デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

アドリア海の復讐

2011-12-31 22:35:05 | 買った本・読んだ本
書名 「アドリア海の復讐」上・下
著者 ジュール・ヴェルヌ 訳 金子博  出版社 集英社(集英社文庫) 出版年 1993

今年最後の一冊はヴェルヌ。ヴェルヌ・コレクション12巻の最後の一冊(自分が読んだ)となった。いいですね。血湧き肉躍る冒険譚は。しかも復讐もの、冒頭「モンテクリスト伯」のA・デュマにヴェルヌからのメッセージが掲げられ、それに対する返書も載せられているが、正統派の復讐譚、結果はわかっているのだが、先を読むのがもどかしくなる少年の頃の読書体験が蘇ってくる。
この冒険譚のお決まりの痛快さの他に、楽しませてもらったが舞台となった地中海の都市のかもし出すエキゾチズム。アドリア海の港町トリエステ、シチリア島、マルタ島、後半は北アフリカのセウタ、トリポリなどいままでずっと惹かれてきた町々が次々に登場してくるのも楽しめた。
どれかひとつの町でもいいので、自分の足で歩いてみたいところばかりだ。
そしてなによりも嬉しかったのは、大道芸人のふたり、気が優しい力自慢の太ッちょマティフーと身軽で機転が利く、ペスカードが大活躍してくれることである。特に最後難攻不落の城砦に救出のために、パーチの芸をつかうところには思わず拍手であった。
とりあえずこれで自分にとってヴェルヌ入門編は終了。これが面白かったら次のステップへと思っていたのが、行きたいですね。来年も続けて読んでいきたい。
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会報発送

2011-12-29 19:16:22 | お休み日記
今日は走るのはお休み。まずは昨日到着した会報の発送準備。途中で振替用紙がちょっと足らないのではという感じにちょっと焦る。理事さんや知り合いにはあえて振替用紙は入れず、なんとか封詰め完了。メール便のシールを貼り、石巻と東松島の会員さんには郵送するので切手貼りをして作業完了。
次ぎに部屋に積んである段ボールの山をなんとか片づけたいということで、書斎脇の物置に置いてあったものを整理。よくもまあこんなにも役に立たないものばかりを詰め込んでいたかと思う。どんどん捨てていく。これでいままで段ボールに詰め込んでいたDVD700枚がなんとなく居場所ができた。
上の娘が今日から滞在ということで昼前にとんでもない荷物をひきずって帰ってくる。
昼飯を食べて3階をちょっと整理。明日袋ファイルを整理したらとりあえずは完了という感じだろうか。
いよいよ年末のアルトマン劇場は今日が最終日、今日は「バレエカンパニー」。アルトマンとしては異色の作品といえるかもしれない。ストーリーはほとんどなく作品ができる過程とその上演模様をドキュメンタリータッチで描く。バレエ作品自体はアルトマンが振付したわけではないのだろうが、なかなかみな斬新な発想で面白い!このバレエを見せたかったのではないかと思う。それにしてもこの人のしなやかな感性には驚かされる。
まだまだアルトマンの映像はビデオやDVDで見れることはこの前渋谷のTSUTAYAで見て分かっているので、楽しみは続きそう。
メール便を引き取りにヤマトさんがやって来たのはいいのだが、せっかく番号順にシールを貼ったほずなのに、ダメみたいで、90通全部のシールをチェック。年末の忙しい時に申し訳ないことをした。かなりぶんむくれていた。あれだけ注意してやったのに・・・
上の娘が持ってきたどぶろくを飲みながら鍋。この酒がまた美味い酒。ふたりで一本空ける。
今日はこれでもう何もする気にならず、24時前には就寝。

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家でスカイプ

2011-12-28 22:50:07 | お休み日記
今日はこのところの寒さからくらべるとずいぶん暖かい。いつものようにベイサイドまでジョグ。今日も来ている来ているサックスおじさん。車のトランクをあけていた時に出くわす。驚いたのは鳩のエサが積み込まれていたこと。そして餌付け。なんの意図や企みがあるかはわからない。もしかしたら聖フランチェスコを目指しているのかも。
午後から3階の片づけ。かなり先が見えてきた。とにかく大事なのは捨てることではなく、なにを保管しようとしていたかを確かめること。
アルトマン劇場は「ドクターAと女たち」。ラストが秀抜、ちょっと飛び抜けている。
会報が届く。なんとか明日には発送したいので、その準備。
夜トゥイチーからスカイフ。近況報告とこちらからはお願い。PCに雑音が入り、かなり大声を張りあげてのやりとり。雑音は入るは、自分の声はでかくなるわ、たいへんであった。
時計を見たら、2時であった。

