず結構凹んでいた。用があって会報とかサーカス学とか石巻学でつかっているdropboxを見ていたら、大野が以前ファイルメーカーのファイルを新しいバージョン用に変換してくれたものがあり、その中に読書メモもあった。もちろん最新版ではないが、それでも4000件以上はある。これはうれしかった。やっと夕方メールがはいり、これから初期診断に入るという。東京センターが混み合っているので名古屋に回されたとのこと。それだけデーターをなくした人がいるということなのかも。
今日は朝も早く、なんとなく疲れた、原稿もなんとか二回分はできそうな感じになったので、21時過ぎには二階の寝室へ。
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番外編7 善六直筆の手紙を求めて4

2023-11-27 14:23:08 | 漂流民を追って~あるくみるきく

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