
石巻学をやっと読み終えました。毎年このようにテーマを決め、ずっしりとした本を出されるエネルギーに敬服しております。
まず本を手に取った時に、美しい表紙にしばらく見とれました。いつもいい写真と、すばらしい装丁が楽しみなのです。効果的に使われているマーブル紙のデザインもとても好きです。大島さんがよくタッグを組まれる西山さんという方なのですね。
巻頭の大島さんによる岡田劇場の菅原さんのインタビューは貴重で、石巻に住む芝居好きな方々には興味深い内容だったことと思います。由利徹さんを始め、いろんな方が影響を受けたんですね。大島さんの「岡田劇場物語」の中の「天国」に繋がっていくのだなと感じました。 由利徹さんは私も小さい頃テレビで見た記憶がありますが、森繁久彌さんとのからみが書かれていたり、「ムーランルージュ」という名前だけは聞いたことがあったので楽しく読みました。以前由利さんを連載されていた澤田さんが読まれたらどんなご感想だったでしょうか。
三國裕子さんは石巻の演劇を語る際のシンボルのような存在の方なんですね。
新井純さんとは同世代の方でしょうか。しなやかで自由で強くて優しい方ですね。
先日のひとり芝居、近くだったら見てみたかったです。
八木さんの書かれた神楽のお話は、記者の目線と神楽の当事者の方に一線を引き、畏敬の念を持って謙虚に書かれた中に情熱を感じました。表紙の写真がとてもいいですね。久野さんは何度も登場され、石巻の演劇人のことを紹介して下さって、こぼれ話もおもしろく拝見しました。ユニークな俳優さんがたくさんおられるんですね。「シアターキネマティカ」は、この夏オープンしたのでしょうか。震災を越え、コロナは致命的とならなかったという、柔軟で若く
頼もしい彼らの今後が楽しみですね。 石巻学のメンバーの方々が書かれている連載もどれもおもしろくて、この本にかける愛情を感じていつも読んでいます。
千葉さんの文章を最後に読んで、ほっとするような温かい気持ちになりました。
お父様はいい方と巡り合われたんですね。この目で石巻を見たいという気持ちがますます湧いてきました。(九州から匿名希望)
まず本を手に取った時に、美しい表紙にしばらく見とれました。いつもいい写真と、すばらしい装丁が楽しみなのです。効果的に使われているマーブル紙のデザインもとても好きです。大島さんがよくタッグを組まれる西山さんという方なのですね。
巻頭の大島さんによる岡田劇場の菅原さんのインタビューは貴重で、石巻に住む芝居好きな方々には興味深い内容だったことと思います。由利徹さんを始め、いろんな方が影響を受けたんですね。大島さんの「岡田劇場物語」の中の「天国」に繋がっていくのだなと感じました。 由利徹さんは私も小さい頃テレビで見た記憶がありますが、森繁久彌さんとのからみが書かれていたり、「ムーランルージュ」という名前だけは聞いたことがあったので楽しく読みました。以前由利さんを連載されていた澤田さんが読まれたらどんなご感想だったでしょうか。
三國裕子さんは石巻の演劇を語る際のシンボルのような存在の方なんですね。
新井純さんとは同世代の方でしょうか。しなやかで自由で強くて優しい方ですね。
先日のひとり芝居、近くだったら見てみたかったです。
八木さんの書かれた神楽のお話は、記者の目線と神楽の当事者の方に一線を引き、畏敬の念を持って謙虚に書かれた中に情熱を感じました。表紙の写真がとてもいいですね。久野さんは何度も登場され、石巻の演劇人のことを紹介して下さって、こぼれ話もおもしろく拝見しました。ユニークな俳優さんがたくさんおられるんですね。「シアターキネマティカ」は、この夏オープンしたのでしょうか。震災を越え、コロナは致命的とならなかったという、柔軟で若く
頼もしい彼らの今後が楽しみですね。 石巻学のメンバーの方々が書かれている連載もどれもおもしろくて、この本にかける愛情を感じていつも読んでいます。
千葉さんの文章を最後に読んで、ほっとするような温かい気持ちになりました。
お父様はいい方と巡り合われたんですね。この目で石巻を見たいという気持ちがますます湧いてきました。(九州から匿名希望)
「石巻学」7号に「介護現場で聞いた三陸の文化」を寄稿していただい千葉祥裕さんからの感想メールが届きました。貴重な証言が含まれていましたので、掲載させていただきます。
なお千葉さんは、去年亡くなった父のケアーマネージャーをしていただいた方で、父が最期まで信頼、頼っていた方でした。
一気読みしてしまいました。 自分が書いた文章が本に載るってのは何とも不思議な感じでありました。 「暮らしと共にある生きた芸能」八木良憲 氏 「東北演劇の原点」八巻寿文 氏 こちらの寄稿は特に興味深く読ませて頂きました。
