日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
リキュウバイ(=利休梅)の花
産直・花木コーナーの中でちょっとおしゃれな花を見つけました
真っ白な梅の花に似た花が咲くリキュウバイ(利休梅)と云う花名のバラ科ヤナギサクラ属の落葉低木で、中国の中北部が原産です
わが国には明治時代に渡来し、樹高は2~4mになります
漢字で書くと「利休梅」で、茶人・千利休にちなみますが、日本に入ってきたのは、明治時代末で、茶花として広く利用されていたため、そのイメージから名付けられたのではないかと思われます
英米では日本よりも60年近く前に導入・植栽され、日本でも庭木としても広く普及してきています
別名は、バイカシモツケ(梅花下野)とかウメザキウツギ(梅咲き空木)と呼ばれます
色とりどりの花咲く花木コーナーで、ひときわ白が目立った利休梅 ( 赤紫に見えるのは、ミツバツツジの花です )
利休梅は楕円形の葉が互生し、4~5月ごろ枝先の総状花序に花径3~4cmほどの梅に似た白い一重花を咲かせます・・・5弁花です
満開時期でも、豪華さや派手さをあまり感じさせずおとなしく控えめな花で、気品を感じさせます
涼やかな葉と端正な樹形は、庭のシンボルツリーにも適します
植え付けは10~11月と2~3月に行え、寒地には強いので育てやすい感じです
芽吹きと開花が同じくらいで、新緑の葉と白い花の淡いコントラストが春のやわらかい陽光に映えていました
花びらは円形で、つけ根のほうが細くなっています
雄しべがたくさんあり、雌しべの先は5つに裂けています
利休梅の花アップ
利休梅花アップ
利休梅の 花言葉は、「 ひかえめな美しさ 」 、 「 気品 」 です
黄色いモクレンの花ってあるんだ・・・キバナモクレンというそうです
先だって産直の花木コーナーで、黄色いモクレンの花が咲いているのを見つけました
とにかく初めて見ました
名前はキバナモクレンといい、モクレンの園芸品種で、ハクモクレンに似ており、花色は淡い黄色です
園芸品種ですので、意外に色々な品種があるようです・・・金寿、イエローバード、エリザベス、バタフライ、etc
花木コーナーで見かけたのは、マグノリア・エリザベスというキバナモクレンのようです
産直花木コーナーで咲くキバナモクレン
パチリしたキバナモクレン・マグノリア・エリザベスは、マグノリア・アクミナータとハクモクレンの交配種で、耐寒性落葉小高木です
花の感じは、ハクモクレンやコブシに似ています
花径12cmほど、花色は淡黄色・ ハクモクレンの花の内外を黄淡緑色にしたような感じです・・・開花時期は4月上旬~中旬でわりに短期です
小さい内から花をさかせるのですが、木は大きくなりやすく、樹高は3m~5mとなり 庭木や、公園、街路樹として見られるようになってきているそうです
樹性が強く、大変花付きが良いのが特徴で、優雅な芳香を放ち、美しく印象的なので、庭木としてシンボルツリーとして人気がでてきているようです
マグノリア・エリザベスの花アップ ・・・ 優雅な花姿です
キバナモクレンの 花言葉は、「 自然への愛 」、 「 持続性 」 です
購入して庭に植えようかなと考え、ちょっと植える場所を考えています
グミの木に、花咲いていました
桑畑を開墾したような畑が、街はずれにあり、時折( ➝ 月一くらいです)近くまで、散策に行きます
あまり気付かなかったのですが、畑の隅に、グミの木が植わっており、花が咲いているのを見つけました
グミ(茱萸、胡頽子)は、グミ科グミ属(学名:Elaeagnus)の植物の総称で、果実は食用になりますが、畑に植えてあるのは初めてみました
勝手に野山の植物だと思っていたし、果実としてちょっとバカにしてました
