生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

<自己愛パースナリテイ障害>を意識すると健全、という意味が分かる!

2011年05月20日 | 第10章:どうして心を癒すか
心理療法の世界で一番恐れるのが<自己愛パースナリテイ障害>と呼ばれる精神現象ですが、この現象は人類発生いらい存在しています。しかし現代では6つ以上の精神現象が同時に併発していないとこの病名はつけない約束になつています。下記の精神現象を6つ同時に併発している事例はあまりありませんが、この現象は人間ですと全員がもつているものですので、参考にしておいて下さい。テキスト<生き甲斐の心理学>の132ページを転載させていただいています。

自己愛パースナリティ障害(Narcissistic Personality Disorders)DSM-3の診断基準によれば、以下の(1)から(4)までが必須症状、(5)のうち2つが必要な症状とされる。
    (1)自己の重要性、ユニークさに関する誇大感
    (2)限りない成功、権力、知性、美、あるいは理想の愛といった空想への没入
    (3)絶え間なく注視と賞賛を希求する自己顕示的態度
    (4)他人からの批判、無関心、あるいは自己の挫折に対して、冷酷な無関心、激しい怒り、劣等感、屈辱感、虚無感などの感情で反応する。
    (5)対人関係の障害
(a)権利の主張;他者からの特別な好意を当然のこととして期待し、それに対するお返しは考えない。意のままにならなかった時の驚きと怒り。
(b)対人関係における搾取性;自己の欲望、出世、支配権のために他者を利用すること。他者の尊厳や権利をないがしろにする。
(c)対人関係が過度の理想化と蔑視の両極端の間で激しく揺れ動く。
(d)共感能力の欠如;他者がどのように感じているかを心で汲み取ることが出来ない。

<依存症:391-3>:

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