歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

焼却炉は哀しい・・・・・・

2008年10月30日 | 街の風景
昨日の続きです。

街の賑わいから離れた土手の下にはいろいろなモノがあります。

赤錆びた焼却炉らしき鉄の塊と、外壁と屋根が破れ骨組みの見える倉庫風の建物。どちらも現役を退き、余生を送っているように見えます。


セイタカアワダチ草に囲まれた焼却炉。役割を終えたモノを燃やし灰にする焼却炉。

終わりの風景。


蔓草の侵入が始まっています。それにしても、突然ですが、日本の空き地には直ぐに草が生え木が茂ります。

地肌はいつまでも剥きだしのままではいられないのです。これは土地が豊な証なのでしょう。


それにしても、何処からか運んで来たのか? それともここで働いていたのか? 運んで来るには大き過ぎます。


よく見ると、煙突は2本ですが本体は1つのようです。単なる焼却炉ではないような?


遠くの地平線のあたりが取手の市街です。町外れの寂しい草むらには、この様な赤錆びたモノが良く置かれています。



見てはいけない、見せてはいけない、暮らしの裏側の怪しい風景です。

隣も、廃棄物の集積場のようです。この辺りには“終わり”が集まっているようです。


終わりから視線を川の方に移すと、こちらは“堰き”です。


川を堰き止め、水を利用するのです。

この水が田圃を潤し、稲を育て、その実を収穫し、焚いてご飯になって、みんなが美味しくいただくのです。

始まりの風景です。


それでは、また明日。


コメント
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