グミは常緑または落葉の低木で( ➝ つる性のものもある)、耐陰性(➝耐寒性は弱い)があります
根にフランキア属の放線菌が共生し窒素固定を行うので、やせた土地にも育つ逞しさがあるようで、開墾地などには合うのですね
畑に植わったグミの木 ・・・ 奥の畑は桑畑です ・・・最近は桑畑は珍しいです
グミの葉は互生し、葉裏は鱗毛に覆われた銀白色をしています
葉先は鋭三角形状の広楕円形で、幅3cm前後、長さ8cm前後で、葉の縁はやや波打ちますが全縁(➝葉の縁のギザギザはない)になっています
茎にはちょっとチクチクした棘があります
前年枝の節から伸びた新梢に春(4~5月)に葉のわきに筒状の花が下向きに咲きます
花は両性または単性、がくは黄色で筒状、先が4裂し、雄しべが4本あり、花弁はありません
グミは何種類かあるようで、春に実の熟す「マルバグミ」、7月に熟す「トウグミ」、夏の終わりから秋に熟す「ナツグミ」、7~9月に熟す「マメグミ」、9~10月に熟す「アキグミ」などです
四季を通じてグミは実がなるようです
畑のグミは何というグミなのでしょう
今の時期、花が咲くので、「トウグミ」か「ナツグミ」だと思われます
グミの花は開花後、ガク筒の基部が果実を包んで肥厚し核果様になります
果実の形は小さいサクランボに似て楕円形で赤く熟し、渋みと酸味、かすかな甘味があって食べられます
リコピンを多く含み、種によってはタンニンを含むため、渋みが強いです
葉腋から吊り下がって咲く グミの花
葉の脇に淡い黄褐色の花を1~3輪吊り下って咲きます
花径は1cmくらい、ガク筒は円筒形です
グミの花のアップです
グミの 花言葉は、「 野性美 」、 「 用心深い 」 です
この花言葉はどこから出てきたのでしょう
花言葉の「野性美」は、赤く色づいて鈴なりにぶら下がる細長い実の野性的な美しさに例えたのかな
花言葉の「用心深い」は、茎や枝が変化した茎針(けいしん)と呼ばれる鋭いトゲに対して与えられたのでしょうか!?
いやサクランボみたいだからと、実を食べたら渋みだけが口に残ることからつけられたのかも
ベニバナトキワマンサク(=紅花常盤万作)の花が咲き出しました
空気が温まり、ちょっぴり雨が降った後はとても春らしさが感じられます
先日産直の花木コーナーを覗いたら、紅いマンサクに似た花が咲いていました
真っ赤な色がとても鮮やかで、ベニバナトキワマンサク(=紅花常盤万作)といい、トキワマンサクの変種です
トキワマンサクは常緑のマンサクの意味で、マンサクと花びらのところなど似ていますが、属が異なる別の樹木です
マンサクは日本の山地に自生する落葉高木で、早春に黄色の線形の花を咲かせますが、トキワマンサクは、半常緑性のボリューム感のある小高木です
4~5月に紅色の花を枝いっぱいにつけて、新鞘や葉裏も赤みがかっているので、木全体が赤く見えます
産直花木園のベニバナトキワマンサク ( 向かって左の花 : 三つ葉ツツジ、 右下 : ドウダンツツジの苗木 )
ベニバナトキワマンサク(紅花常盤万作)はマンサク科トキワマンサク属(ロロペタルム属)で、本州中部以南からタイワン、中国南部、インド東北部に分布しています
庭園木として植栽され、花は3月の中頃から5月にかけて咲きます
花弁はリボン状で4枚、雄しべも4本ですが、花が密集していてちょっとわかりにくいです
繁殖は挿し木も出来るそうです
ベニバナトキワマンサクのアップです ・・・ なんか密集して花びらが何枚か分かりません
トキワマンサクの 花言葉は、 「 私から愛したい 」 です
大王松(ダイオウショウ)を見かけました
桜が満開になってきました
華やかな花が目立ちますが、立派な大王松(ダイオウショウ)が聳えているのを見つけました
