五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

要求

2009年05月07日 | 第2章 五感と体感
人との関わりの中で、いつも自分自身、ハッとすることがあります。

それは、強い言葉で人に要求する人に出会うと、ものすごい不安感に陥ります。

不安感は嫌悪感に変化し、自己嫌悪に発展していきます。

相手は、人に要求している意識はないと思います。
言っているほうも、言われているほうも無意識の領域で自他混合という現象が起きているのだと洞察します。

そうだと分かっていても、私には嫌悪感という感情が湧き上がってくるのです。

その感情がなぜ湧き出すのか?

自分の成育史が大きく影響しています。
仕事の関係で、いつも父は不在でした。たまに帰ってきて、しつけられることは、母子三人の平素の生活が崩されることと同じでした。
今は、高度成長期、不在がちの父親を想うと「お父さん、がんばっていたんだなぁ~」と思えるのですが、「湧きだす感情の傾向」はしっかりと自分の傾向として根付いています。

「たまに帰ってきて要求されることほど、嫌なことはない」これと同質の現象が私の前に表れると、こんな感情が湧き出すわけです。

嫌なことに起こる自分の感情。。。これには傾向があります。

思い出すのが辛ければ、意識に上げることはよした方がよいかもしれませんが、もし、、自分の傾向に目を向けてみたとき、思わぬ成育史の思い出がよみがえるかもしれません。

他人のことは、わかりません。人を攻撃したり、否定したり、要求する前に、ちょっぴり、自分の心と向き合ってみては?

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