以前「小さな池」の老斤里の読みをノグルリと書いてしまいましたが、疑問に思ったので調べたら、正しくはノグンニでした。→ヤフー知恵袋参照。
一昨日、MMのブリリアで<ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011>の受賞3作品を観てきました。ストップ!温暖化部門優秀賞「SiRoKuMa」、アジアインターナショナル部門 優秀賞「A Purpleman」、ジャパン部門 優秀賞「中国野菜」です。
私ヌルボの注目はもちろん「A Purpleman」。北朝鮮の収容所(咸鏡北道の第12号管理所)を出所した17歳のヒョクは食べるため脱北を敢行し成功。韓国で生活を始めるが、貧しさと差別ゆえ生きる希望を失ってしまう。北朝鮮の“赤”でも韓国の“青”でもない、ということでPurpleということです。この映画はキム・タクン監督が実在の脱北者キム・ヒョクさんの体験を基に作ったクレイアニメ。まさにショートショート、わずか13分1秒の作品で、メッセージを浮き立たせるにはこういう作り方はありだな、と私ヌルボは好意的に受けとめました。作品自体の評価とは関係はないことでしょうが、何十万(?)もの人たちが強制収容所で苛酷な生活を強いられていること、またキム・ヒョクさんのように多くの脱北者がその後もさまざまな労苦を味わっているという、「現実の重さ」を考えざるをえません。審査員の鳥越俊太郎氏が「世界中の誰もが知る社会問題をここまで誰も思いつかなかったアニメーションの手法で描き出し、人類共通の物語へと昇華させた作品」と絶賛」というのは誉め過ぎの感はありますが、もしかして、作品としての価値以外の部分での評価も入っているのかも・・・。
YouTubeに「A Purpleman」のトレーラーがあったので貼り付けておきます。日本版より47秒長い韓国版です。
※関係記事①→<「パープルマン」、日本のショートショート&カナダ・ニッケル映画祭で受賞の快挙> 関係記事②→<「パープルマン」、世界独立系映画祭に相次ぐ招請>(韓国語)
※また、<dongA.com>に「映画の中の脱北者を通して見た韓国社会の視線は…」という興味深い動画付きニュースがありました。最近のいくつかの脱北者関係の映画について報じています。→コチラ
※別件で、「朝鮮日報」に上半期の映画総括の記事がありました。→コチラ。内容は、まあアリキタリですけど・・・。
★★★ Daumの人気順位(7月5日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①トゥルー・マッ(味)・ショー (韓国) 9.6(86)
②インサイド・ジョブ 9.4(37)
③サニー(韓国) 9.3(2890)
④カストラート 9.3(46)
⑤未来を生きる君たちへ 9.1(54)
⑥The Conspirator 9.1(39)
⑦イリュージョニスト 9.0(23)
⑧五月愛 8.9(20)
⑨X-MEN:ファースト・ジェネレーション 8.8(738)
⑩法頂和尚の椅子(韓国) 8.8(22)
新登場は④と⑥です。
④、韓国題の「파리넬리(パリネルリ)」なんて何かと思ったら、イタリア映画「カストラート」のことでした。1994年の作品を今韓国で上映というのはどういう事情があったのか、は調べてません。
⑥は後述。
【専門家による順位】
①トスカーナの贋作 8.3(6)
②イリュージョニスト 8.0(6)
②Another Year 8.0(6)
④茂山日記(韓国) 7.9(11)
⑤インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 7.5(2)
⑥SUPER8/スーパーエイト 7.4(7)
⑦告白(日本) 7.3(9)
⑧X-MEN:ファースト・ジェネレーション 7.3(6)
⑨大切な日の夢(韓国) 7.0(6)
⑨コパカバーナ 7.0(6)
今回は新登場はありません。⑨「大切な日の夢」は先週紹介した韓国アニメ。主人公の少年の夢は宇宙人(우주인.ウジュイン)になること。エイリアンに変身したいのじゃなくて、宇宙飛行士のことですよ。日本でいう宇宙人は外界人(외계인.ウェゲイン)といいます。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[7月1日(金)~3日(日)] ★★★
「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」、けた違いの数字
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・トランスフォーマー ・・・・・・・・6/29・・・・・・・・・2,366,170 ・・・・・・・・・・・・3,352,360・・・・・・・1,442
ダークサイド・ムーン
2・・サニー(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・・5/04 ・・・・・・・・・228,060・・・・・・・・・・・・6,147,587・・・・・・・・・376
3・・豊山(プンサン)犬(韓)・・・・・・・6/23・・・・・・・・・・・87,521 ・・・・・・・・・・・・・486,969・・・・・・・・・263