大王松(=ダイオウショウ)は北アメリカ原産のマツ科マツ属の常緑高木です
雌雄異株で高さは20~40mほどになります
マツ属の中で、もっとも長い葉をもち、40mにもなるので、まさに「大王」の名が付いたのでしょう・・・但し日本では40mもの高木にはならないようですが・・・
樹形は長楕円形になり、葉は太い枝に密生しています
ダイオウショウの樹形 ・・・高すぎて(➝と云っても20mほどですが・・・)上部3分の1です (向かって右は、剪定された黒松の枝です)
ダイオウショウの葉は長さ20~40cmの針状で3本ずつが束生して、長く垂れ下がります
葉の長さは若木ほど長く伸びているそうです
尚一般的マツ科植物での葉は、2枚が束生しています・・・但し「ゴヨウ松」類は、5枚葉の束生です
ダイオウショウの花期は4月頃ですが、パチリ!!した時は、まだ咲いている様子はありませんでした
生った球果(=マツカサ)は15~25cmの円筒状楕円形で暗褐色に熟し大型だそうですがまだ見たことがありません・・・今度見てみたいな
ダイオウショウの葉のアップ ・・・ 望遠なので、よく撮れずです。 もう少しうまく撮りたかったな~
松は昔から縁起の良い物とされてきました
お正月に門松を飾るのも、魔除けの意味があるとされています
松の 花言葉は、 「 不老長寿 」、 「 永遠の若さ 」 です
ダイオウショウの葉は3枚で通常よりも多いので、その 花言葉は、「 縁起が大変良い 」 が、特に当てはまるようです
ネメシアメロウは、華やかな感じの花です
春が一杯の風情になりました
スーパーの花木コーナーを覗いたら、びっしりネメシアメロウの花ポットが並らべられ売られていました
ネメシアメロウは、南アフリカ原産の一年草・多年草で約60種が分布しているそうです
ゴマノハグサ科ネメシア属で、耐寒性多年草です ・・・ 別名はウンランモドキと云います
草丈は10~25cm、花期は3~6月、9~11月に可愛い花を沢山咲かせます
花棚に並んだネメシアメロウの花ポット
ネメシアメロウは、 交配など品種改良された園芸品種が多く、栽培が盛んです
花は細い枝先に花径2.5cm程の唇弁2枚の花を総状花序につけ、花色の多彩で株いっぱいに咲かせます
葉は披針形で対生し、縁に鋸葉があります
花棚で見かけたネメシアメロウの花をパチリ! しました
花名はちょっとあやしいですが、調べてみた名づけです・・・間違ったらごめんなさい 🙇
ラズベリーフラッシュ
向かって左 : ソフトパイン、 右 : コスミックブルー
「ラズベリーフラッシュ」は、かすれたようなパープルローズと白のバイカラーの花で、花付きはいいです
「 ソフトパイン」は、花びらの裏側がうすピンク色でやさしい雰囲気の花が、房になって咲きます
「コスミックブルー」は、ブルー系の花弁と中心の白のコントラストが美しい品種です
ネメシアメロウの栽培は日当たりがよく、風とおしの良い所で育てます
多湿を嫌い、排水をよくしないと株が痛みます
土は有機質に富んだ水はけのよい用土を好み、元肥として緩効性肥料を入れて植えつけるといいのだそうです
植え付け1ヶ月後から、月1回程度固形肥料を置肥するか、週1回の液肥をかけ、水やりは用土の表面が乾き始めたら、行います
花がらつみは花茎の元から切り取ってやると、きれいに咲きます
花が咲き終わってきたら、株元から5~10cmのところで切り戻し、新芽が出てきたら、追肥を与えておくと、新しい芽が伸びてきます
夏越しをさせる場合は、午後からの日差しを避ける場所に置き、冬はマイナス5度以下になる地域ではフレーム等で防寒するか、室内に取り込みます
「フリルチェリー」 ( 花は、下弁がフリル状で、上弁はチェリーピンクです )
