五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

湧き出す感情から見えるもの

2011年11月03日 | 第2章 五感と体感
人の言動にすぐケチをつける人

ニュースを見ながら文句をぶちまけている人

店員さんに、偉そうな態度を見せるお客さん

何か決めようとすると、ごねて、会議を長引かせる人

自分の役割や仕事なのに、周りに当たり散らしながら役割や仕事を嫌々行う人

上記のような人々に対して批判的な感情を感じる人

こうやって書いてみると、私も何らかの形で批判的な感情を表出させながら
生きている、と反省の気持ちが湧き出してきます。

すべてのこと受け容れて、にこにこしながら暮らすことができたら、なんと幸せなことでしょう・・・・

でも、現実は、そのようなわけにはいきません。

にこにこしながら暮らしている人が周囲に居たとしたら、ほんとうに心の中も「にこにこ」しているのだろうか?という猜疑心が湧いてくるように思うのが、私の正直な気持です。

実際、生まれてから今日までの人生をすべて平安感に満たされ「にこにこ」しながらいきているような人に出会ったことはありません。

生まれてから今日までの自分が体験した感情は、今この時の自分の湧き出す感情の傾向に大きな影響を与えています。

平安に暮らしている人が、苦しんでいる人を見て哀しい感情が湧くのも、
苦しんでいる人が平安になりたいと願うのも、不安感や平安感が自分にとってどんなものであるかのスケールを持っているからこそ表出(感情)するものだと思います。

批判的な感情を中心に表出しながら暮らしている人に出会うと、その方の成育史を知りたくなるのも、私が学んだ知恵の一つです。

批判的な感情をその人の不安感の表出現象であると捉えていくと、キラリと何かが見えてくるのが不思議です。

「人」が好きであれば、必ず見えてくるはずです。

(参考:生き甲斐の心理学:ロジャーズの6条件、19の命題、傾聴の仕方)

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