日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
ヤマブキの実で、新発見
毎日猛暑が続いています
今年は梅雨明けが早く、急に暑くなったため、体の機能が暑さについて往けず、「熱中症に用心!!」とテレビで喧伝しています
そんな中で、すごいもの見つけちゃいました
先日公園を散歩していたら、シロヤマブキの青々と茂っているのを見ました
ヤマブキというと、この歌が思い出されます
「 七重八重 花は咲けども山吹の 実の(蓑)一つだに なきぞ悲しき 」
この歌は室町時代、川越領主の「太田道灌(=後江戸城築城主)」が、埼玉の越生(おごせ)付近でにわか雨にあい、蓑を借りようと近くの農家に立ち寄った際、その家から出てきた一人の少女がだまって山吹の花を差し、出し詠んだ歌といわれます
この歌からヤマブキには、実が生らないと思っている人が多いようです
青々と茂ったシロヤマブキの葉陰にはたくさんの実がついていました
まだできたばかりの実で、実の色もまだやわらかそうな感じです
頭をめぐらすと、一輪真っ白な花が咲いていました
暑~い陽射しが照り付ける中で、この白さはとっても涼しく、凛とした綺麗さです
ヤマブキは実がならないのではないかというけど、そうではないのです
ヤマブキはバラ科ヤマブキ属の落葉低木で、葉は互生し、前年枝から伸びた短い枝の先に5弁の黄金色の花を咲かせ、果実はそう果で長さ4mm広楕円形、1~4個が熟して暗褐色になると図鑑では載っています
しかし実際ではあまり実のなっているのは少ないようです
黄色い花のヤマブキは八重咲の花も多く見られますが、八重の花は雄しべや雌しべなどが、花弁に変化したもので、受粉する機能をなくしたため実は付くはずがないのです
少女の詠んだヤマブキは八重のヤマブキだったのですね
またシロヤマブキは図鑑によると、シロヤマブキ属で、1属1科・ヤマブキとは別な種類だそうです
葉は対生し、通常5月過ぎ枝先に4枚の花弁の白花を咲かせ、そう果は4個、楕円形で黒く熟し、光沢のある実を生らせます
その実のそう果の数は実際は大分違っています
今まで見つけたものは、通常1~4個で、最も多いのは3~4個でした
かって5個のものを見たことがありました
今回6個のものが生っているではありませんか
すごいものを見つけたような気持ちでパチリしましたが、冷静になると我ながら子供じみておかしくなりました
クリの実が生りはじめました
暑い日が続くようになりました
クリ園の傍を通ったら、つい先だってまで、周囲をクリーム色に覆い尽くすように咲いていたクリの花 がすっかりなくなり、緑一色の樹林に変わっていました
あのクリの木たちはどうなっているのかなと、目をよ~く凝らしたら、枝先に小さなイガ栗ができ始めているのが見えました
まだ若葉色のイガで、形こそ鋭いけど、あまり痛くはなさそう・・・確認はしてません
つい先だっては、まだつぼみだったのに・・・
花穂に花穂が沢山ついてる感じで花が咲くとは思えません
クリの花ってホントに変わってる
クリは雌雄異花で、雄花は穂状で斜めに立ち上がり、全体にクリーム色を帯びた白で、通常見かけるのは雄花ばかりなんですね
雌花は花穂の根元にあるようで、どんなふうに咲いているのかよくわかりません
この花が、虫たちによって受粉受精し栗の実ができるのだけど、できたての処は見たことがなかったな
雌花は3個の子房を含み、受精した子房のみが肥大して果実になるのだそうです
茶色のものは、雄花の枯れ姿です
あんな長い雄花の花穂が枝を覆い尽くして咲いている中から一個だけしかイガ栗ができていません
クリって、なんか生命の選ばれた塊のように思えてきました
クリが美味しい訳ですね
シェードガーデンでは、ギボウシの花が似合っています
先だって、アスチルベを見たシェードガーデンで、並んで咲いていたのは、ギボウシの花です
ギボウシ(擬宝珠)とはクサスギカズラ科リュウゼツラン亜科(旧分類ではユリ科)の多年草で、ギボウシ属(Hosta)の総称でもあります
東アジアが原産で約40種くらいあるそうですが、分布の中心は日本で、約20種が知られているそうです
主に山間の草原、湿地などに自生し、また花が美しく日陰でもよく育つため園芸としても栽培されていますが、葉が大きいオオバギボウシと、葉が小さめのコバギボウシ、葉柄に紫点があるイワギボウシなどがよく知られています
シェードガーデンで見たのはどうやらオオバギボウシのようです