ネメシアメロウの 花言葉は、 「 恋の予感 」、「 包容力 」、 「 偽りのない心 」 です
白いショウジョウバカマの花を見つけました
先だって、群馬・渋川の奥の「道の駅・白井宿」に行って来ました
いつも行く産直めぐりの買い物です
寒い日でしたが、伊香保温泉に近いせいか観光客が一杯で賑わっていました
花木コーナーがあり、花棚に春の花が沢山咲いて売られていました
そんな中に山野草のショウジョウバカマの鉢植えがありました ・・・珍しい白花です
ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草です
北海道から九州までの、やや湿った場所に生え、人里近くの田んぼのあぜ道から高山帯の高層湿原まで生える垂直分布広い山野草です
ショウジョウバカマの名前は、紅色の花を能楽で使う能装束の空想上の「猩々」(オランウータンの意味もある)の赤い頭の毛と見立て、花の下の葉を袴と考えたものだと言われています
花色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでおり、白花のものは白花ショウジョウバカマと呼ばれます
小鉢の中で咲き出した白花ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマの葉は広い線形でなめらか、根本から多数出てロゼット状に平らに広がっています・・・根性葉で、倒披針形・長さ5~15cmほどになります
花茎は中心部から出て、高さは10~20cm、先端に横向きに総状の花が数個付きます
花期は低山では3~4月ですが、高山では雪渓の溶けたあとの6~7月になります
花被は花が終わった後もそのまま残り、色あせはするものの、咲いたときの姿を残して、緑色が残っている姿となるそうです
雄しべは6個、花糸は花被片と同長かやや長めです
白花ショウジョウバカマのアップ
ショウジョウバカマの花言葉は、 「 希望 」 です
ショウジョウバカマは、3月27日の誕生日です
”ハーデンベルギア″の花は、まるで小さな胡蝶蘭のよう!です
3月の声を聴いたけど、肌寒い日が続いています
気持ちは春到来なのですが・・・
先日、隣県の埼玉にある産直に寄り、買い物してきました
産直の花木コーナーは、春の花が色々咲き出していました
そんな中で、鉢植えされた″ハーデンベルギア″の白、紫の花が可愛く綺麗に咲いて目立ってました
一鉢に白と紫色の花が同株の様に寄せ植えされた″ハーデンベルギア″
″ハーデンベルギア″は、オーストラリア東部からタスマニアに分布するつる性の常緑低木です
日本には1990年代に輸入された、比較的新しいガーデニング植物で、栽培されているのはハーデンベルギア・ヴィオラケア1種です・・・″ハーデンベルギア″というと、この種を指すことが多いのだそうです
“ハーデンベルギア“の名前は人名に由来し、また別名は小さな藤のように見えるので、″コマチフジ″呼ばれます
つるを他のものに絡ませながら伸びていき、大きくなると長さは2m~3mほどにもなります
葉っぱは細長い三角形で、濃緑色で厚みがあります
マメ科の植物はいくつかの小葉に分かれた「複葉」が多いのだそうですが、″ハーデンベルギア″は小葉に分かれない1枚の「単葉」をしており、その為、″ヒトツバマメ(一つ葉豆)″という和名がついています・・・″ムラサキツルマメ″という名もあります
葉は互い違い(互生)に生え、小葉の形は披針形(笹の葉のような形)をしています
″ハーデンベルギア″の花は、2~5月に総状花序を下に垂れ、1cm程の紫や白色の蝶形の花を多数つけます
白花と紫花の競演です
