歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

上井草「ちひろ美術館」は?

2007年07月07日 | 東京の風景
昨日の続きです。

そうです。何で「上井草」なのか?です。今回のルートは、西武新宿線の上井草から、東武東上線の常盤台へのコースでした。

昨日触れたように、都心から放射状に郊外へ延びる私鉄の路線が何本かあります。

新宿から西に伸びる西武新宿線、地図上でその上を通る西武池袋線、そして、その上を通る東武東上線があるのですが、その路線と路線の間に挟まれた一帯の、地理的イメージが繋がっていないのです。

その為、今回は新宿線の上井草駅から、池袋線の石神井公園駅、そして東上線の常盤台駅と北上し、地理的関係を頭の中で繋げたいのです。

「繋げてそれでどうするの?」と、云われたら困るのですが、兎に角、繋げてみたいのです。

スタート地点を上井草に選んだのは、実は、前々から思っていたのですが、あの「ちひろ美術館」の様子を「探って」来ようと思っているのです。

そんなこんなで、上井草の駅前から歩き始め、千川通りに向かいました。途中でこんな「駄菓子屋」を発見しました。

緑の多さと云い、駄菓子屋と云い、ここは何処? これがあの「西武新宿線」なの? これまで想い描いていたイメージは次々と壊れていきます。


千川通りから上井草駅に入る交差点の風景です。上井草は田舎だったのです。千川通りに面して畑もあります。

きっと「上井草農協」何て建物が目の前に現れても違和感はありません。地名からして「井草」です。農業色の濃い地名です。

千川通りを少し行った所の電柱に有りました。「ちひろ美術館」の案内板です。地図は要らないようです。


並木が茂る千川通りです。


このマンション、そして駐車場には「赤に白のトップ」の「ローバーミニ」です。こんな風景が西武新宿線のイメージだったのです。


そして、100㍍ほど先にこんな「可愛い看板」です。眼、鼻。口、髪、そして手指の動き、何と表現したらいいのでしょう・・・?



可愛い! 純真! 清らか! 無邪気! あどけない!・・・・・・、そして、寂しさの漂う表情。

「いわさきちひろ」の描く子供達を観ると、悪人達も、みんな、みんな、善い人になります。

この可愛い看板の処で、千川通りを左に折れ住宅街に入って行きます。


住宅街の路地を右に左に曲がって、電柱の案内板を辿って行くのです。遠くに中年のご婦人のグループがこちらに向かって歩いて来ます。

すれ違いざまに聞こえてきたのは、『良かったねェ』『可愛かったねェ』、そんな楽しそうな会話でした。間違いありません。「ちひろ美術館」の帰りです。

ずっと、ずっと、住宅街を通ります。「ちひろ美術館」は住宅街の中に有るの?

この先、住宅街を抜け新青梅街道に面して、「ちひろ美術館」がありました。上井草からのコースは裏道伝いの近道コースだったのです。


ここ数年、想い続けていた美術館にやっと到着しました。


美術館の話しは明日です。


それではまた明日。
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