五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

自分の見えているもの・・・

2014年07月07日 | 第2章 五感と体感
「私」という一人称が、自身で感じ、自身で解釈している事柄は、自分自身にとっての実在でありましょう。

第三者がいくら「あなた」に対して、心配してくれたり、説教してくれたり、怒ったりしても、自分自身の問題は、自分自身が理想と現実のギャップで不安感を自ら体感しない限り、問題解決には至りません。

心理学者カール・ロジャーズの理論を学んだ時に、自分の概念は、あまりにも自分にとっては当たり前過ぎる事なので、他者の事など、ほんとうにわからないもんだ、、、と、腑に落ちました。

できることなら自分の現実を吟味できるよう、頑なであろう防衛機制に気付いていきたいものです。

自分がそうであろうと思う防衛機制は、自分を生き延びさせてきた大事な自分の守り方でもあります。

その防衛機制に潜む自分の不安感の種類が受容できると、人は何故かカタルシスを起こしていくから不思議です。
それが、世間でよく言われている「自己受容」というものだと私は解釈しています。

人は他者との協同で何かを成していきます。
独りよがりでは、「協同」つまり心を合わせて一つの事を成就することはできません。

和をもって尊し。という意味には、他者になびきながら事を成すということではなく、共有した一つの目的に関し、互いの立ち位置をそれぞれが上手い塩梅で探し、その中で自分の役割を見い出していくことの尊さを言っているのだと思っています。

自分自身を愛することはとても大事なことです。
しかし、
自分の主張や自分自身を愛することばかりを優先しているようでは、話になりません。

他者と自分の距離感を上手に測り、さりげなく自分の位置を決めることができるようになりたいものです。

そのためには、「自分の傾向に前向きに気付くこと」がどうしても避けられない作業の一つとなるのです。

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