日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
群馬・高崎の「歴史民俗資料館」に行って来ました
先日、群馬・高崎にある「歴史民俗資料館」に行って来ました
春さがしの途中でした
「歴史民俗資料館」は、各地に建てられています
その目的は、遠い昔から自然の中で先人が生活し、残し伝えてきた歴史・文化について、そこに生活する後世の人々に貴重な資料を通じて理解を深めてもらおうと開設されたものです
自然とかかわりの深かった土地の生活を、今に伝わる生活用具や年中行事で紹介されています
群馬・高崎市「歴史民俗資料館」 玄関
「高崎市歴史民俗資料館」は、旧群南村役場の建物を利用して、昭和53年10月1日に開館されたものだそうです
以来、高崎市内を中心に、日々失われつつある民俗資料の収集・保存・研究・展示を行っており、伝統的な文化をより深く理解してもらおうと色々の催事展示をされているようです
訪れたこの日、玄関横のハクモクレンが咲き始めておりました
冨岡製糸の世界文化遺産登録によって脚光を浴びましたが、群馬は全国でも有数の養蚕県として知られています
今、「高崎市歴史民俗資料館」では、平成26年度企画展・蚕の懐古展第三部として、「冬の縁側と養蚕農家」をテーマとして展覧会が催されていました
企画展・「蚕の懐古展」は、平成25年度第一部を開催して以来、26年度夏「夏蚕 なつご」に続く養蚕関連の展覧会だそうです
養蚕は農家の一年通じての生業として大きなウェイトを占めていましたから、農閑期にあたる冬の季節も次期の養蚕のために準備作業が必須でした
このため農家は、日本家屋の大きな特色である「縁側」や「軒下」を冬の手仕事を行う生活の場として、活用してきました
「冬の縁側」と云うテーマ言葉は、実にほのぼの感がありますね!!
農家ではなかったけど、田舎育ちの私にも、少年時代の空気を思いだせてくれます
断って企画展を覗きながら、懐かしい展示品をパチリ!! してきました
見たことあるもの、初めて見たもの色々でした
農耕民族の日本では、稲作、養蚕、ワラ細工が生活の中心でそのための用具が、土地土地の生活暦の中で土地文化を支えてきています
ワラ織り機(ムシロ、俵)とワラ細工品 ( ムシロや俵、草履、畳、等々が見られます )
毛糸の湯のし器 ・・・初めてみました
毛糸編み器(?) ・・・手編みでしか知らなかったけど工業用かな
向かって奥; うどん打ち用器、手前左; バリカン
縄ない機(足踏み式)
バリカンを使って、縁側で母親に頭を買ってもらったっけなぁ~
右上の縄ない機は明治時代のものだそうです
この時代の輸送用梱包紐は、縄全盛でしょうから、日本の産業を引っ張ってきたと云えますね
日本家屋における縁側の構造は、夏には暑さを座敷から遠ざけ、寒い冬には熱の保温効果を上げるための生活の工夫から生まれた空間です
日差しの調節もでき、戸を広く開放すると風通しも良くなり、自然との一体感を確認できます
現在は生活様式の変化によって、縁側がなくなり、軒下の懐もない家屋が増えました・・・この空間は、ロマンの時空をえられるものだったのですがね~
最近、このエコロジーともいえる自然の利用法と省エネの推進により、機能や効果が再び見直され始めているように見られます


昭和30年頃の教室風景が思い出されました
駄菓子屋さんが有ったけなぁ~
小学生の時は一つの机に並んでいました
隣の子は誰だった気な
中学生になって一人付けになった時なんか大人になった感じがしたっけな
駄菓子屋さんに5円玉にぎって行って、飴玉買うのが楽しみだった小学生でした
この企画展(入館無料)は4月5日までだそうですが、終わっても楽しめそうです
行ってみて、ほっとするひと時が得られましたよ