4・・カンフー・パンダ2・・・・・・・・・・・5/26 ・・・・・・・・・・69,959・・・・・・・・・・・・4,949,226・・・・・・・・・336
5・・ホワイト 呪いのメロディー(韓)・・6/09 ・・・・・・・51,403・・・・・・・・・・・・・・705,587・・・・・・・・・194
6・・X-MEN:ファースト・ジェネレーション・6/02・・・・・50,225・・・・・・・・・・・・2,463,846・・・・・・・・・281
7・・リンカーン弁護士 ・・・・・・・・・・6/16・・・・・・・・・・・11,759・・・・・・・・・・・・・・305,540 ・・・・・・・・・94
8・・The Conspirator・・・・・・・・・・・6/30・・・・・・・・・・・・9,697・・・・・・・・・・・・・・・11,950 ・・・・・・・・・41
9・・未来を生きる君たちへ ・・・・・・6/23・・・・・・・・・・・・4,991 ・・・・・・・・・・・・・・17,896 ・・・・・・・・・24
10・・SUPER8/スーパーエイト・・・6/16 ・・・・・・・・・・・4,765 ・・・・・・・・・・・・・466,635 ・・・・・・・・・69
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。
新登場1位「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」の数字はハンパじゃありません。上映館数も観客動員数もけた違い。
2位の「サニー」、今週も20万人台を維持、600万人を超えました。
新登場は1位と8位の2作品です。
1位、日本では7月28日公開ということで、関連サイトで情報が流されています。しかし、NASAやアメリカ政府が何かすごいことを隠しているんじゃないか、なんて話は昔からありますねー。それだけでは全然ワクワクしないんですけど・・・。韓国題は「트랜스포머 3(トゥレンスポモ トゥリ)」。
8位、リンカーン大統領暗殺の共犯として逮捕された女性の実像に迫るドラマ。暗殺後、衝撃を受け動揺する風潮の中、拙速に裁定をくだそうとする国家と民衆に対し、冷静さを失わず自らの信念に基づいて判断しようとする青年弁護士(ジェームズ・マカヴォイ)が主人公。ということは、ロバート・レッドフォード監督、ヌルボ好みのマジな映画を作ってくれた? 「憲法というものは、たとえそこに、酌量すべき状況や、見かけの疑わしさが有る場合でも、いかなる代償を払ってでも堅持し続けなければいけない、と、教えてくる映画である」(Miami Herald)という新聞の評は気になりますが・・・。原題「The Conspirator」は共謀者(陰謀加担者)のこと。韓国題は「음모자(陰謀者)」。
一昨日、MMのブリリアで<ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2011>の受賞3作品を観てきました。ストップ!温暖化部門優秀賞「SiRoKuMa」、アジアインターナショナル部門 優秀賞「A Purpleman」、ジャパン部門 優秀賞「中国野菜」です。
私ヌルボの注目はもちろん「A Purpleman」。北朝鮮の収容所(咸鏡北道の第12号管理所)を出所した17歳のヒョクは食べるため脱北を敢行し成功。韓国で生活を始めるが、貧しさと差別ゆえ生きる希望を失ってしまう。北朝鮮の“赤”でも韓国の“青”でもない、ということでPurpleということです。この映画はキム・タクン監督が実在の脱北者キム・ヒョクさんの体験を基に作ったクレイアニメ。まさにショートショート、わずか13分1秒の作品で、メッセージを浮き立たせるにはこういう作り方はありだな、と私ヌルボは好意的に受けとめました。作品自体の評価とは関係はないことでしょうが、何十万(?)もの人たちが強制収容所で苛酷な生活を強いられていること、またキム・ヒョクさんのように多くの脱北者がその後もさまざまな労苦を味わっているという、「現実の重さ」を考えざるをえません。審査員の鳥越俊太郎氏が「世界中の誰もが知る社会問題をここまで誰も思いつかなかったアニメーションの手法で描き出し、人類共通の物語へと昇華させた作品」と絶賛」というのは誉め過ぎの感はありますが、もしかして、作品としての価値以外の部分での評価も入っているのかも・・・。
YouTubeに「A Purpleman」のトレーラーがあったので貼り付けておきます。日本版より47秒長い韓国版です。
※関係記事①→<「パープルマン」、日本のショートショート&カナダ・ニッケル映画祭で受賞の快挙> 関係記事②→<「パープルマン」、世界独立系映画祭に相次ぐ招請>(韓国語)
※また、<dongA.com>に「映画の中の脱北者を通して見た韓国社会の視線は…」という興味深い動画付きニュースがありました。最近のいくつかの脱北者関係の映画について報じています。→コチラ
※別件で、「朝鮮日報」に上半期の映画総括の記事がありました。→コチラ。内容は、まあアリキタリですけど・・・。
★★★ Daumの人気順位(7月5日現在上映中映画) ★★★
【ネチズンによる順位】
①トゥルー・マッ(味)・ショー (韓国) 9.6(86)
②インサイド・ジョブ 9.4(37)
③サニー(韓国) 9.3(2890)
④カストラート 9.3(46)
⑤未来を生きる君たちへ 9.1(54)
⑥The Conspirator 9.1(39)