オオバギボウシは山で割に多く野生化して見られ、、この若い葉は「ウルイ」の名で山菜として産直などで売られ利用されています・・・但し、若葉に毒のあるバイケイソウに似ているので、誤食しやすく用心のようです
ギボウシの名は「擬宝珠(ぎぼうしゅ)」の転訛で、これはこの植物のつぼみ、または包葉に包まれた若い花序が「擬宝珠」に似ることに由来しているのだそうです
春株立ち状に幅広くなって芽を出し、花は初夏になると花茎を伸ばし、総状花序に花を咲かせ始めます
花径の長さは50~70cmあり、その直立させた茎先に、ほっそりとしたろうと状の淡紫や紫・白などの花をつけている姿はとても清々した感じがします
この花は一日花ですが、葉も長楕円形で、葉脈のめだった形がなかなか美しく日陰でもよく育つため、涼しさを盛り上げる庭のカラープランツとしてよく利用されているようです
花の受粉にはマルハナバチなど大型のハナバチの訪花によってされる事が多いようで、虫たちの動きもなかなか興味があります
パチリ!!したこの時も一匹飛んでいたのですが、残念ながら撮れませんでした
ギボウシの花言葉は、 「 心の落ち着き 」、「 沈静 」、「 静かな人 」 です
シェ-ドガーデンで咲くギボウシは、「花言葉」通りのたたずまいでした
タチアオイの花各種
朝に晩に、あっちこっちで、この頃タチアオイの花をよく見る事があります
タチアオイ(立葵)は、アオイ科の多年草で、小アジアまたは中国が原産です
最近は園芸用にさまざまな品種改良がされ、盛んに栽培されてきているようです
花期は6~8月で、夏の花といえます・・・ちょうど梅雨入りの頃から梅雨が明け真夏の太陽が降り注ぐ頃に花期が終わるので、「ツユアオイ(梅雨葵)」の別名でも呼ばれます
花は垂直に伸びた花茎の下から上にむかって咲きあがっていきます
花は一重や八重のものがあり、花色は赤、ピンク、白、紫、黄色など・・・多彩です
梅雨の朝、ウォーキングをしながら見かけた白色のタチアオイです
ちょっとピンクが混じった5弁の大型花・小雨の中で開いていたので、花びらの縁についた滴が印象的でした
先日行った花木店のミニガーデンで咲いていた、黒紫色のタチアオイです
緑陰の下で、黒紫色の花がとても魅力的に見えました
梅雨の晴れ間に咲いていた淡い黄色のタチアオイです
とっても可憐に見えませんか!?
タチアオイは中国の唐の代以前は、 「蜀葵(しょくき)」の名前で名花とされていました
日本では、 平安時代は「唐葵」と呼ばれ 薬草として渡来し利用されていたそうです
八重の赤色で咲くタチアオイを見つけました
このタチアオイは、先だって行った群馬・安中の「アイリスの丘」で咲いていたものですが、周囲の明るさに引き立って見えました
タチアオイを詠った万葉集歌を見つけました
「 梨棗(なしなつめ) 黍(きみ)に 粟(あは)嗣(つ)ぎ 延(は)ふ 田葛(くず)の 後も逢(あ)はむと 葵(あふひ)花咲く 」
読み解くと、「梨が実り、ナツメが実り、キビとアワが続いて実り、這うクズのつるのように、後にも会おうというように、葵の花が咲く 」
これって恋歌なのだそうです
食べ物ばかりだし、恋歌と思えないけど、時が過ぎて行っても、後々まで会おうと葵の花が咲いたよと恋人に伝えているのだそうだけど・・・
ピンク色のタチアオイです
ちょっと茶がかった八重のタチアオイ″です
タチアオイの花とも思えないほど、豪華です
タチアオイの花言葉は、 「 平安 」、 「 単純な愛 」、 「 熱烈な恋 」、 「 威厳 」、 「 高貴 」、 「 大きな志 」 です
早朝の田んぼ景・・・田植えが終わりました
早朝ウォーキングを始めて、何とか一年続いています
始めた当時は目標をせいぜい1ヶ月から、3ヶ月、半年、1年とのばして、今はまずはあと半年・・・伸ばそうとおもっています
我ながら続いているなと思っていますが、あまり無理しないのがいいようです
先2日は半夏生でした
「半夏生」とは梅雨の末期を意味し、半夏(烏柄杓<カラスビシャク>)という毒草が生える多湿で不順な頃とされています
農家の人達はこの日までに田植えを済ませ、どんな気候不順な年でもこの後は田植えをしないという習慣があるのだそうです
早朝ウォーキングのコースを田んぼコースにとりました
すっかり田植えが終わりました
この辺りは二毛作で、冬場は麦畑です
5月頃から麦秋になりはじめ、梅雨に入る前刈り入れ、そして水の引き入れ、耕して田植えです
今年は雨が少なく、水不足が懸念されましたが、何とか間に合って、農家もほっとしているでしょうね!
