ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

①韓国文学②韓国漫画③韓国のメディア観察④韓国語いろいろ⑤韓国映画⑥韓国の歴史・社会⑦韓国・朝鮮関係の本⑧韓国旅行の記録

これはお得! ハングルのフリーペーパー

2010-02-15 21:09:50 | 韓国の文化・芸能・スポーツ関係の情報
 私ヌルボが新宿・職安通り方面によく行くようになったのは1990年代初頭頃でした。
 当時は韓国関係のモノを売っている店といえば、現在は老舗の食堂という感じになっているハレルヤくらい。当時はたしか雑誌や雑貨、食品類を売っていて、奥の方が食堂コーナーになっていたと記憶しています。
 その後ニューカマーの人たちが増えるとともに、今言うところのフリーペーパーが出回り始めました。
 1990年創刊の「韓国人生活情報」、92年創刊の「月刊アリラン」、93年から「그루터기(クルトギ.切り株)」と「新東京」など。韓国語初級者だった私ヌルボは、ページを開いて(数少ない)一目でわかる単語をマーカーで塗ったりして勉強した(?)ものです。「月刊アリラン」(だったかな?)の、日本の中の韓国文化財を探る連載等々、興味深い記事もいろいろありました。

 今職安通りを通ると、フリーペーパー専用のスタンドに20誌を越えるフリーペーパーが並んでいます。
 これで商売になるのかしら?と考えてしまうほどですが、よほど物好きな韓国語学習者でも、とてもじゃないけど半分も読みこなせない冊数でしょう。

 現段階で、ヌルボもすべてに目を通しているわけではないので、チミツな分析は(例によって)後回しにするとして、とりあえずゼッタイお薦めのフリーペーパーを1つ紹介します。

 それは「월간 연예통신(月刊 演芸通信)」です。

 今出ている2010年2月号(下の画像)で34号だから、2007年5月創刊のようですが、ヌルボが認知したのは昨年です。どうも分厚すぎるのと、「演芸」という語にマイナスの先入観があって、無意識に避けていたのかも・・・。

     

 さて、この雑誌。まず驚くのがそのボリューム。322ページ(広告含む)もあります。
内容がまた凝っています。韓国ドラマについてはいろんな雑誌等で当然とりあげていますが、「演芸通信」がこの号で載せている「공부의 신(勉強の神)」の場合、OECD国家中で韓国が教育費支出1位だ等の背景から、主な登場人物の紹介、日本ドラマ「ドラゴン桜」との主要登場人物6人の比較とか、なぜKBSは目標大学をソウル大学ではなく架空の<天下大学>にしたのか等々のウラ話も記されています。

 またドラマ、映画、K-POP、O.S.T、J-POP、POPの各ランキング(ベスト10)もあり、それから漫画がなんと5つも載ってます。その中に、ヌルボが前に読んだカンプル作の「timing」があるのには驚きました。他に連載小説もあります。
 「韓国時事漫評」と題した、韓国各新聞の政治・社会風刺漫画のページ、「韓国フォトニュース」のページ、またベストセラー本のページは8ページもあって、計80冊の本が表紙写真と、けっこう詳しい内容紹介付きで紹介されています。

 ジツにまあ読みでのあること! これでタダとは安い。当たり前だけど・・・。
 発行している所を見るとK-Telecom、・・・って、国際電話の会社。なんでこんなフリーペーパー出しているのかなあ?

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