⑦イリュージョニスト 9.0(23)
⑧五月愛 8.9(20)
⑨X-MEN:ファースト・ジェネレーション 8.8(738)
⑩法頂和尚の椅子(韓国) 8.8(22)
新登場は④と⑥です。
④、韓国題の「파리넬리(パリネルリ)」なんて何かと思ったら、イタリア映画「カストラート」のことでした。1994年の作品を今韓国で上映というのはどういう事情があったのか、は調べてません。
⑥は後述。
【専門家による順位】
①トスカーナの贋作 8.3(6)
②イリュージョニスト 8.0(6)
②Another Year 8.0(6)
④茂山日記(韓国) 7.9(11)
⑤インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 7.5(2)
⑥SUPER8/スーパーエイト 7.4(7)
⑦告白(日本) 7.3(9)
⑧X-MEN:ファースト・ジェネレーション 7.3(6)
⑨大切な日の夢(韓国) 7.0(6)
⑨コパカバーナ 7.0(6)
今回は新登場はありません。⑨「大切な日の夢」は先週紹介した韓国アニメ。主人公の少年の夢は宇宙人(우주인.ウジュイン)になること。エイリアンに変身したいのじゃなくて、宇宙飛行士のことですよ。日本でいう宇宙人は外界人(외계인.ウェゲイン)といいます。
★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[7月1日(金)~3日(日)] ★★★
「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」、けた違いの数字
順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・封切り日・・・・・・週末観客動員数累計・・・・観客動員数・・・・上映館数
1・・トランスフォーマー ・・・・・・・・6/29・・・・・・・・・2,366,170 ・・・・・・・・・・・・3,352,360・・・・・・・1,442
ダークサイド・ムーン
2・・サニー(韓) ・・・・・・・・・・・・・・・・5/04 ・・・・・・・・・228,060・・・・・・・・・・・・6,147,587・・・・・・・・・376
3・・豊山(プンサン)犬(韓)・・・・・・・6/23・・・・・・・・・・・87,521 ・・・・・・・・・・・・・486,969・・・・・・・・・263
4・・カンフー・パンダ2・・・・・・・・・・・5/26 ・・・・・・・・・・69,959・・・・・・・・・・・・4,949,226・・・・・・・・・336
5・・ホワイト 呪いのメロディー(韓)・・6/09 ・・・・・・・51,403・・・・・・・・・・・・・・705,587・・・・・・・・・194
6・・X-MEN:ファースト・ジェネレーション・6/02・・・・・50,225・・・・・・・・・・・・2,463,846・・・・・・・・・281
7・・リンカーン弁護士 ・・・・・・・・・・6/16・・・・・・・・・・・11,759・・・・・・・・・・・・・・305,540 ・・・・・・・・・94
8・・The Conspirator・・・・・・・・・・・6/30・・・・・・・・・・・・9,697・・・・・・・・・・・・・・・11,950 ・・・・・・・・・41
9・・未来を生きる君たちへ ・・・・・・6/23・・・・・・・・・・・・4,991 ・・・・・・・・・・・・・・17,896 ・・・・・・・・・24
10・・SUPER8/スーパーエイト・・・6/16 ・・・・・・・・・・・4,765 ・・・・・・・・・・・・・466,635 ・・・・・・・・・69
※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。
新登場1位「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」の数字はハンパじゃありません。上映館数も観客動員数もけた違い。
2位の「サニー」、今週も20万人台を維持、600万人を超えました。
新登場は1位と8位の2作品です。
1位、日本では7月28日公開ということで、関連サイトで情報が流されています。しかし、NASAやアメリカ政府が何かすごいことを隠しているんじゃないか、なんて話は昔からありますねー。それだけでは全然ワクワクしないんですけど・・・。韓国題は「트랜스포머 3(トゥレンスポモ トゥリ)」。
8位、リンカーン大統領暗殺の共犯として逮捕された女性の実像に迫るドラマ。暗殺後、衝撃を受け動揺する風潮の中、拙速に裁定をくだそうとする国家と民衆に対し、冷静さを失わず自らの信念に基づいて判断しようとする青年弁護士(ジェームズ・マカヴォイ)が主人公。ということは、ロバート・レッドフォード監督、ヌルボ好みのマジな映画を作ってくれた? 「憲法というものは、たとえそこに、酌量すべき状況や、見かけの疑わしさが有る場合でも、いかなる代償を払ってでも堅持し続けなければいけない、と、教えてくる映画である」(Miami Herald)という新聞の評は気になりますが・・・。原題「The Conspirator」は共謀者(陰謀加担者)のこと。韓国題は「음모자(陰謀者)」。
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