五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

病院通いの成果

2014年07月26日 | 第2章 五感と体感
5月に体調を崩し、そこから病院通いが始まりました。とはいえ、症状は一週間ぐらいで治まったのですが、あとは数値と向き合う日々。
昔だったら、症状が治まれば治ったとみなされ放免されるところでが。。。

血液検査をしたり、レントゲンを撮ったり、エコーを撮ったり、久しぶりの医者通いです。
初めて診ていただくに等しいお医者さんでもあったので、互いの人と成りを通ううちに理解し合えてきました。

カルテのデーターは全てパソコンで打たれ、私の紡ぐ言葉はそのまま先生の手で記入されていきます。

先生「運動、何かしてますか?」
私「なんちゃってテニスと。。。」
先生「なんちゃってテニスですね」(そのまま「なんちゃってテニス」と記入)
私「それと、24式太極拳を今は家で時々しています。」
先生は何故か、「太極拳」だけを記入
私「それと、、、能楽の仕舞いと謡いをしています。」
先生「へぇ~。仕舞いって、なかなかハードでしょ?身体に良いですよ。」(ここで、先生の目が輝く)
私「稽古中は汗だくだくです」
先生「仕舞いですか~~。仕舞いは、良いですね~~」と、云いながら「仕舞い」と記入。

私自身、他者の書くカルテが気になります。お医者さんに診ていただくと、昔は訳のわからないドイツ語なんぞで書かれていましたが、今はデーターとしてそのままインプットしていくお医者さんがほとんどです。
「患者の使う言葉」を忠実に記入することはとても大切なことです。

それにしても、「仕舞い」という言葉に飛びついてくださり、多分能を知らない方であれば「能楽の仕舞い」とカルテに記入したことでしょう。

つまり、私の運動のデーターには、「なんちゃってテニス、太極拳、仕舞い」と記入されたわけです。「能楽の仕舞い」とは書かずに「仕舞い」と書かれたことは、私にとってとっても嬉しい出来事でした。

どうせ病院に通うなら楽しみたいので、先生のパソコンには老眼鏡をつけて覗きこませて頂いています。

先生が仕舞いという言葉に目をキラリとさせたことは、見逃しませんでした。
多くの患者を診ている先生にとって、患者の現象をそのまま捉えても、自分の感情が動く言葉が出てこないと記憶にも留まらないはずです。

「なんちゃってテニスと仕舞い」は、多分カルテを見れば「あぁ、あの人ね。」と、思い出してくださる筈です。

5月から通い始めたお医者さんの感性は、私にとって「〇」の人であることが解り、今更ですが信頼して通う価値のあることを確かめさせていただきました。

とりあえず、5月からの案件からは解放されました。中年オババらしくそれなりのことをしなくては健康維持は難しい事も受け容れ、老いが進む身体と向き合ってまいりたい所存でございます。

只今、二度飛ぶ箇所のある竹生島を稽古中。猛暑の稽古は一段と汗だくです。ヒョロヒョロとした竜神をどうにか威風堂々と舞いたいものです。

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