五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

宮城県山元町2

2014年02月11日 | 第2章 五感と体感
高台移転を叶えて7カ月のデーケアー「ささえ愛山元」さんのスタッフの皆様、そしてOBの皆様と半年に一度お会いすることで、私達の方が元気を頂いています。

事務所の壁には昨年暮れにチャリティーコンサートで歌い募金活動をしてくださったSさん母娘とおまけに私が映っている写真が飾られ、他にも全国の支援者の皆さんの手紙や写真、絵画や書が沢山貼られてありました。
時間の経過が繋がりと広がりを作り、継続していることを改めて有難いと感じました。

東京オリンピックや都知事選、株価に翻弄される経済、都知事選については私は神奈川県民なので投票権は無く、社会の流れに乖離する自分を感じつつ、それでも日本国民の一人としての個性を何かに繋げて役立ちたい思いは変わりません。
私という個性が、何らかの形で他者と関わることで互いに喜びの感情を湧き立たせることができたら、最高の贅沢と幸せであることは、東日本のみならず、阪神大震災以降、ずっと意識化してきました。

私は復興の道程を半年に一度伺う事で、明らかな変化を目の当たりにさせていただいています。

常磐線は、開通を目指して線路を移動するための土地の買収も始まっています。どこに建設するかも決まっているようです。
今は亘理の隣、浜吉田が終点となっていますが、電車で山元町に入るにはとても不便です。山元町町役場を経由して相馬方面までバスは通っていますが使いづらく、バス停からの足が無くては身動きも取れません。
結局は、タクシーが送迎していただくかが一番解りやすいということになってしまいます。
都心で活躍しているようなミニバスがあってもいいんじゃない?とも思いました。
時間経過する中で、声の上がる新たなニーズに耳を傾けることも必要ではないでしょうか。

例えば、ニーズを発信する媒体を定期的なテレビ番組にすれば、ニーズに応えることのできる誰かが手を上げるはずです。某テレビ局に私達は国民の義務として料金を納めています。よくよく考えてみるととても多額です。であるから故に、週一のバラエティー番組を一つ削り、定着した情報番組を制作しても良いのではないでしょうか。全ての番組に視聴率を求める必要はないはずです。
ついでになりますが、毎年放映していた新春能の番組が無くなってしまった事も残念に思います。

「自分は不便な生活をしている」と感じるのは、便利な生活を体験しないと見えてこないものです。

半年に一度の訪問であるからこそ、見えてくるものがあるわけです。

「声に出すこと。知ること。」

この簡単で当たり前で単純なコミュニケーションを今一度考え直すことは復興の促進に繋がるはずです。

「叶う、叶わない」を議論するよりも「できる」「できない」を具体的に判断し、実行する時期の渦中であることを今回の訪問でしみじみと感じ、窺わせていただきました。

今日はちょっと固くなったブログでゴメンナサイ。

☆☆

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