五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

ムーミン展

2009年05月12日 | 悔いのない人生とは?
東京の大丸デパートでムーミン展が行われています。

小学生の頃、ムーミン谷の連作にはまりにはまり、ムーミンとロールの世界観にどっぷり浸かった記憶が鮮明に蘇ってきました。

小学4、5年生のころだと思います。比較的図書館に本がたくさんある学校でした。担任の先生が、自分の目標を達成させる工夫をしてくださり、自主学習の評価を東海道53次の宿場町で表してくれました。学習の努力により、宿場町をひとつひとつ進んでいくのです。とっても頑張ると2,3、宿場町を飛ばしてくれちゃいます。
読書に関しても、なんだかんだと目標を設定され、読書好きの私は図書室の本を手当たり次第に読んでいました。

そんな頃に読んだムーミン谷です。

高度成長期。工場の煙突からは、モクモクと有害物質が排出され、物が溢れだし、豊かな時代に移行しつつある1970年~72年頃。
皆、働くことに一所懸命の時代です。

そんな時代を過ごす私には、ムーミン谷の穏やかさは、人の本質を蘇らせるものだったのかもしれません。
居心地良い家。人。持ち物。生活。季節。。。

ゆったりとした生活。追いかけられることのない安定感。
必要なものだけ必要とし、それ以外はいらない。

精神も、行動も、持ち物も、、、

大人になり、必要なものをたくさん持ちすぎ、気づくと、両手にいっぱいの荷物を持っている。。。。どれも必要で、どれも捨てられない・・・

無性に物語を一気に読みたくなりました。

あのころ、何を考えながら読んでいたんだろう?

30年以上たった今、ムーミンを読むことで小学生の自分に出会うような気がします。






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