デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

原稿書き

2018-04-30 17:13:20 | デラシネ日誌
今日は一日家でお休みできる貴重な日。
今日中に出したいと思っている浜空についての原稿を書くためにも、気持ちを高めようということで浜空碑の掃除。二週間ぶりになる。気持ちを入れて掃除した。
家に戻って朝飯を食べてからは原稿書きに専念。二章分書きたかったがやはり無理だった。でも峠は越えたと思う。さすがに一日中原稿書きをやっていると疲れる。23時過ぎに酒も飲まずに就寝。

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一箱古本市

2018-04-29 14:23:46 | デラシネ日誌
いい天気になりそうでなにより、キャリーケースそこそこ重たくなった。家から階段までの桜道の坂がめちゃめちゃきつかった。千駄木から団子坂大丈夫かな?東銀座乗り換えで千駄木へ。団子坂はたいしたことなかった。今日の場所は森鴎外記念館、とてもいい場所にあたったようだ。場所決めが終わって、準備開始。他の店はいろいろ工夫をこらしているが、うちは本当に段ボールひとつに本を並べるだけ。素朴なものである。奥さんは近くのパン屋に昼飯を買いにいく。11時販売開始。1時間ほどはまったく売れず、というか近寄るひともいなかった、どうなるかと思ったが、知り合いの人が来てくれて、一冊うれてからはちょっとずつ賑わってくる。今回は満州ものを集めたが、売れるかなと半信半疑でもってきた分厚い満州文化の史料集のような本売れたのはうれしかった。買った方はなんでも植民地文化を研究しているひとのようで、とても喜んでいた。読んで喜んでもらえる人に買ってもらえたのが一番嬉しい、なんだかんだと25冊ほど売れる。持ってきたパンフ「満州国演義をこう読んだ」も21部ほどはけた。知り合いの方も5人ほどきてくれた。購入してもらえなくても久しぶり話ができて良かった。
終わってからいま開催中の「旅する鴎外展」を見る。なかなか充実した展示だった。
一箱古本市の我が家の恒例行事。家族そろっての食事会は以前坂本頼光さんから聞いた谷中のうなぎや「やまぎし」へ。長女と千駄木駅で落ち合って向かう。うな重を頼んだところで、なんと頼光さんが来店。何たる奇遇。落語家さんと一緒だった。お薦めだけあってうな重美味しかった。そして安かった。へろへろでやって来た長女もうなぎを食べてずいぶん元気が出たようだ。なによりである。本がだいぶ売れたので帰りは荷物が少なくなって楽ちんだった。
21時前に帰宅。お疲れさまでした!

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リチャード三世

2018-04-28 14:02:35 | デラシネ日誌
久しぶりに南部市場で買い物。鰹の刺身とぬかずけを購入。
実家にスペアキーを送ろうとして、鍵を見てびっくり。昨日つくったのは、実家の鍵ではなく、会社の鍵だった。なんたることか!
今日からゴールデンウィーク。新横浜駅は出かける人で一杯。指定をとっておいてもらって正解だった。静岡から在来線に乗って東静岡駅で下車。ここに静岡芸術劇場があるようだ。バスの時間まで少し時間があったのでスーパーコンコルドという大きなビルに行ってみる。スーパーマーケットかと思ったらパチンコ屋だった。コンビニがあったので、サンドウィッチを買って、駅前の広場で食べてから、バスに乗り込む。ほぼ満員。富士山が見える高台に稽古場とスタジオがある。天気がいいから気持ちがいい。ここの稽古場で「リチャード三世」をやるようだ。公演時に配布される案内に「道化師断章」という原稿を書いた。それもあって今日は招待された。原稿を各前に全編ビデオを見たのだが、フランス語でなにを言っているのかまるでわからなかった。今日は字幕がつくとのこと。芝居についてはいつかきちんと劇評を書きたいが、リチャードをクラウンが演じるというのが味噌、それにセットが見世物小屋風で面白かった。自分はそのまま静岡に戻ったが、ほとんどのお客さんは、残り。同じ敷地内にある別のスタジオで別の芝居をみるようだ。
静岡に行く電車が遅れていて、焦る。というのも来るとき見てしまった立ち食いそば屋のチーズそばがどしても食べたかった。とってもらっている新幹線の切符だと、20分の乗り継ぎになった。でも食べたい!
なんとか間に合う。B級グルメの典型とでもいえる癖になりそうな味。
新横浜でスペアキーを作って実家に速達で送る。
18時すぎ帰宅。明日の一箱の準備をしてから就寝。

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ことばの食卓

2018-04-27 11:02:40 | 買った本・読んだ本
書名 「武田百合子全作品集5 ことばの食卓」
著者 武田百合子  出版社 中央公論社  出版年 1995

このエッセイ集に収められている半分は回想ものである。少女時代の小さな出来事を精緻に書き込んでいる。どれもが忘れられないことで、身体に染みついたものだからこれだけ精緻に書けるのだろうと思う。この作品集にもまたサーカスを見たときの思い出が書き留められている。後楽園でやったアメリカン大サーカスの公演である。前に自分がつとめていた会社が初めて海外もののサーカスをやって、その二年ぐらいあとにやったサーカスではないかと思う。なにかサーカスで武田百合子とはつながっているような気がする。この観覧記もお見事。サーカスをしっかり楽しんだ人の感想である。他にどんなサーカスを見ていたのか気になる。
自分でも一番気に入っているという「枇杷」というエッセイ。武田泰淳がしゃぶるように枇杷を食べる姿が彷彿としてくる。いまは枇杷の季節。なんだか枇杷が食べたくなってきた。


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サーカス学ゼミ

2018-04-27 08:40:38 | デラシネ日誌
今回のサーカス学ゼミは実に面白かった。
最初の発表は、山田しげるさんの【ベルギーの映画監督ジャコ・ヴァン・ドルマル&
ダンサー・ミシェル=アンヌ・ドゥ・メイ】
去年高知で一晩だけの興行となった公演についての報告。先日見た「キュリオス」の演目にもあったが、手を使ったハンドダンスのカンパニーは、映画のセットを使いハンドダンスを演じるというユニークなもの。
黒河内高明さんの報告は、先日行ったパリの報告なのだが、それをさらに広げて、【19世紀末パリのサーカス案内】と題し、当時のサーカス場に集まってきた芸術家のことなどにもふれ、奥行きのある報告となった。こいう報告を積み重ねていくとサーカス学がめざすものが、見えてくるのかも知れない。





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