小学生のころ地元の集落で「鳥舞」という神楽があり、後継者がいないということで祖父を通じて強制的に 習わせられたことを思い出しました。 先代はかなり高齢で、後継者がいないということで知人の祖父に頼んだようです。 私にとってはその舞の意味はまったく分からず、ただ先代が行う動きを真似するのが精いっぱいでありました。 偏屈で口数も少なく、間違うと竹の棒で手を叩く人だったので本当に大嫌いで子供ながらに「早く死なねぇかな 」と思っていたのですが、教えて貰って2年も経たないうちに本当に亡くなってしまい、中途半端な継承のまま 途絶えてしまうという結果となってしまいました。 先代がよく言っていたのは、「神様になった気持ちでやれ」という言葉でした。 自分が演じる役は「神」であるからこう言っていたのでしょうね。 地元の小さな神社で舞うのはもちろん、田植え前、稲刈りのあとには田んぼの側でも踊らされました。 夏のあたりには、「虫・・」ナントカって害虫が出ないようにと各所に行き踊りました。 子供が踊るので「おひねり」が貰えますので、それはとっても嬉しかったのを憶えています。
大人になり、民俗学的なコアな知識欲も出てきて、今となれば祈りや踊りの意味、背景なども理解するようにな り途中で終わってしまったこと、技術どころか集落の歴史の一部が途絶えてしまったことの当事者になってしまっ たことが残念でなりません。
石巻の劇場・芝居の歴史もこれまで全く知らないことでした。 介護で関わった高齢者から、戦後の闇市やそれに付属して行われていた大衆演劇のことを話して貰ったことも思 い出します。
小学生のころ地元の集落で「鳥舞」という神楽があり、後継者がいないということで祖父を通じて強制的に 習わせられたことを思い出しました。 先代はかなり高齢で、後継者がいないということで知人の祖父に頼んだようです。 私にとってはその舞の意味はまったく分からず、ただ先代が行う動きを真似するのが精いっぱいでありました。 偏屈で口数も少なく、間違うと竹の棒で手を叩く人だったので本当に大嫌いで子供ながらに「早く死なねぇかな 」と思っていたのですが、教えて貰って2年も経たないうちに本当に亡くなってしまい、中途半端な継承のまま 途絶えてしまうという結果となってしまいました。 先代がよく言っていたのは、「神様になった気持ちでやれ」という言葉でした。 自分が演じる役は「神」であるからこう言っていたのでしょうね。 地元の小さな神社で舞うのはもちろん、田植え前、稲刈りのあとには田んぼの側でも踊らされました。 夏のあたりには、「虫・・」ナントカって害虫が出ないようにと各所に行き踊りました。 子供が踊るので「おひねり」が貰えますので、それはとっても嬉しかったのを憶えています。
大人になり、民俗学的なコアな知識欲も出てきて、今となれば祈りや踊りの意味、背景なども理解するようにな り途中で終わってしまったこと、技術どころか集落の歴史の一部が途絶えてしまったことの当事者になってしまっ たことが残念でなりません。
石巻の劇場・芝居の歴史もこれまで全く知らないことでした。 介護で関わった高齢者から、戦後の闇市やそれに付属して行われていた大衆演劇のことを話して貰ったことも思 い出します。
戦地から復員したが家族は空襲で全員亡くなり、住む家や定職も無く自暴自棄になってヒロポン中毒になった 男性。
自分の家族が殺され、憎い敵ではあるけれど生活のために進駐軍のタイピストとして働いていた女性。
自分の体を売り物にせざるを得なかった女性。
歳を取り、介護が必要となって施設に入られた方々。こうしたダークな話はご家族には言えなくても私たちには 結構話してくれます。現代では想像もつかない戦後直後の苦労の中、美空ひばりや大衆演劇はとても楽しみで、力になったそうです 。
あるお婆さんは、自分の悪口を言われても怒らないが、美空ひばりの悪口だけは絶対に許さないと言っていまし たね。歌や芸能は心を修繕し、前に向かう力になるようです。
長々と長文失礼しました。 古い文化はどう頑張っても途絶える時は途絶えてしまうものだと思っています。 これはもう致し方ないことですが、こうした「記憶・記録」を残すことって大事なことですね。 YouTubeをよく見るのですが、それこそ古い昔の風土や風習が動画として上げられています。 以前からは考えられないことで、もしかしてこの技術・ハードは昔のことを現代の私らに身近にさせてくれるツ ールなのかも知れません。
あるお婆さんは、自分の悪口を言われても怒らないが、美空ひばりの悪口だけは絶対に許さないと言っていまし たね。歌や芸能は心を修繕し、前に向かう力になるようです。
長々と長文失礼しました。 古い文化はどう頑張っても途絶える時は途絶えてしまうものだと思っています。 これはもう致し方ないことですが、こうした「記憶・記録」を残すことって大事なことですね。 YouTubeをよく見るのですが、それこそ古い昔の風土や風習が動画として上げられています。 以前からは考えられないことで、もしかしてこの技術・ハードは昔のことを現代の私らに身近にさせてくれるツ ールなのかも知れません。