例年通り、半夏生前に田植え完了させるなんて、さすがプロです
田植えが終わったばかりの風景です 向かって右奥に高速道が見えます
曇っていて見えませんが、正面奥は晴れていれば、赤城山系がよく見えるのですが・・・
目を凝らしてください!!・・・田んぼの中、中央に、ちっちゃく点が見えるのが分かりますか!?
そっと少し位置を変えて、アップ しました
カルガモ君が早朝見廻りしてました
冬の間は河にいたのが、田んぼに水が入ったら、この頃毎日稲の苗間を歩きまわっています
半夏生過ぎたら、カルガモ君も休まなくちゃね
ヒメイワダレ草って、ちっちゃいけど、たくましいンだぜ~
先日覗いた花屋さんの花棚で、1cm位あるかなしかのちっちゃな花が、ポット苗で売られていました
ポットに挿されていた名札には、姫イワダレ草と書かれていました
ヒメイワダレ草はクマツヅラ科で、南アメリカ原産の常緑低木です
背丈5~15cmくらいしかなく、横幅50~cm(ほふく性)で、これが木だというのが信じられません
花の時期は、6~9月・今が最盛期だそうです
小さいけど、ランタナの花にそっくりで横に這うように株が広がります
花の中央部分にはポチンポチンと黄色やピンクの部分があり、かわいい花です
株はあまり立ち上がらず、葉も小さいので、グランドカバーに利用されているそうです
イワダレソウは海岸や川岸の砂浜や岩上に生え、茎がつる性で岩から垂れ下がる事も多いのが名の由来になっています
そんなイワダレ草より花穂が小さく多く花が付くことから、「姫」が冠されたようです
イワダレ草は雑草を駆逐するほど繁殖力が強いので、雑草に困っているのであれば、イワダレソウを植えると雑草が目立たなくなるようです
グランドカバーとして、踏みつけるのがかわいそうなくらいに見える花ですが、雑草を駆逐するほどのパワーはちょっと怖さを覚えます
ヒメイワダレ草の花言葉は、 「 誠実 」、 「 絆 」 です
ナツメの果実は知ってたけど、花は初めて見ました
早朝ウォーキングをしていて見つけたのですが、農業用灌漑用水路の横でナツメが沢山花開いていました
水路にかぶさるように枝がたわわです
小雨が降っていたので、傘を指しながらパチリ!! したので、多少画像がブレ気味になりました
ナツメはクロウメモドキ科・南ヨーロッパ、西アジア(中国北部)が原産の落葉小高木で、高さ約6mほどになり枝分れをして、こんもりした樹形になります
葉は葉身が先のとがった卵型・長さ2~4cm、小枝に互生し羽状複葉のように見えます
小雨に濡れたせいか落葉樹らしからぬ光沢があり、3本ある葉脈が目立って見えました
和名のナツメは「夏芽」と書き、初夏に芽を出すのでそういわれたようです
ナツメは、初夏に前年枝の先端付近から伸びた新梢の葉腋に、小さな淡黄色の花を数個ずつつけます
花姿は直径4~5mmほどの星形の萼5片と萼の間から小さなスプーン状の花弁が5個出ていますが、花弁は雄しべの葯に隠れてわからないほど小さなものです
雄しべは5個あり、花床の中央にある円錐形の雌しべは柱頭が2裂しています
アップして撮ってみたら、何とも可愛く愛嬌のある花でした
こんなナツメの花を歌った童謡がありましたね
「 あのこはだあれだれでしょね、 なんなんナツメの花の下、 お人形さんとあそんでる、 かわいい美代ちゃんじゃないでしょか 」 ( 1939年、細川雄太郎作 「あの子はたあれ」より )
”ナツメは中国から渡来し、奈良時代にはすでに栽培されていたそうです
ナツメの果実(核果)は、楕円形で緑色をして熟すと黄褐色になり、表皮全体が黄褐色から淡褐色になると食べられます
