生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

既に「永遠の愛に生きている」と信じている人

2011年08月20日 | 第10章:どうして心を癒すか
世界を広く見渡すとマザーテレサを始めこの世に生きている時から、もう既に永遠の魂として生きていて、自分の死は単なる通過儀礼だと信じている人間も沢山います。この既に永遠に生きている、という意味ですが下記の比較宗教学の基本原理から思索を楽しんで下さい。
A=B(X+Y)と云う方程式です。Aは現在の自分のこと、Bは臨終と共に身体から離脱していく知的生命体のこと(世間では魂と呼んでいます)、Xは生育史上の独得のその人の心の有り様のこと(赤ちゃんとして誕生し今日までの、その人独自の人生から生まれてくる考え方、感じ方、行動の仕方)、Yは生物学的医学的な身体を意味しています。ミトコンドリアやDNA,遺伝子などをふくめます。ですから現在生きている自分はここからここまでがBで、ここからここまでがXだと分けられません。きちんとAを勉強する学問が人間学、Bは宗教学、Xは心理学、Yは医学です。人間とは何かと定義している一つに「人間とは魂と身体で構成されている」と信じている宗教もあります。その場合は生きている時から既に自分の所持している魂から身辺の森羅万象を見ているので、時々自分が変だなあ、と感じた時は、自分の生育史と身体の原因で見る目が濁っているんだなあ、とか、身体の影響でやはり見る目が混濁したんだ、と解釈していきます。純粋な目で見られるのは死んだ時、つまり純粋なBの状態になれば身体から解き放たれて永遠の愛である神様の世界に憩う日が、その永遠の幸福の世界に突入した瞬間だと解釈しています。生きている時から既に永遠の愛に生きていると信じている人々はとても強いです。:
<心理療法の近道:409-5>:

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