花径1cmほどの胡蝶蘭に似た小さな花が、穂状に枝いっぱいに咲かせていました・・・まだ咲き出したばかりかとても新鮮で初々しい感じの咲き方です
立ち上がるようにつるが伸びて、フジのように頭を垂れ下げて花を咲かせています
花は短命ですが、次々と開花し、初々しさの中でも躍動的な感じを与えてくれています
花色は赤紫・紫・ピンク・白があるそうです
花後は、細い線状の鞘をつけ、蒸すと中に数個の豆ができます
″ハーデンベルギア″の花は、冬の終わりごろから春にかけて咲くので、花の少ない冬に楽しめる貴重な花木です
″ハーデンベルギア″ の白花アップ ・・・ 小花胡蝶蘭とそっくりさんです
″ハーデンベルギア″ の 花言葉は、「 過去の愛 」、「 奇跡的な再会 」、「 広き心 」、「 思いやり 」 です
フクジュソウが咲き始めました
四節季の雨水が過ぎ、草木の芽生えが本格的に生ろうとしています
まもなく畑にもジャガイモを植えなくては・・・と考える時期になりました
昨年は我ながら大分うまくできたので、今年も何とかうまく作りたいものです
昨日畑に行って来ました・・・天地返しの為です
私の畑作業はスコップ農法です・・・体を使い汗をかく事です
畑に行くとき、近所の荒れ地の隅で、フクジュソウの花が咲いているのを見つけました・・・パチリ!!です
まだ咲き始めたばかりです
ごろ土の中から咲き出した フクジュソウ
フクジュソウは日本原産の毎年花を咲かせるキンポウゲ科の多年草で、山野の落葉樹の下などに自生します
開花時期は、 2月初め ~3月中旬頃です
黄色い綺麗な花色をしています
花屋さんではハウス栽培されたものを鉢植えし、寒さに併せ室内でお正月頃咲かせます
光や温度に非常に敏感で、昼間でも日がさえぎられると1~2分で花がしぼみ、再び日があたると いつの間にか花を開かせます
寒い時期に咲くので、花びらを開閉することで 花の中の温度を下げないようにしていると云われています・・・花形がお椀型になっており、パラボラアンテナの様に陽の光を集光されるようです
花が終わる頃、人参(にんじん)の葉のような羽状のこまかい葉が出てきて一面に広がります
夏前には枯れて休眠に入ります
羽状の葉を襟元に巻いて、気取っているように見えるフクジュソウ花
フクジュソウの句を沢山見つけました
「 朝日さす 老師が家や 福寿草 」 ( 与謝蕪村 )
「 日のあたる 窓の硝子や 福寿草 」 ( 永井荷風 )
「 水入りの 水をやりけり 福寿草 」 ( 正岡子規 )
「 光琳の 屏風に咲くや 福寿草 」 ( 夏目漱石 )
「 何もなき 床に置きけり 福寿草 」 ( 高浜虚子 )
「 帳箱の 上に咲きけり 福寿草 」 ( 小林一茶 )
パラボラアンテナのように一杯の光を集めるフクジュソウ
フクジュソウ全般の花言葉 「 幸せを招く 」、 「 永久の幸福 」、 「 悲しき思い出 」 です
ボケ(木瓜)の花が咲く
先日買い物に出かけた産直で、花木コーナーを覗いたら、ボケ(木瓜)の鉢植えが売られていました
小さな鉢植えですが、つぼみが一杯つき、中には花が沢山咲き出した鉢もありました
ボケ(木瓜)は、バラ科ボケ属の落葉低木です
果実が瓜に似ており、「木になる瓜」で、「木瓜(もけ)」と呼ばれたものが「ボケ」に、「木瓜(ぼっくわ)」から「ボケ」に転訛したとも云われています
原産は中国大陸で、日本には平安時代に入ってきたと云われています
ボケの樹高は1~2m、若枝は褐色の毛があり、古くは灰黒色となり、樹皮は縦に浅く裂けて、小枝には棘があります
開花時期は11月末~翌4月初めまでです
11月末頃から咲き出す花は、春(3~4月)に開花するものと区別して「寒ボケ」と呼ばれています
葉は花後芽吹き、形は楕円形で、長さ5~9cmで、基部はくさび形で、縁には鋸歯があります
