学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

聖ジェローム

2009-10-16 | ヨーロッパの歴史
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2009年10月16日(金)00時35分32秒 編集済

>筆綾丸さん
いえいえ。
気が向いたときに書いてください。
私も11月に入ると投稿が減ると思います。

>ダ・ヴィンチの指紋
新聞記事をいくつか読み比べてみましたが、ご紹介のタイムズの記事が一番詳しいようですね。
vellumは上質の羊皮紙だそうですが、何故そんな素材に描かれたものが19世紀の作品と思われていたのか、不思議に感じました。
想像するに、19世紀のドイツでは懐古趣味的な観点からの類例がいくつかあるのでしょうか。

タイムズの記事の中で、

Martin Kemp, Emeritus Professor of History of Art at the University of Oxford, is convinced and recently completed a book about the find (as yet unpublished). He said that his first reaction was that “it sounded too good to be true— after 40 years in the business, I thought I'd seen it all”. But gradually, “all the bits fell into place.”,

とある部分、笑ってしまいました。
贋作や偽鑑定事件を何度も見た古狸の名誉教授も太鼓判を押してくれました、という訳ですね。

ダヴィンチが描いた聖ヒエロニムスは何だか薄気味が悪いですね。
相棒のライオンがいなければ、化け物か乞食のようにも見えます。

http://store.encore-editions.com/Leonardo%20Da%20Vinci%20Paintings%20and%20Drawings%20-%20St.%20Jerome%201483
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