五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

話題の提供のしかた

2014年01月05日 | 第2章 五感と体感
自分はいつもどんな話題を他者に提供しているのか?もしくは、自分はなんで話題を他者に提供できないのか?

話題を提供することは、自分の何かを解ってもらうために発するものだけではありません。

日本人は、もともと話題を提供するサービスがあまり上手とは言えません。

時と場所によってどんな話題を他者に提供するかのセンスは、教養として身につけていくものでもあると思っています。
つまり、意識して修練することで身につくものでありましょう。先輩から学ぶことも必要でしょう。

どんな話題を提供するか。

生き甲斐の心理学の講座は、日々その訓練の場所でもあります。世話人の話題の提供の仕方で流れが良い方にも悪い方にも向うからです。
カウンセリングにしてもそうです。傾聴し続けながら、どんな話題をクライアントに提供するかで流れが極端に変わっていきます。その上、聴く側が一方的な指導的な物云いをしたら、悩んでいる人を一層不快にさせていきます。

SNSにしても、同じでしょうね。

自分が話題を提供する際、大げさなようですが、自分の愛の原型を意識化しておく必要がありそうです。
どんなふうに他者から注目されたい自分であるのか?
どんなふうに人から見られたいのか?
自分の何を褒めてほしいといつも思っているのか?

もう少し突き詰めた言葉で表すならば「どんなふうに他者から愛されたいのか?」

どんなふうに人から愛されたいのか?ということを意識化すると、自分がどのように親から育てらてきたかが見えてきます。
何の不足も無く大切に育てられてきたと解釈しているにしても、大切に育てられてこなかったことと解釈しているにしても、
自分の育てられ方の傾向があるはずです。兄弟との関係もあることでしょう。

他者からどんな言葉を掛けられたいか?ということは、その願望の紐を手繰り寄せていくと、親からの愛され方による自分の傾向に辿りつきます。
もし、自分の愛の原型に不満感を感じていたら、または無意識に求めていたら、満たされなかった感情を満たすために他者にそれを無意識に求めていくようです。

同じような話題で誰かに振り回されていたとしたら、その人の愛の原型を想像し思い浮かべてみると「さもありなん」という気づきも得られるかもしれません。

「自分がどんな話題を他者に提供しているか」を意識化してみると自分の傾向を外側から知るきっかけになりそうです。


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