この実は古くから効能ある果実として利用されてきました
中国では、桃、李(スモモ)、杏、梅、棗(ナツメ)を薬用の優れた果実と考え、「中国の五果」としていますが、その内でもナツメは特に滋養分が豊富で、「1日3個ナツメを食べれば年を取らない」ということわざがあるほど、老化防止、美肌効果にすぐれているとされています
たとえば2~3個煮物などに入れて毎日食べるのだそうです
因みに、ナツメの効能は、動悸、息切れ、筋力強化、冷え症、貧血、骨粗しょう症予防、不眠、多汗、免疫力向上、血圧降下、肝臓の強化(薬物の副作用緩和)など、まさに万能薬のようですね
そんなところから、ナツメの 花言葉は、「 健康の果実 」 です
インドハマユウの花 ・ 正しくは、「アフリカハマユウ」と呼ぶそうです
少~し小雨が降る中、早朝ウォーキングをしてきました
霧がかかるようにもやっとして、周囲の景色はちょっと幻想的です
ウォーキングコースの途中で、ハマユウの花が雨に濡れて咲いているのを見つけました
本来ハマユウ(浜木綿)はヒガンバナ科・ハマオモト属の常緑多年草で、水はけが良く日あたりの良い場所を好み、主に温暖な海浜で見られる海浜植物の筈です
内陸である群馬で咲くハマユウはインドハマユウと呼ばれるハマユウの仲間で、明治時代初期に渡来したそうです
しかしインドハマユウの名も最近別種だと判明したとされ、学名が改まり呼び名もアフリカハマユウに変えられてきているそうです
インドがアフリカに変わるとはなんか可笑しい
とにかく海浜植物のハマユウと葉は似ていますが、花姿は違って、真っ白な鉄砲ユリに似たラッパ状の花を咲かせています
塀際で、びっしり小雨に濡れて咲いている姿はなんかかわいそう
ネットなどで調べてみると、インド名とアフリカ名が錯綜していてなんだかよくわかりません
結論的にはアフリカ名が正式のようですが、インド名のものも使われることから別種とも思え、私には判別はむずかしい
とにかく真っ白な花だけでなく、ピンク、赤色や縞が入ったものなど多くの園芸品種があるようです
開花時期は、6月中旬~8月初め頃まで、沢山の花を次々咲かせます
花茎50~70cmになり、茎は太く直立して、茎頂に散形状に多数の花をつけます
花は緑色の花柄の先に、長さ約10cmの白色の花を10個前後下向き~横向きにつけラッパ状の白い花はなかなか綺麗です
雨に濡れながら、顔を覗き込んでみました
アフリカハマユウの花言葉は、 「 どこか遠くへ 」、「 あなたを信じます 」、「 快楽 」、「 清潔 」 です
この日畑中の道をウォーキングしていたら、道端で咲く薄いピンク色のハマユウも見かけました
このコースは最近歩いていなかったので、花の咲いていたのに気が付きませんでした
たまにはコース替えもいい事があるなとにっこりです
雨に濡れてちょっとうなだれた姿は、なんか艶めかしい感じです
昔映画で見た「五番町夕霧楼」の芸子姿が、何故か眼に浮かびました
半夏生の時期になりました
今年は6月21日が夏至でした
夏至の日から数えて11日目が、「半夏生(はんげしょう)」と呼ばれ、七十二候の雑節の1つです・・・半夏生の期間は7月2日~七夕7日頃までの5日間をいいます
この暦日は昔の農家にとっては田植えの目安とも言われ、「チュウ(夏至)ははずせ、ハンゲ(半夏生)は待つな」ということわざがある様に、夏至が済んでから半夏生に入るまでに田植えを終わらせるのが好ましいと言われていたそうです
そして半夏生の前に無事田植えを終えた農家では、この日の天候で稲作の豊凶を占ったり、田の神を祭ったりするところもあったそうです
この日は現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっているそうです
このころハンゲショウ(半夏生)の花が咲き、葉は白くハンゲ(半化粧)します
ハンゲショウ(半夏生)は、ドクダミ科の多年性落葉草本植物です
先日行った産直の花棚で鉢花で売られていました
花が、開き始めたばかりです 向かって右奥は、アガバンサスの紫花が咲き始めていました
ハンゲショウは草丈50~100cmほどに成長します
葉は互生し、長さ5~15cmほど、卵形で、基部がハート形の細長い形状です
夏至を過ぎた頃に長さ10~15cmほどの穂状花序を葉の付けねにつけて、花のすぐ下に位置する葉の表面が白く変化し花弁の役目を果たすようになります
開花期にはドクダミに似た独特の匂いを出すといいますが、あまり気が付きませんでした
ハンゲショウの学名は 「Saururus chinensis」
この 「Saururus 」は ハンゲショウ属、「chinensis」は 中国の意です
「Saururus(ソーララス)」は、 ギリシャ語の 「sauros(トカゲ) + oura(尾)」が語源だそうで、 トカゲの尾のような 穂状の花序から名づけられたそうですが、たしかに花穂はそんな感じです
ハンゲショウで、部分的に白化を起こす葉は、決まって花序に向かい合った葉で、花序の付け根にあります
白化した葉は、花が終わる次第に緑に戻りますが、元のような緑にはなりません
何故花序に向かい合った葉が、花期に向かって白く変化するのかは、葉緑素が抜けるからですが、これは虫を集めるために、花を目立たせるためではないかとされているといわれますが、虫もそんなに色好みするのでしょうか
それにしても花は、確かに花らしくありませんね
ハンゲショウの花言葉は、「 内に秘めた情熱 」、 「 内気 」 です
スモークツリーが、咲いているのを見っけ!!
昨日久し振りに、関越道・藤岡IC にある道の駅ララン・「花の交流館」を覗いてきました
交流館に入ったところで、なんと眼の前に3mほどに育って鉢植えされたスモークツリーが花開いていました
こんなに身近に花を見たのは初めてで、思わずぐっと近づいてアップ してきました
花を透かして館内天井が見えます・・・名前のように、ぼぁ~っとかすむ中に明り取りが見えました
スモークツリーはウルシの近縁種で、南ヨーロッパからヒマラヤを経て中国に至るまでの広い範囲に分布する雌雄異株の落葉性の樹木で、樹高は4m~5mです
花は5~6月いわゆる初夏に、径3mmほどの小さな淡緑色の花を穂状にたくさん咲かせ、咲き進むと紫色を帯びます
花後、雌株は不稔花(タネを結ばない花)の軸部分(花柄)が長く伸びて羽毛のようになり、花穂の見た目はもあもあした感じになりますが、雄株は花穂がもこもこ感はないそうです
スモークツリーの名前は、この開花後の花穂が煙のように見えるところに由来しています
和名ではハグマノキ(白熊の木)とよばれ、その姿をハグマ(ヤクのしっぽの白毛)で作られた仏具の払子(ほっす)に見立てたものだそうです
ぐっと近づいてアップした花穂の感じですが、これが花なのッて感じです
それもそのはず、花は円錐状に咲き、あまり目立たず、花後に花柄が羽毛状に伸びるとも言われ、煙状になるのは、花後に花柄が伸び実になるとき、結実しなかったものから毛が生えてくるからだそうですが、不思議な感じです
葉っぱは円形~タマゴ型で、よく枝分かれして樹形は雑多な感じで丸くまとまっています
樹皮からはタンニン、幹からは染料が採れるそうです
下の画像は5月末雨が降った後、早朝ウォーキングで見かけた、コース途中の生け垣越しに咲くスモークツリーの花穂です
