いい天気になりそうでなにより、キャリーケースそこそこ重たくなった。家から階段までの桜道の坂がめちゃめちゃきつかった。千駄木から団子坂大丈夫かな?東銀座乗り換えで千駄木へ。団子坂はたいしたことなかった。今日の場所は森鴎外記念館、とてもいい場所にあたったようだ。場所決めが終わって、準備開始。他の店はいろいろ工夫をこらしているが、うちは本当に段ボールひとつに本を並べるだけ。素朴なものである。
奥さんは近くのパン屋に昼飯を買いにいく。11時販売開始。1時間ほどはまったく売れず、というか近寄るひともいなかった、どうなるかと思ったが、知り合いの人が来てくれて、一冊うれてからはちょっとずつ賑わってくる。今回は満州ものを集めたが、売れるかなと半信半疑でもってきた分厚い満州文化の史料集のような本売れたのはうれしかった。買った方はなんでも植民地文化を研究しているひとのようで、とても喜んでいた。読んで喜んでもらえる人に買ってもらえたのが一番嬉しい、なんだかんだと25冊ほど売れる。持ってきたパンフ「満州国演義をこう読んだ」も21部ほどはけた。知り合いの方も5人ほどきてくれた。購入してもらえなくても久しぶり話ができて良かった。
終わってからいま開催中の「旅する鴎外展」を見る。なかなか充実した展示だった。
一箱古本市の我が家の恒例行事。家族そろっての食事会は以前坂本頼光さんから聞いた谷中のうなぎや「やまぎし」へ。長女と千駄木駅で落ち合って向かう。うな重を頼んだところで、なんと頼光さんが来店。何たる奇遇。落語家さんと一緒だった。お薦めだけあってうな重美味しかった。そして安かった。へろへろでやって来た長女もうなぎを食べてずいぶん元気が出たようだ。なによりである。本がだいぶ売れたので帰りは荷物が少なくなって楽ちんだった。
21時前に帰宅。お疲れさまでした!