デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

金の糸

2022-05-31 10:10:16 | デラシネ日誌
小雨のなかウォーキングに出かけようと一端外に出たが、今日はやめとく。
もろもろやらなければならないことがある。まずは取材テープを聞き直して、メモをとる。
10時半家を出て、黄金町へ。見ようと思っていたジョージア映画「金の糸」を見る。監督は92才の女性だというが、音楽のせいがあるのかもしれないが、静謐ない佇まいの映画であった。自分の誕生日さえ、まわりの人たちは知らないという取り残された老いのなかにいるヒロインのもとに、不意に訪れる過去、自分を追い詰めたその過去と、懐かしい過去が交錯するなかで、老境のなかで、それとどう折り合いをつけるのか、最後のヒロインの「過去に囚われただけではいけない、また過去を葬ってもいけない、金の糸でつなぎあわせること」というつぶやきがこの映画のすべてをあらわしている。心に染みる映画であった。
先日いただいた参鶏湯を美味しく食べるために、韓国食材店でチャミスル購入。李さんの台所で、今日はスンドゥブ定食。それから図書館に本を返却して、気になる本を借りてから帰宅。
まもなく名古屋へ引っ越しする大野から電話。いろいろスケジュールがわかる。会報、サーカス学、石巻学の制作スケジュールがかなりはっきりしてきた。6月10日まで大きな山場ということになることがわかる。ここまではとにかくやらないと。
夕飯は、参鶏湯、中にはたっぷり朝鮮人参も。なにか栄養の塊を食べている感じになる。
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クラウンパレード in Tokyo 当日パンフ

2022-05-30 18:09:40 | クラウンパレード


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報告 クラウンパレード in Tokyo

2022-05-30 17:15:13 | クラウンパレード
今年初めての真夏日となり、30度を越えるなか、「クラウンパレード in 
Tokyo」が開催されました。たくさんのお客さんが集まり、ほぼ満席の中で、公演が行われました。10組18人のクラウンとミュージシャンが出演、休憩をはさんで2時間半のショーを演じました。素晴らしい公演でした。客席には笑い声が響きわたり、時折手拍子もとられたり、クラウンのおかしな演技に子供たちが声をかけたりと、クラウンの公演らしい暖かい雰囲気で小屋は満たされていました。

会場となった宗禅寺が、この公演のためにチラシを自ら印刷、檀家さんたちにDMで送るなど積極的な動員をはかってくれたこともあり、近隣の人たちが家族や近所の人たちを誘い合って、数多く来場してくれました。東京や横浜でやる公演とは違って、クラウンの演技を初めて見る人たちが多かったのではないかと思います。そしてとても楽しんでくれたようでした。私は開演前に簡単な挨拶をしていたこともあって、公演後たくさんの知らないお客さんから「面白かったよ」と声をかけられました。そのときの笑顔が本当に楽しでいただけたことを物語っていました。これはうれしかった。羽村でやってよかったとつくづく思いました。地域の人たちがこうした場に集って、クラウンという芸があることを知って、楽しんでもらい、「笑いで平和を」という思いをウクライナからひきついでやっているという今回の公演の意義を知ってもらい、その思いを共有できたとしたら、こんなうれしいことはないし、大きな意義があったのではないかと思います。そんな思いは、この日三雲いおりがつくった募金箱に集まった寄付が物語っていると思います。集まった募金は114,460円という大きな金額になりました。ちなみにこの日の売り上げは191000円でした。これらのお金は、コメディアーダ開催のためにつかってもらうためにウクライナに送られることになっています。

