デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

未完の旅路

2006-04-29 18:27:43 | 買った本・読んだ本
書名 新版「未刊の旅路」第一巻~第六巻
著者 大塚有章   出版社 三一書房(三一新書) 出版年 1976年

長谷川濬の関係で古本屋で購入してあったもの。著者の大塚有章は、戦前のバリバリの共産党活動家、義兄は河上肇でもある。共産党が警察の弾圧で壊滅状態に追いこめられていた時に、活動資金を得るために大森の銀行を襲撃、大金を得るのに成功はするのだが、いわゆるスパイMらの裏切りにより、密告され、逮捕され、10年以上刑務所に入れられる。出獄したあと満洲に渡り、満映に入社、ここで長谷川と出会うことになる。戦後も中国に残り、毛沢東思想をたたき込まれ、1956年に帰国する。この未完の旅路という書は、生い立ちから中国から帰国するまでを回想した記録である。まさに波瀾の半生に圧倒される。学生の頃読んで感動した荒畑寒村の自叙伝を思い出した。共産主義自体が、すでにいまではないものにも等しいので、ここまで彼がいわゆる主義に殉じている姿は、ピーンとこないところもある。しかし荒畑の自叙伝と同じように、大塚の生きる姿勢にあるピュアーさがビシビシ伝わってくる。昔は、こういう人がいたのだなあとしみじみ思う。
長谷川を書くために読んだ本だったが、読んでよかったと思う。これを執筆中の大塚のもとに長谷川は訪ねている。おそらくここで長谷川は、まっすぐに生きる姿に勇気を得たのではないだろうか。

満足度 4


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ゴールデンウィーク前夜

2006-04-28 18:14:57 | お仕事日誌
やはり昨日飲みすぎてしまったようだ。完璧二日酔い。いよいよ明日からGWがはじまる。ACCは、六本木ヒルズ、北九州リバーウォーク、明治村、リトルワールドという現場がある。それに西田さんがやっているサーカス学校も、京都、埼玉で公演、例年のことだが、実質休みなし。事務所のなかは、ヒルズにもっていく備品の山。
いろいろ夏以降の企画の話しもあるのだが、GWが終わらないと、クライアントさんの方がじっくりと検討できないということはある。とりあえずはGWを終わらせることだ。
サーカス学校の先生の息子さんのビザの件で、今日は成田の入管に電話。やはり期限を一日でも越えて出国するとオーバーステイということになってしまうらしい。しかたがないか。14時出版社に出かけて新たな企画のご相談。興味はしめしてもらったが、いろいろ難しい問題もある。
カザフのローマに連絡をとりたいのだが、携帯はつながらず。滞在先になっているはずのタシケントのお姉さんの家も、また電話通じず。ただメールでこちらが要求していたものは届く。これが手書き、すごいよなあ。
18時に会社をでて、気功の治療。今日の気功はありがたい。すっかり気持ち良くなった。自分は明日、明後日は休めることになった。今日は早く寝て、久々の休みの日を大事につかおう。

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野毛

2006-04-27 12:40:58 | お仕事日誌
8割方体調も戻り、元気に出社。先日3回転ができるようになったとDVDを送ってきたウクライナのロシアンバーチーム、ボエボダにメール。
福田さんから頼まれていた歌声食堂のアコーディオン弾きを探す。はぢめちゃんがいいかと思ったのだが、残念ながらこの日はNG。前回やってもらったMさんに連絡をつける。喜んでとのこと。これで一安心。先生に頼まれた息子さんの査証延長の件に関して、入管に電話。いろいろ事情を説明したがやはり延長はできないこと。先生に電話して結果を伝える。腑に落ちないようだったが、あきらめてはくれた。
18時会社を出て、野毛へ。慶応の学生のY君とデスクの大野の三人で、「アートタイムス」の打合せ。閉店間際に、福田さんも加わる。ヒンズーロープのマジックの件で話しがもりあがる。
いつものように「波の上」へ流れる。日ノ出町から最終に乗って帰宅。


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伝統奇術「手妻」呉服座公演

2006-04-27 12:24:31 | 観覧案内板
公演名 明治村ゴールデンウィーク特別公演 伝統奇術「手妻」呉服座公演
公演期間 5月3日(水)~5月7日(日)
       13時半・18時半(各回45分公演)
会場 博物館明治村呉服座
出演  東京イリュージョン(藤山新太郎、藤山すみれ、晃太郎、和田奈月ほか)
入場料 当日 高校生以上 1000円 小学・中学生 500円
問い合わせ (0568) 67-0314
http://www.meijimura.com/what's_new/new-210-1.html

江戸の芝居小屋の雰囲気がそのまま残る呉服座で、本物の江戸手妻が見れるということで、昨年大評判になった藤山新太郎率いる東京イリュージョンが、さらにグレードアップしての再演。「水芸」、「蝶のたわむれ」などまさに江戸手妻の至芸を、芝居小屋でじんくりと楽しめるという贅沢な公演です。
去年も見ましたが、この小屋で演ずるのが夢だったという藤山新太郎の熱気が伝わってくる素晴らしい公演でした。この手妻公演とリトルのキューバサーカスを合わせてみるつもりで、遠出する価値は十分あります。

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ワールドストリートパフォーマンスフェスティバル

2006-04-27 12:08:13 | 観覧案内板
公演名 ワールドストリートパフォーマンス
期間  5月2日(火)-5月7日(日)
場所  六本木ヒルズ
問い合わせ 六本木ヒルズインフォメーション 03-6406-6000
出演  キューバ国立サーカス(ロシアンバー・シーソーアクロバット他)、ジュロ(ポールバランスアクロバット)、ユニティ・プロダクション(彫刻パフォーマンス)、キネティックシアター(かたつむり回遊パフォーマンス)、バーバラ村田(マイムダンス)、山本光洋(パントマイム)、UN-PA(ロービングパフォーマンス)他

恒例になったヒルズのパフォーマンス。今年も楽しみ満載。キューバサーカスのメンバー9人による本格的なアクロバットは見応えあり。「レ・クザン」のメンバーのひとりジュロが、高さ9メートルのポールの上でバランスをとるという技を見せてくれるのも楽しみ。ロービングものではキネティック、ユニティも初来日ではないが、いずれも新しいネタを見せてくれることになっている。特にキネティックのミリアムのかたつむりは視覚的にもとても面白そう。
去年の夏カバレットアリーナでも活躍した山本光洋、バーバラ村田もまたヒルズに戻ってきます。さらにはUN-PAのロービングと、今年はフェスティバルという名がついているように、今年はじっくり見れるようになっています。


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