五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

感情の曼荼羅

2014年02月02日 | 第2章 五感と体感
昨日の東急セミナーBE雪谷「生き甲斐の心理学講座」にご参加いただき、ありがとうございました。

雪谷大塚駅真上にあるカルチャセンターということもあり、改札口横にあるポスターを通りがかりに見ている人がいらっしゃることも良くわかり、徐々に雪谷の街に「生き甲斐の心理学」が認知されてきたことも感じることができました。

昨日のテーマは暦の24節気をモチーフに原初感情である「好きと嫌い」を意識することから展開しました。
24節気をモチーフにし、季節の祭事を思い起こしそこから湧き出す感情や自分の考え方の傾向を意識化することを皆さまに始めて経験していただきましたが、「自分の感情を意識化すること」は、同じ訓練を積み重ねていかないとなかなかできるものではありません。
多分、一生かかる学びであるかもしれませんが、もし悩みを持っていたり、もやもやした感覚から逃れられないのであれば、自分の感情に焦点を当てて、どんな考え方で自分が今まで生きてきたのかを振り返ってみることは、自分を幸福感に導くための大事な作業であるのです。

「感情」と一括りに使うことは簡単なことですが、いざ、自分の不安な感情がどんな種類のものであるかを問われると、掴みにくく、言語化しにくいものです。
何らかの防衛機制が自分の本音の感情を見えなくしている場合もありそうです。

「今この時」に焦点をあてて、「今、自分はどんな感情で、この場にいるのか?」を意識化することを続けていくと、不思議と自ずから見えてくる感情があるはずです。

その感情を否定も肯定もせず、自己の感情を意識に上げることができているようで実はできていないことが多い事に気付くのです。

朝、目が覚めた時点で、感じた感情はどんなものか?

それを少しずつ意識化できるように訓練していくと、いつしか自分の日常に湧きあがっている感情の意識化が図れるはずです。

自己受容することは、自分の理想に自分を持っていくことではないのです。

明るくならなくてはならない
希望を持たなくてはならない
強く生きなくてはならない
などと、自分を叱咤激励したところで、出来ないものは出来ないのです。

現状の自分の状態を受容することが受容なのです。

自分の現状の感情を受容すれば、自分なりのやり方が見つかるはずです。
自分なりのやり方を他者に強要しても答えは導かれません。

感情の曼荼羅を一つだけ掴むことは至難の業ですが、自分の内に広がる宇宙で迷子にならないためには、「今私は何を感じているか」を意識化することが第一歩のように思います。

単発の講座では、入り口に立つあたりで時間切れとなりますが、講座での「問い掛け」を携えて暮らしの中で思い出してくださり、学びのきっかけになれば幸いです。

東急セミナーBE雪谷とたまプラーザでは月に一度講座を行っており、去年から季節ごとに単発講座も開催しています。
詳しくはNPO法人CULLカリタスカウンセリング学会のホームページをご覧ください。「生き甲斐の心理学」で検索しますと出てきます。



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