スモークツリーには変種があり、枝がしだれるペンデュルス〔var. pendulus〕や葉っぱや花の軸が紫色を帯びるプルプレウス〔var. purpureus〕があるそうですが、ウォーキング途中で見た″スモークツリーは花穂が赤紫に煙って見えました
初夏に咲く花木の代表といえるスモークツリーは横に広い円形の樹形が美しく、秋の紅葉も楽しむことができる上樹勢もあり、育てやすいので、近年園芸樹として人気だそうです
交流館でパチパチ 撮りしていたら、店員さんがそんなに気に入っているのならと一枝分けてくれました
挿し木でつくのだそうです
花穂を花瓶で飾って楽しんだら、挿し木をしてみようと思っています・・・ありがとう!・楽しみが増えました
蓮池が干上がりそうでしたが・・・
今年は水が少ない年かなと心配してました
梅雨に入ったというのに雨がなく、ようやくここ1週間梅雨らしくなってきました
10日ほども経つでしょうか!?(もっと前かな!?)、榛名山麓にある渋川公園に行ってきました
実は公園の中の睡蓮の花を見たかったのです
まだ雨が少ない時でしたから、気になってました
行ってみたら、すっかり水がなくなっていました・・・びっくりです
睡蓮の葉のみがでて、ハスの茎がまるで台風一過の惨状にも見えます
周囲の緑も何やら黄色みがかって、緑増す感じではありませんでした
干上がった状態ですが、カサカサではありませんでしたから、勢いのある睡蓮は葉をまだ青くさせ花を開いていました
例年だと、水に浮かぶように花をひらいているのですが、泥の中からぐっと顔をもたげるように、咲いていました
こんなだったあの蓮池は、今どうなっているのかな!?
雨が降って生き返っているといいなと、周囲の緑増した風景を見て思っています
サラサウツギ(=更紗空木)の花が咲く
今月初めころ…そう約2週間程前、花木店の苗木コーナーで見かけたサラサウツギの花を紹介します
サラサウツギは、幹が中空になっていることから命名されたというウツギの花が八重化したものといわれ、一番外側の花弁の外側が赤いことから、更紗模様のようだというのでこの名前がついたようです
アジサイ科(旧ユキノシタ科)ウツギ属の落葉低木で、公園や庭木としてよく植えられており、初夏に、芳香のある下向きの花を咲かせます
サラサウツギの樹高は1.5~2mで根元から枝分かれし、葉は単葉で対生し長さ4~8cmの楕円形~倒楕円形、葉先は尖り葉縁には細かい鋸歯があります
花は八重咲きで枝の先に横向き~下向きにつけ、花弁の外側が淡紅紫色で内側が白色をしています
「更紗」は木綿地に人物、花、鳥獣の抽象的連続模様を多色で染め出したもので、呼び方はインドの上質な布「sarsa」からきているようです
サラサウツギの樹木は、強健で挿し木で繁殖し、大型の鉢植えなどにも適しているそうです
サラサウツギ(更紗空木)の別名はツカサウツギ(司空木)と呼ばれていますが、「ツカサ(司)」というのはお役所の意味なので何故そう呼ばれたのでしょう
サラサウツギの花言葉は、「 気品」、 「 品格 」、 「 謙虚 」、 「 古風 」、 「 風情 」、 「 秘密 」 です
バラとチョウ
昨日チョウを載せました
先月末群馬・高崎の高崎シンホニィーガーデンにバラが沢山咲いたと聞いて見に行きパチリ!!しましたが、その折バラに混じって、チョウがいたのを思い出しました
バラの名前はわかりませんが、ザ!!バラ達が咲き誇っていました
ガーデン入口近くのバラアーチです
生け垣風に植えられたバラが見事なのでパチリ!しました
よ~く見ると、チョウが留まっているのですが、分かりますか!?
