五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

宮城県山元町「手品あり手芸あり」5

2014年02月14日 | 第2章 五感と体感
ささえ愛山元さんが津波で全壊し、ご家族や親せき、友人、そしてスタッフの命も奪い、大きな悲しみの中、ひたすら前に進み夏2011年夏には、津波の被害を受けながらも壊れなかった家を借り、事業を再開しました。
高台移転を果たすまでの二年近くをその家を事業所として踏ん張って来られました。

多くの人が住まう土地を替えましたが、被害に遭った家を改築して新たな生活をスタートされた方々もいらっしゃいます。
確かに以前よりも夜の明かりが増えてきました。

ささえ愛さんが事業を再開した第一号のお家は、只今、理事長さんの発案で助成金を受けてパソコン教室を開催しています。そして、工芸作品を作るサークルを立ち上げたり、徐々に活動が増えてきたようです。

それぞれの方々が御自分の持ち味を活かし、手を動かし、口を動かしている光景は、想像するに輝く活気を感じます。

高台移転したささえ愛さんの飾棚や壁にも、多くの方々が作られた作品がたくさん飾られてありました。訪問する度毎に増えています。

なかには以前から趣味でやっていた手品の技術を更に磨いている方もいらっしゃいます。
私のお姉さま的存在であるUさんの手品を観ることは、私の訪問の楽しみの一つです。
手品の技術は勿論ですが、演技力も益々バージョンアップ。エプロンを着けた姿から一変し、ラメ入りの黒いジャケットを羽織ると、プロのマジシャンに変身します。

今回の訪問には、もう一人の私のお姉さまである能楽師の師匠が同行し、パラソル喫茶でも、デイケアーの利用者さんとも、生き甲斐の心理学講座の〆にも、皆様と共にひたすら高砂を謡いました。
全ての高砂体験を共にされた方々は、どんどん上手になり、二日目の講座修了の頃には、大きな声で素晴らしい大合唱となりました。去年から講座に参加してくださっている民謡のT先生と黒田節のコラボにまで発展し、今回も謡って笑って話して、私自身も喜びを頂き、大雪となった山元町で多くの方々に最後までお世話になり、深い感謝の3日間を過ごさせて頂きました。

「筍の季節に、筍掘りにいらっしゃい」と、誘われ、また食べ物につられている私は新緑の季節の山元町を想い浮かべ、筍を両手に持ち、頂く自分を想像し、皆様との関わりが私の幸せに繋がっていることを再確認させて頂いています。

今日は、先週と同じくまた雪が降っています。
先週ほどにならないことを祈っています。

山元町の八重垣神社は、朱色の鳥居が完成し、どんと焼きも再開したそうです。今回は八重垣神社を参拝できませんでしたが、次回は写真をプリントしてくださったSさんと御一緒したいです。

☆☆

クりック応援お願いします♪「生き甲斐の心理学/五感で観る」
人気blogランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする