親子、恋人、家族、友人、夫婦、それぞれの人間関係の中で、互いに好意、友情、愛情を感じているのに、何故か、親密なものを危険なものとして避ける事例があります。これは大変、不幸な現象なのですが、生育史を調べていると、さもありなんという事情が見えてきます。どんな生育史かといいますと親密な状態の時に、突然、恐怖に襲われたという体験か、或いは、親密な日常生活の折に、突然、難しい病気が発病し、急速に死んでしまったような体験があると、人はその親密性と不幸感をダブらせて感じ取る習性があるからです。これを直していくには、その成り行きを明確に意識化する必要性と繰り返し人生体験の中で、そうでないと思えるよな訓練が必要です。愛の親密性は危険ではない、という確信が必要です。
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