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ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国の除夜の鐘 と 突く回数

2009-12-31 00:28:43 | 韓国・朝鮮関係の知識教養(歴史・地理・社会等)
 いよいよ大晦日です。
 大晦日といえば除夜の鐘です。

 除夜の鐘は煩悩の数すなわち108回打つのは日本の常識。

 なぜ108かというと、<四苦八苦>に由来しているという話はどれくらい一般的なんでしょうか?
 つまり、4×9と8×9を足すと108になるというわけです。
 ・・・と聞くと、な~るほど、と深く納得する人も多いようですが、私ヌルボは人柄自体は素直ですが、知識教養面では疑り深いので疑問に思っていました。

 韓国にも大晦日に除夜の鐘(제야의종)を突く習慣があって、ソウルでは普信閣の除夜の鐘が1953年以来恒例の行事になっています。
 <コネスト>の記事によると、「2005年からは市民のインターネット推薦によって選ばれた11名の各界の著名人が参加することでも毎年の話題となっています」とのことです。

 さて、その記事にもあるように突く回数は33回
 その理由は、植民地時代に独立運動に立ち上がった人の数だとか、観世音菩薩が衆生済度のために33に分身したことに由来するという説とか、33という数字は仏教で万物の根源とされることに由来するという説とか、時報として昔から33回打たれていたという説、国泰民安の考えに由来するという説等々、諸説紛々。

 ただ、韓国版のウィキでは、「元来は寺で鐘を108回鳴らす」とあります。ということは、日本だけではないのか~。

 またあるブログでは、次のような記事がありました。
 「人間には、六感(見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触る、思う)があり、(好む、嫌う、好きでも嫌いでもない)と(求める、避ける、どちらでもない)の6つの対処があって、これが過去、現在、未来の3つの時世で6×6×3=108。」

 ・・・う~む、なんなんだ~。結論はまだ不明。年を越えての宿題とします。


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