花は短枝の脇に数個つき、5弁花で、花径は2.5~3.5cmあります・・・花色は基本的には淡紅、緋紅、白、白赤の絞りなどがあります
学名の speciosa は、「美しい」、「華やか」、Chaenomeles は「chaino(開ける)+ melon(リンゴ)」が語源
ボケ の花
“ボケの花
ボケの花( 真紅の花びらが・・・)
ボケの花 ( 紅いボケ )
ボケ(木瓜)は、2月19日の誕生花です
ボケ(木瓜)の花言葉は、 「 指導者 」、 「 先駆者 」 です
ボケは、晩春の季語です
季語として、花ボケ、ボケの花、緋ボケ、等々あります
ボケの句を幾つか見つけました
初旅や 木瓜もうれしき 物の数 正岡子規
花よりも 水くれなゐに 井手の木瓜 飯田蛇笏
浮雲の 影あまた過ぎ 木瓜ひらく 水原秋櫻子
アマリリス&ヒヤシンスの花
花の少ない冬、花がないのかなと探していたら、花屋さんの花棚には花を持ち始めたアマリリスやヒヤシンスがいくつも見かけられました
アマリリスは、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属植物の総称、原種は中南米・西インド諸島に約90種があり、数百種類の園芸品種が出され、現在もその数は増え続けているそうです
でもそんなに品種が豊富だと云っても、花屋さんには2種類でした・・・ちょっと拍子抜けかな
アマリリスは、地中に鱗茎を形成する多年草で、初夏にユリに似た六弁の大きい花を2~4個つけます・・・八重咲もあるようですが、見た事はありません
花の色は白・赤・薄紅・淡黄など、花は横向きに通常咲くが、上を向いて咲く受け咲き種もあるようです・・・香りのあるものも作られています
球根の根際から生える葉は、披針形(笹の葉のような形)をしていますが、葉の前に茎がのび、茎先に花径が20cmもある大輪をつけて咲きます
一般的開花は5月から6月頃にかけてです・・・アマリリスは夏の季語です
絞り色のアマリリスです ・・・ 蕊の根元の黄緑色がとても綺麗です
こんな句を、見つけました
「 温室ぬくし 女王の如き アマリリス 」 ( 杉田久女 )
「 アマリリス 月のなき夜を ふかねむり 」 ( 柴田白葉女 )
真紅色の アマリリス ・・・ 蕊の茎の紅さと蕊先端の花粉色のコントラストがとても鮮やかでした
アマリリスは、1月20日、 2月12日の誕生花です
アマリリスの花言葉は、 「 誇り 」、 「 内気 」、「 すばらしく美しい 」 です
アマリリスの咲く花棚の横には、ヒヤシンスが寄せ植えされていました
ヒアシンス(➝和名で「風信子」、「飛信子」)は、ツルボ亜科ヒヤシンス属の球根性多年草です
耐寒性秋植え球根として扱われ、鉢植えや水栽培などでよく鑑賞されます
ヒヤシンスの生まれは地中海沿岸からイラン、ギリシャ、シリアと云った中東です
オスマン帝国時代に栽培始まり園芸化されたようです・・・日本には1863年に渡来したそうです
根元から4~8枚から出る葉は厚く、先端が細く鋭い形です
水栽培出来るので、球根を鉢に寄せ植えしたヒヤシンス
2~3月、先が6つにさけた鐘形の小花が集まって咲きます
花色は紅色、黄色、ピンク、白、薄い青紫色などが見られます
ヒヤシンスの句を見つけました
一筋の 縄引きてあり ヒヤシンス 高浜虚子
目を伏せて ほくろが媚びる ヒヤシンス 日野草城
花名のヒヤシンスは、ギリシア神話の美青年ヒュアキントスに由来します。
ヒヤシンス全般の花言葉は、 「 スポーツ 」、「 ゲーム 」、「 遊び 」、「 悲しみを超えた愛 」
金の生る木の花が今盛りです
近くの花屋さんで、カネノナルキがビッシリ花を咲かせているのを見つけました