参加してくれたクラウンの中には静岡から駆けつけてきた人たちもいましたし、骨折してリハビリ中と杖をついて参加してくれた人もいました。。皆さんノーギャラ、手弁当、交通費も自費というにもかかわらず、すべてのクラウンさんが最後お別れするときに、「こんな素晴らしい企画に出させていただきありがとうございました」と言ってくれたのには、ぐっときました。
それぞれが自分たちの個性を生かしたクラウニングを見せてくれました。音響との合わせをする場当たりも、笑いが絶えない、和気あいあいとしたものでした。公演後もクラウン同士でいろいろ交流もあったようです。やはりこういう場は必要だということも痛感しました。
なにより、一番感じたことは、このイベントがたくさんの人たちの協力で、出来上がり、そして成功裏に終えることができたということです。
クラウンたちに声をかけ、構成や進行を担当してくれた三雲君、三雲君と同じくコメディアーダに参加したなななは、来場した人たちにオデッサで開かれているこのフェスティバルのことを知ってもらいたいと展示コーナーをつくってくれました。

石巻のライブハウス「La strada」の相澤ご夫妻は、水族館劇場を見に来たついでにこの公演も見るつもりだったのを、私から思い切り振られた音響とビデオ撮影という大役を果たしてもらいました。三雲君がコメディアーダというフェスティバルを日本でも知ってもらいたいということではじめた石川町コメディアーダ(横浜市)のスタッフの山村祐子さんは、受付業務を担当、かつて私が勤務していたACCではチケット予約をすべて管理してくれました。みなさんまさに手弁当で、今回の公演を成功に導いてくれました。そしてなによりもこの会場を提供してくれた宗禅寺には大変お世話になりました。高井住職の発案で、公演後は近隣をパレードしたのですが、この時は住職自らが先頭にたち、托鉢を呼びかけてくれました。そのためもあってこのパレードでかなりの募金を集めることができました。

なによりうれしかったのは、水族館劇場が、台本が完成しないために一週間延びた初演の幕をあけたばかりで、忙しい最中に、自分たちがつくった舞台を提供してくれただけでなく、わざわざこの日の公演のためにClown parade in Tokyoの看板までつくってくれたことです。


たくさんの人たちでできた公演、それは「笑いで平和を」という思いで結びついたからではないかと思います。
この公演でクラウンパレードの行進は、ひとつ大きな橋を渡ることができたのではないかと思っています。この橋は「笑いで平和を」という思いを抱いた人たちが力を合わせて架けたものです。本当の平和がくるまで、行進はまだ続きます。


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アジア編 モンゴル・ウランバートル4

2022-05-30 15:07:47 | サーカス世界漫遊記

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余韻

2022-05-30 06:08:50 | デラシネ日誌
ベイサイドまでウォーキング。前日はウォーキングもしていないのだが、公演会場付近をそこそこ歩いていたのだろう。あんまり感じたことはないのだが、歩きながら疲労感を感じてしまった。
それにしても終わってほっとする。昨日公演と後片付けが終わり、三雲君たちは羽村駅で軽く一杯ということになったみたいだが、とても自分は付き合うことはできなかった。あそこで一杯飲んだらまちがいなく帰りたくなくなるはずだった。というかそのまま寝てしまうのではないかと思う。なにもしたわけではないが、終わってほんとうにホットした。
今日はまずこの報告をすること。フェイスブックとブログの中で、収益金や募金の金額も含めて報告。お世話になったACCにも報告。こうした報告文を作成していると、いかにみんなの力を借りて、実現できた企画だったことを痛感する。公演間近におろおろするようなところがあったが(現場を離れてしまうとこうなってしまうのだろうか)、その時々でみんなが手をさしのべてくれて、ピンチを救ってくれた。なんとかウクライナに笑いを届けたいという思いをこうして協力してくれた人たちと共有できた喜びが一番大きいかもしれない。
血圧計が壊れてしまったが、まちがいなく血圧は正常値に戻っていると思う。
フェイスブックにもマスキ劇場の支配人ボリスや、知り合いのウクライナ人たちが、反応してくれているのもうれしかった。一番楽しみにしているクリューコフとデリーエフには直接明日にでもメールと写真を送りたいと思う。
クラウンパレードの準備で置き去りされていたことが山積みになっている。まずはサーカス学会の総会の準備、決算について会計さんと打ち合わせ、なんとなくケリがついたような感じ。「石巻学」の戻ってきた原稿を入稿。まだまだいろいろやることはあるが、拙速はいつも躓きのもと、ひとつひとつじっくりやることである。

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