五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

源氏物語直訳スペイン語版

2014年02月21日 | 第2章 五感と体感
昨日の日経新聞に源氏物語直訳スペイン語版が出版された記事が載っていました。

大島本を元に、与謝野晶子の源氏物語を参考して訳されているそうです。

情熱の国スペインは王国の国、一方インドから移動してきた人々が長い期間をかけて創り上げてきた文化もあり、バスクの文化もあり、世界の歴史の礎を担っているようなところもあり、個性の強さが印象的な国でもあります。

海を渡ってもたらされたもの。
ユーラシア大陸から陸路でもたらされたもの。

大和の国にもたらされた数々の宝物が正倉院に保存され、現代に至るまで受け継がれてきました。
如何程の歴史の厚みが保管されているかを考えると、ふるふると心が動きます。

パソコンで打ちこんだものがあっという間に地球を一廻りするこの時代に、千年という時間をかけて一廻りするものもあるのだと、しみじみ思うのでした。
文化の蓄積とは、そう簡単に蓄積されるものではなく、一つ一つ積み上げていくものの層は揺るぎの無い確信でもあると思いますし、人種や習慣や宗教を越えた普遍性を捉えるには、このような蓄積された文化を知ることが相応しいことなのかもしれません。

人類発生からこの地球に生まれてきた人々によって蓄積されてきたあらゆるものが、いつか後世の人々に改めて廻り来ることを心に留めることは、大事な現在の課題であるように思います。

☆☆

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