カネノナルキ(金のなる木)はベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物で、葉が硬貨に似ているのが名前の由来になっています・・・英語でも「dollar plant」 といいます
日本には昭和の初めに入ってきた南アフリカ生まれの多肉多年草植物で、栽培業者が五円硬貨の穴を頂芽に通し、若枝が穴を通ったまま成長するようにして、硬貨がなったように見せかけるような販売方法をとったため、「金のなる木」や「成金草」の園芸名で呼ばれるようになっています
和名は「フチベンケイ」・園芸名で「花月(かげつ)」の呼び名があります
多肉植物の中では、クラッスラというグループ(属)に入れられていますが、春から秋に生長して冬は休眠するので「夏(生長)型クラッスラ」と分けているようです
日本に入ってきている「花月」は、割りに耐寒性があり、関東では戸外でも冬を越し花を咲かせるのを見たことがあります・・・でも霜には弱いようで、以前鉢を外で出し放しして枯らしたことがあります
葉は丸っこいヘラ形で長さ3cm~4cm、表面にはワックスを掛けたようなツヤがあり、フチは紅色っぽくになります
秋が深まり葉は低温にあうと紅葉して、全体がワインレッドになります
樹高は30cm~1mほどに大きく育って、茎も太くなり大株になると巨木のように立派に見えます
カネノナルキ(花月)は、寒さが増す時期になると、小さな星形の花を枝いっぱいに咲かせます
花棚で、一杯の花咲いた「花月」 です
和名の「フチベニベンケイ(縁紅弁慶)」とは、葉の縁に赤みがかることに由来していますが、画像を見ると納得でしょう
カネノナルキの開花期は11月~3月で、今が盛りと云えます
花は小さな星形で、茎の頂点にまとめて咲いています
花色は品種によって異なりますが、花びらの先がほんのりピンクに染まった白花や淡いピンクです
星形のくっきりした花が紅い花茎から咲く様子はちょっと幻想的です
金のなる木の 花言葉は、「 一攫千金 」、 「 不老長寿 」 です
キンズの実物盆栽を眺め季節を感じました
実物盆栽を昨年暮れから撮っておきながら載せませんでした
名前を忘れちゃったのです
呆けの始まりのようです
二、三日前、歩き をしていて、実の付いたキンカンの木を見た途端、そうだキンズと云うのだと思いだしました
なんかとてもうれしくなって、画像を引っ張り出して載せちゃいました・・・ボケが治ったわけではないでしょうけど、そんな感じです
キンズは、別名マメキンカンとか姫キンカンといい、ミカン科キンカン属の常緑低木 です
原産地は中国で、中国南東部や香港、台湾に分布しています
日本へはキンカンが江戸時代以降に薬用として伝わったとされますが、マルキンカン(キンズ)と呼ばれるものは、鎌倉時代から室町時代の間で渡来しているとされています
実物盆栽で売られていたキンズです ( 実が美味しそうに熟している感じでした)
キンズは5~7月頃小さな白い5弁花を咲かせます・・・樹高は1~3mほどになります
枝は細くて鋭い棘があり、葉は楕円形ないし披針形で小さく、互い違いに生えます・・・(➝互生です)
果実は直径1cmほどの小球形で、橙色に熟します・・・キンカンは2~3cmの楕円形になります
果実の中身は大きな種子が入っていて、果肉はほとんどないので、食用としては向かず、もっぱら観賞用とされています
その為当然ながら果実観賞期は秋~冬で、盆栽にして楽しむ訳です・・・ご納得していただけましたか!?
花屋さんの花棚で売られていた小盆栽です
こんな歌をネットで見つけました
秋の陽を 浴びて黄金に 輝いて たわわに実る 豆金柑は
小盆栽で、自然を感じました
ルクリア ココ(別名をアッサムニオイサクラと云います)が、真っ盛り!?
上信越道・藤岡ICにある道の駅・ラランの花の交流館を覗いてきました
春の花のポット苗が沢山並んで売られていました
そんな中で、ルクリア・ココの花が目立っていました
ルクリアは、アカネ科のヒマラヤや中国・雲南省・標高1300m-2500mの高原に自生する常緑低木~小高木です・・・別名は産地からアッサムニオイサクラの名があります
COCO(ココ)は品種名で、従来のニオイサクラよりも花が大きく、色もピンク色が濃く、優しい香りもして人気だそうです
ルクリア ココの咲き姿 (鉢植えで、木全体が小ぶりなため花一杯に見えます)
ルクリア ココは上品な甘い芳香と、 その淡いピンク色の色合いが人気の鉢花だそうです
ルクリアは、日が短くなると花芽をつける短日植物で、花芽ができる9月ごろからは、夜間、電灯のない場所に置かないと花が咲きません
花期は12月~2月です
日本へは1975年頃に導入され、鉢花として親しまれています
花色は白やピンク、5枚の花びらを持つ径3cm前後の花を枝の先に20~30輪、球状に付け芳香を放ちます
葉はだ円形でやや厚みがあり、長さは20cm前後で裏面に綿毛が生えています
花色の濃いものや比較的暑さに強い園芸品種も知られています
乾燥には強く、むしろ水を与えすぎないように注意が必要な植物ですが、花芽が大きくなり開花期間中は、水切れさせると花が傷んだり、蕾が咲かずに枯れ落ちてしまうので気をつけましょう
ルクリア ココの花アップ (花びらが二重に重なり、とても優美な感じです)
ルクリア(アッサムニオイサクラ)の 花言葉は、「 優美な人 」、「 しとやかに 」 です
この花言葉花の印象からピッタリでした
キバナセツブンソウが鉢植えポットで咲いていました
先日行った産直の花棚で、キバナセツブンソウのポット苗が売られていました
幾つかが花開いていました
キバナセツブンソウは、キンポウゲ目キンポウゲ科セツブンソウ属の耐寒性多年草 節分草(セツブンソウ) の黄色い花を咲かせる品種 です
キバナセツブンソウの顔 ・・・ ポットの中で一輪咲いていました
通常のセツブンソウは、関東以西の本州に分布し、照葉樹林の林床、特に石灰岩質の礫地を好む傾向があり、乾燥を嫌います
他の草木が芽をださない早春に花を咲かせ、他の草が大きく伸びる初夏には、地上部は枯れてしまうので、スプリング・エフェメラル と呼ばれる春植物のひとつとして、可憐さから人気があります
毎年1月末近くに、根塊から茎を伸ばし、茎頂に複雑に裂けた総苞葉をつけ、総苞葉には柄がなく、茎を囲んだ状態で、花茎は総苞葉を抜けでるようにつきます
2月初めから3月にかけて、総苞葉が開き、花径 2cm程度の花を1個咲かせます
白い花弁のように見えるものはガクで、普通、5枚あり、花弁(の名残)は10個程度、ガクの内側にあって先が2~4裂し、裂片の先は黄色くなり蜜腺化しています
おしべは多数あって、葯は青色、めしべは数本あり、ややくすんだ桜色をしています
キバナセツブンソウは芽生えのときに 2枚の子葉をだします・・・セツブンソウの子葉は1枚です
総苞葉は柄がなく、大きく3裂し、さらに裂片が2~3裂します
葉はやや厚く表面には光沢があり、茎もセツブンソウより太く、全体にシッカリとした印象があります
花は茎頂に咲き、花弁のように見えるのは、萼が花弁状に発達したもので、草丈7~10cmです
名前の通り、黄色いガクが花弁状になり、普通6枚あって、花は上向きに咲きます・・・因みにセツブンソウはガク片5枚・横向きに花が咲きます
本来の花弁は黄色く小さな筒状になって蜜腺化しています
袋果には果柄があり、セツブンソウが2~3個の結実であるのに対し、10個ほどが実ります
地下茎は年毎に伸びて、新しい地下茎をつくり成長します・・・セツブンソウは同じ根塊が成長し、少しずつ大きくなります
キバナセツブンソウの別名は西洋セツブンソウといいます
全体にセツブンソウよりやや大形で、葉も厚く光沢もあり、根茎はセツブンソウのように球形ではなく細長いものです
陽射しに輝くキバナセツブンソウ
キバナセツブンソウの 花言葉は、「 光輝 」、「 純粋 」、「 人間嫌い 」 です
光輝、純粋は分かる気がしますが、何で人間嫌いなんでしょう
花言葉とは難しい世界です
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