デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

いよいよ稽古の始まり

2013-03-11 09:13:27 | お仕事日誌
全員揃って犬山を出発。かなり寒くなるという予報だったが、太陽があるぶんそれほどでもない。音の編集をしてきたトゥイチーから音源をもらいリハの準備。11時半から順番に固めていく。
今回はオリエンタルなイメージということでトゥイチーに演出を頼んでいる。実際に稽古をするのがこれが初めて、つなぎの部分もあるのだが、音楽をトゥイチーが選んだものでやるので、その合わせがまずある、そしてトルコ人のミュージシャンが入っているのでロシア語ではなく英語で説明しないといけないという問題もある。なかなか大変なリハとなることは十分予想される。
リハのときの定めみたいなものなのだが、待ち時間が長くなる。そうなるといろいろストレスもたまってくる。オリガとバックの稽古の時に、まだ幼いルスランが泣きだして舞台に入ってくる。英語で説明しないといけないということもあって、なかなかスムーズには進まない、そうなるとトゥイチーのイライラがつのってくる。こんなときはこっちは何の手助けもできない、いちばん辛抱がいる日といえるかもしれない。
それでも時にはトルコ人ふたりのぼけぶりに大笑いしたり、アルマーズがトルコ人の生演奏に合わせてトルコ風に踊ったりと、息抜きのようなこともはさみながら、最終バスがでるまで稽古は続いた。
明日はまずはひとつひとつの番組を決めて、音も音のきっかけも、道具の準備、ウィンチの操作など固めたあとに、通しのリハをしようとトゥイチーに提案。彼からすれば通しをまずやって全体のイメージを決めたいということがあるのだろうが、オスマンたちは全部新しい音楽での演技になる、それを納得したうえでないと、通しまでいけないだろう。トゥイチーもこれに同意。練習の順番を決めて、解散となった。
まだまだ全体像は見えてこないが、オリエンタルなイメージはつくれていたと思う。選曲したトゥイチーの才能にあらためて感服、たいしたもんである。トルコ人のふたりもなかなかいい味を出してくれている。アルマーズとのセッションなんか見応えがあった。
木曜まで、リハを重ねていくしかない。
ヨーカー堂で弁当を買って部屋に戻る。今日は部屋にこもって締め切りをすぎている原稿書きに専念。なんとか24時前に完成。一安心。

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