歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

“東京家族” ① 何が何でも「東京物語」

2013年01月23日 | 映画の話し
う~ん、何と云うか・・・・・・見終わって、考えてしまいました。

確かに、それなりに、あたたかくて、やさしくて、涙あり、笑いもあり、イイ家族の物語なのです。

ストーリーも、登場人物の職業も、シーンも、カットも、カメラアングルも、九割がた“東京物語”でした。


上京して来た老いた両親のセリフ回しも、動作も、笠智衆と東山千栄子と重なって見えてしまうのです。かなり意識して演出したのでしょうか? 何故?

冒頭は、何か、かなり変と云うよりも、かなり違和感がありました。東京物語と同じく最初に泊まるのは長男の家なのですが、そこでの会話が“ぎごちない”のです。

特に、孫達の会話がとても古くさく、東京物語りそのままに聞こえました。これって、現代?平成?21世紀なの?

でも、それは、それで、楽しめる、それなりにイイ映画でしたよ。と、すこしは褒めたりして・・・・・・ケチばかり付けてはいけません。兎に角、それなりに見終わって心地良い映画でした。

館内は平日で12時05分からの上映でしたから、客席は2割程度の入りで、客層は私の同年配かそれより年上の方達でした。時折、笑い声がもれ、ラスト近くには涙をすする音があちら、こちらから聞こえてきました。

私も、それなりに、目尻あたりから涙がチョッピリこぼれたりしたのです。

それにしても、居酒屋の女将役の“風吹ジュン”にはショックでした。老けてしまっていたのです。


私の中での風吹ジュンは“男はつらいよ”の第45作(1992/12)「寅次郎の青春」で止まっていたのです。

いま見終わって、すぐに家に帰り、生々しくて?、新鮮な?感想を綴ってみました。

それで、兎に角、「東京家族」は、観て損のないイイ映画です、泣いて笑って、見終わって、それなりに明るい希望の持てる作品です。

今日のところはこのくらいで、次回からは、パンフレットにも目を通して、じっくり、しっかり、いろいろと感想など綴ってみたいと思います。


それでは、また。




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