五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

今日は二十四節気の「清明」

2013年04月05日 | 第2章 五感と体感
今日は二十四節気の「清明」です。

初春は立春、雨水。
仲春は啓蟄、春分。
晩春は清明、穀雨。

能楽の発表会から解放され、呪文に取り憑かれたように謡うのを止めたら、外の音が聴こえてくるようになりました。

夜になると虫が鳴き、今朝は小鳥たちがクチュクチュと囀る声が聴こえてきます。

自然界の音が賑やかになると、風景まで動きだすかのような感じになります。確かに草木の芽が出て、花が咲き、土の生き物がもぞもぞと動きだすわけですから、厳密に言うと風景は常に動いているということになります。

私達のNPOが関わっている宮城県山元町で一月末に開催した「生き甲斐の心理学講座」では二十四節気をテーマにしました。

その時に、「自分が好きな節気は何ですか?」との問い掛けに、多くの方が「清明」と答えていました。

「万物発して清浄明潔なれば此芽は何の草としれる也」(暦便覧)

清明とは、「清浄明潔」を略したのものだそうです。

清明とという言葉に初めて触れても、その言葉から迸るエネルギーが多くの人に感じられたようです。
一つの言葉が持つ力の影響力を改めて考えさせられました。

東大寺の修二会、薬師寺の修二会、新薬師寺の修二会もそろそろだと思いますが、4月8日の花祭に向けて自分の心と身体が春の光と共に外へ外へと向いているのがよく解ります。

言葉から感じ取る体感を意識化してみると、見えなかったものが見えてくるかもしれません。


「暦の風景・青菁社」参照)


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