アップ!!しました
どうやらモンシロチョウの交尾態のようです
モンシロチョウは、アゲハチョウ上科シロチョウ科に分類されるチョウの一種で、畑などの身近な環境で最もよく見られますが、バラなどの花周りに停まっているのは初めて見ました
バラの花の中で、二匹だけの世界に溶け込んでいるのが、とてもロマンチックに見えました
画像でははっきり観察できませんが、モンシロチョウの前翅の長さは3cmほど・翅は白いですが、前翅と後翅の前縁が灰黒色で、さらに前翅の中央には灰黒色の斑点が2つあります
モンシロチョウの和名はこの斑点を紋に見立てたものといわれます
春に発生する成虫は、夏に発生する成虫よりも白っぽいそうです
オスとメスを比較すると、少し形は違うようです・・・オスは前翅の黒い部分が小さく、全体的に黄色っぽく、メスは前翅の黒い部分が多く、前翅のつけ根が灰色をしています
ワルナスビがはびこっていました
早朝ウォーキングをしていて、たまにコースを変えてみると、珍しいものを見る事があります
先だってまで、梅雨だというのに雨が降らず乾燥した日が続いていました
畑のナスやキュウリに毎日水やりしてましたが、なかなか大きくならず今年は収穫期待が駄目だなとがっかりしていました
歩きながら、ナスともジャガイモの花にも似た草が、放置された畑にびっしり花開いているのを見つけました
我が家の畑のナスは、水やりしてやっと生き延び花をつけているのに、荒れ地のようになっているところでナスに似た花を咲かせる木が沢山茂っているのを見ると、野生の逞しさにひたすら驚きました
この木はナスに似てるも道理で、ワルナスビ(悪茄子)といって、アメリカ南東部(カロライナ周辺)生まれのナス科の多年草です
日本も含め世界的に帰化している外来種で、ジャガイモの花にも似ています
ワルナスビが確認されたのは明治時代で、千葉県の牧場で、牧草に混じって侵入したとされています
ワルナスビの名前は、花がナスに似た5弁の白い花で、茎と葉に鋭いとげがあり、繁殖力があり強いので ”悪”と名づけられたといわれます
ワルナスビの長いトゲは草のあいだを歩くだけでも足に刺さり、軍手をしても抜き取るのは難しいほどです
種子は土の中で100年以上もの寿命を持ち、地上部を駆逐してもまた芽を出してくるほど、生命力があるそうですから、「悪」い奴ほど強いのですかね
加えて全草に毒があって、牧場に生えると家畜に中毒を起こし、畑に生えると同じナス科のトマトやジャガイモに被害を与える害虫の温床にもなるようです
海外では“悪魔のトマト”とさえ呼ばれるほどで、嫌われがちな外来植物の中でも、最悪と言っていいほどのようです
こんなところに生えているワルナスビ花は何となく可愛いのですが、今から駆除しないと大変かも・・・
ワルナスビの花言葉は、 「 悪戯 」 です
ポピー畑を覗いてきました
10日ほど前、ポピーの花がまだ咲いているよと聞いて行ってきました
この時はもう遅いのではと思いつつひとぱっしり・・・、行き先は 群馬・榛名山麓にある「ポピー園」 です
まだ一面に咲き残っていました
何度も来て見慣れた風景ですが、赤一面ではないけど、真っ赤な色が周囲の新緑(?)の中で、とても映えて幻想的な趣を醸しています
ポピーはケシ科の植物で、約150品種が世界に分布しています
中にはモルヒネが採れる種もあり、それらの品種は当然個人で栽培することが法律的に禁止されていますから、苗やタネも入手できません
このような花を観賞する園芸種のポピーは、「ヒナゲシ」、「アイスランドポピー」、「オリエンタルポピー」の3種だといわれています
この眼の前で見たポピーは、アイスランドポーピーだと思われます
アイスランドポピーはシベリアが原産です
草丈は30~40cm程になり、春から初夏まで鮮やかな色の花をさかせます・・・花色は、赤色やオレンジ色、黄色にピンク色、白色と豊富なようですが、ここでは赤が一杯でした
もともとはポピーは多年草ですが、暑さには極端に弱く、夏越しはまず不可能のようです
アイスランドポピーの和名は、「シベリアひなげし」と呼ばれています
アイスランドポピーの花言葉は、 「 慰安 」、「 感謝 」、「 承認 」、「 七色の恋 」 です
行ってきてから10日ほど経った昨日、あのポピーはどうなったかなと覗いたら、花は萎んで種になったり、葉はちぢれて華やかな面影がありませんでした
あの虞美人の艶姿はどこに行っちゃったのかな!?
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