ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国のTVで見た元Sugar・アユミ(現ICONIQ)出演の番組で聴いた「チム・チム・チェリー」

2013-07-11 23:51:39 | 韓国の音楽
 1つ前の記事に続いて歌の話。
 これも先月の韓国旅行中のネタですが、前記事とは違って現地のTV番組で聴いた歌のことです。

 聞慶での2日目。午前中には聞慶セジェ道立公園から第2関門まで片道3kmの古道を往復し、午後は鎮南駅の廃線利用レールバイクで往復とも上り坂(てなわけないか)のコースで体力は尽きてしまいました。

 こうなったらモーテルに戻って飲むしかない。ま、こうならなくても飲むんですけど。
 モーテルでの夜、6月23日の記事で書いたように「聞慶の次はどこに行くか」検討会議から脱落した私ヌルボ、なんとなくTVを見ていました。

 このバラエティ番組は何だろな、と画面右上隅を見たら「해피투게더(ヘピトゥゲド)」。あー、「ハッピートゥゲザー」ね。しかし、どうも最近の同番組とずいぶん様子が違うみたい。(この点については後述。)
 女性3人と男性2人の楽しそうなトークの後のコーナーは、5人が並んで座って、思い出の学校唱歌と思しき歌を、各々が割り当てられた部分を間違いなく歌って、全曲をミスなく歌い通せるか? ・・・というもの、のようです。
 もし歌詞を間違えたりつかえたりしたら、上から吊るされた大きなトレーのような板が落ちてくるのです。
 後で下の画像を見つけました。出演者は違いますが同番組です。

        
  【皆、昔の高校の制服みたいな服を着ています。各人の上の板が落ちてくるのです。】

 「バラエティ番組は騒々しいだけだから見る気がせんよ」と口々に言う他の3人のオジサンたちと基本的には同感ではありますが、言葉はあまり聞き取れないもののけっこうおもしろく、またそれ以上にその「課題曲」に興味を持ちました。
 というのは、日本でもよく知られているあの「メリーポピンズ」の中の「チム・チム・チェリー」なのです。
 しかしメロディーは一緒でもなんだか歌詞が全然違うゾ・・・
 歌い出しからして
 ♪종소리가 은은하게 들려온다(チョンソリガ ウヌナゲ トゥルリョオンダ)  
   鐘の音がかすかに聞こえてくる

 ・・・というわけで、そのあともエントツ(韓国語で굴뚝)なんて全然出てこないし・・・。

 それはそれとしてTVを見ていると、左端の20歳くらいの女の子がけっこうトチッたりしてウケているのです。名前を見ると「아유미(アユミ)」 
 あら、日本人なのか。道理で最初の소리」の発音が소리」になってる!と厳しいチェックを入れられたりしてました。

     
        【歌い出しの「종소리」の発音は日本人が苦手なところ。】
ㅇ(ng)とㄴ(n)の区別は何年経ってもむずかしいですね。また「총소리」だと銃声になってしまいます。鐘の音とは大違いです。

     
        【「방긋이」と歌うべきところも「반드시」になっちゃった?】

 パングシもパンドゥシもたしかによく似てはいますが・・・。

     
        【懇切丁寧に教える隣りのシン・ドンヨプ。】

     
        【アユミだけで再度個人練習。】

     
        【そして6回目の挑戦です。】

 10回目までの挑戦で完璧に歌えれば合格ですが、結局歌えたのかな? 最後ちゃんと見てなかった・・・。

 以上が聞慶のホテルのTVで見て聴いた歌のこと。
 で、帰ってから調べてみたら、いろんなことがわかりました。

 まず、この「チムチムチェリー」のメロディで歌われている歌は、国定の頃の教科書で初等学校6年に載っていた「종소리(鐘の音)」という歌。歌詞は以下の通りです。

 종소리가 은은하게 들려온다  
 희망의 앞날을 알려주려
 딩동댕동 딩동댕 들려온다
 바람결 따~라 저 멀리서
 꿈결속에 울리는 맑은 소리
 나~의 단잠을 깨웠지만
 희망을 실어준 종소리에
 방긋이 미소를 지었지요
 희망의 종소리 들려온다


