五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

湧き上がる想いを聴く

2014年01月11日 | 第2章 五感と体感
他者の湧き上がる想いを聴くには、聴こうとする側の個性の存在が大きく影響します。

いかにも「私は先生よ!」という人には、緊張感ばかりが増してリラックスして喋ろうなんて思いません。
一定の考え方に固執しているような人に話そうとも思いません。心が萎えていれば萎えているほど、相手の様子に影響されていきます。

どんなに概念を消して相手の話を聞こうと思っても、話す相手は、聴く側のパーソナリティを気にしながら言葉を紡んでいきます。

傾聴の現場では、聴く側がが相手からどう見られているか?ということを意識するのを怠ると、ラポール(心理的接触)を取ることは難しいかもしれません。

湧き上がる感情には必ず意味があります。

人の心は無にはなれません。どんな人でも自己受容、他者受容の修業、または修行を続けることを怠ると、直ぐに崩れていきます。
だからこそ、諸々の宗教が生まれ、現代の風潮で言えばスピリチュアル系と云われるものが生まれ、日々「自分について」の修行に勤しむ必要が出てくるのだと思うのです。

感情を与えられた人間は、とても弱い生き物です。その感情を克服すべく、人間に知恵を授けた神様は、知恵と共に生きる人間の将来をどのようにデザインしているのか、全く見当もつきません。
遠い将来を心配しても仕様が無いので、今「自分と云うモチモノ」を管理しながら生きている自分の取り扱いくらいは、より良くしていきたいものだと思います。

以上はダンブラウンのインフェルノを読み終えた所感第一声です。
エンターテイメント的小説ではありますが、宗教心理学の学問的な考え方の定義を知った作家であることに親しみを感じます。


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