五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

恨みつらみの感情の陰に・・・

2010年09月27日 | 第2章 五感と体感
長年かけて溜まりに溜まった否定的な感情は、いつしか他者否定だけでなく自己否定へと発展していきます。

他者否定すると同時に自己否定の状態は、苦しいものです。

この自己否定的感情は、結構かたくなです。
どこから紐解いていけばよいのでしょう。

恨みつらみの感情は、案外表層的な感情だったりします。寄り添う人は、その恨みつらみの感情に惑わされて、本人の陰に隠れている「本音の不安感」までたどり着けません。
本音の感情が意識化され満たされないと、ますます恨みつらみが深くなっていきます。

他者否定の感情から湧き出す感情ばかりに惑わされないで、本人自身の不安感に焦点を当てて傾聴していくことは、何かからの脱却、または気付きのきっかけになるかもしれません。
その体感は、恨みつらみで萎えている本人でしかわからないのです。

傾聴する側が焦点付けしながら傾聴する作業行程は、簡単なことではありません。

感情を満たそうとする人間のしくみは、きっと宇宙創成の意味の中に含まれているのでしょう。そう思うと益々人の感情に興味津々となっていきます。

人の心の中に宇宙が宿り、宇宙は人を含んでいます。
だから人は面白い・・・

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