 動画あるいは音声だけでもあるかなと思って探したら、1つだけありました。→コチラ
 <NATE>の動画なのでここに載せることはできませんが、牙山(アサン)の道高温泉初等学校(道後温泉かと一瞬思ってしまった)の児童たちが歌っています。ただ1分33秒のうち最初の30秒はワイワイガヤガヤ状態です。(笑)
 ※→コチラは蔚山市立合唱団による本格的な合唱の「チム・チム・チェリー」ですが、歌詞は違います。

 それから、どうも最近の「ハッピー・トゥゲザー」と違うなー、と思っていたら、実は聞慶で見たのは2003年頃、つまり10年も前の「シーズン1」の再放映だったのです。(今はシーズン3。)
 そして<wikipedia韓国版>によるとこの「お盆カラオケ(쟁반 노래방)」というコーナーは、2001年に始まった「ハッピー・トゥゲザー」の歩みの中で一番人気があったということです。
 シーズン1では別に「幸福な対決 負けず劣らず(행복한 대결 막상막하)」というコーナーがあり、外国出身の韓国人歌手が韓国語を学んでクイズを解く内容のものなのですが、そこでは「元SUGARのアユミなどがクイズの常識を破る不正解で注目を集めた」なんて書かれちゃってます。(笑)

 また、当時の「ハッピー・トゥゲザー」がDVDセット(日本語字幕付き)になって発売されているんですね。しかし→コチラでも→コチラでも「アユミの天然ボケが炸裂」などと書かれています。まあ、ネイティブスピーカーじゃないからねー、同情いたします。(笑)

 さて、そのアユミ嬢についてですが、ウィキペディアを見てこれまたいろいろ驚きましたね。日本人かと思ったら、1984年鳥取生まれの在日3世。中2の時に母親と韓国旅行に行った際明洞でスカウトされましたが父親から「韓国語を話せない」等の理由で芸能界入りを反対されます。しかし2000年渡韓し、レッスンを受けたりした後2002年Sugarのメンバーとしてデビュー。アユミことイ・アユミ(李亞由美)として芸能活動を続けます。この番組出演もその頃ですね。その後帰国して伊藤ゆみという芸名で主に女優活動をしていましたが、2010年に「わたしが変わる」というキャッチコピーでICONIQという名に改めた上で再デビュー。
 そして今の彼女の画像を見て驚いてしまいました。コレですよコレ。

       
  【上のTV画像の女の子と比べて、同一人物と誰が見抜けるでしょうか?】

 いやあ、10年経って、こんな感じのおねーさんになって、資生堂のCM等にも出てるとはねー。コワいもんだねー・・・、って何が? 次の中から選べ。
 ①女 ②芸能界 ③芸能事務所 ④歳月の流れ ⑤世の中 ⑥ICONIQ(アユミ) ⑦整形

 さらにはこのICONIQ嬢、昨年にはGACKTとの熱愛が発覚して「フライデー」で暴露されたとか!(→コチラ。)
 (あ、オジサンはGACKTご存知ない? 学徒出陣じゃなくて、歌手の・・・。)
 しかし、リンク先の記事の見出し<ICONIQの「顔面大改造」と「ドス黒い過去」>というのはひどいなー。「顔面大改造」はいいとして(?)、本人も出自を隠してなくて、また何も悪いこともしてないのに「ドス黒い過去」とはねー。(「ドス黒い」のはアンタの心の方じゃい!)
 →コチラでも彼女をなぜか非難してますが、本人の言う通り「私だってデートぐらいするわ」。←そら正しいよ~! (と、ニワカに彼女の応援団になったりして・・・(笑))

 あら、この記事のテーマは何だったっけ?

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