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朗報来る

2011-12-27 22:40:01 | お休み日記
今日も3階に上がって物置小屋の整理。結構ハード。でも少しずつスペースができてきた。
携帯に電話、実はこの電話ずっと待っていたのかもしれない。ほとんどあきらめていたことが、実現に向けて大きく歩みだすことができた。思わずガッツポーズ。こういうのを紆余曲折というのだろうなあ、でも自分は諦めなかった。最終的には、応援する方がいらして、その方の力によって機会を与えてもらうことになったが、諦めなかったのが良かったのだろうと思う。
思えば去年暮れに、NGを食らって、それでもちょうど今頃そのNGをひっくり返そうと、懸命になって書きつづけていた。それでも結局NGのままだったが、違う可能性を追いかけた。今回はとにかく明治のラグビーみたいに前に前にと突進を続けるしかなかった。前に進むことによって活路がひらけたのだと思っている。ほんとうにうれしい!
片づけが一段落ついたところで、今日のアルトマン劇場は「ウェディング」。
アルトマン得意の群像劇。結婚式に集まった人たちの出来事をいくつも重ねていくその手法はアルトマンが最も得意とするところ。ストーリーはないのだが、結婚式というシチュエーションの中で、演じられるなんとも愚かなドラマの数々、この毒気が痛快でもある。厳かな教会での式が映し出されるファーストシーン、花嫁がにっこり笑うところでタイトルバックが消えるのだが、歯に矯正用のワイヤーがかけられている。これ結構衝撃的なファーストシーン。
結婚式披露パーティーが花婿の家の大屋敷で行われるのだが、ここの持ち主でもある病に伏せている花婿の祖母が、突然死んでしまう。これもまたすごい話しである。この死をめぐってなにかドラマが演じられるかと思うと、それよりももっとすごいドラマを列席した人たちは演じていく。いつのまにかこのばあさんの死がどうでもよくなっていく。こうした作り方がいかにもアルトマン的。
映像だとこういう群像劇は自在につくれるのかもしれないが、ノンフィクションという文字の世界でできないだろうか。やれたら凄いのだが。というかやってみたい。
寝る前に今日の朗報を、報告したい人たちにメールを書いておくる。でもほんとうに良かった。

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発見!

2011-12-26 09:40:30 | お休み日記
あちこちで大雪になっているらしい。寒いはずだ。名古屋でも積雪というから、リトルは結構降っているのかもしれない。
今日から休み。それでもチケットは持って帰っているし、提案している企画のことでいろいろやりとりしなくてはならないこともある。携帯をポケットに入れたまま、懸案の3階のもの置き場の整理。とにかくとんでもないことになっている。いらない本を取り除き、本を箱詰めしてと、体力も使うし、いくら片づけても片づかないし、かなり根気のいる作業になりそう。
そんなとき行方不明になっていた「アートタイムス」2号インド魔術がごんそり出てくる。なくなっているわけはないと思ったのだが、良かった。これでまたセット販売もできることになる。デスクの大野に報告。
今日は15時過ぎで片づけは終了。まあ3日ぐらいはかかりそうだ。
先日借りてきたアルトマンの映画を見る。今日は「ザ・プレイヤー」。
ハリウッド映画の制作の裏側を描きつつ、殺人を犯す辣腕プロデューサーと警察のやりとり、さらには殺された男の恋人とプロデューサーの間に生まれる恋うをもサスペンス風に描いていく。圧巻はラスト。なんというある意味どんでん返し。実際はハリウッド的結末なのであろうが、そんなハリウッド風に対する見事なアンチテーゼ。ハリウッドとは対極的なところにいるアルトマンならの見事な切り返しでもある。切れ味の鋭さ、さすがである。
毎年クリスマスになるとプレゼントを贈ってくる方から、今年も心のこもったプレゼントが届く。マンボウのクッション。なんとものんびりとした愛嬌のあるマンボウ君である。おもわず微笑んでしまう。


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