昨日の続きではありません。野田シリーズは本日お休みです。
注目の参議院選挙が終わりました。予想された通りの自民敗北と云う、少しだけ予想外の結果でした。
事前の「アナウンス効果」で、もしかしたら自民の「そこそこ勝ち」で、自公でギリギリの過半数維持も可能かと、思っていたのです。
しかし、今回は、自民大敗の予測に危機感を抱いた、保守支持層の回帰現象は起きませんでした。
これは、かなりの「部分」で、自民支持層の「崩壊」に繋がる「キッカケ」になるかも知れません。あくまでも「キッカケ」です。
今回、自民に投票しなかった自民支持者の農民の発言を聞いていて、思ったのですが、彼は、「最近」の「政府自民党」のやり方は支持できないと云っていました。
「政府自民党」と云う「云い方」は、政府と自民党は同義語であり、自民党以外の政府は考えられないのでしょう。
自民党が大敗しても、自民党に変わる政権政党は無いと思っているようです。
民主党の大勝はあくまで、「政府自民党」への「お灸効果」を狙った、このような投票がかなりあったと思います。
これまでは、自民党と云う「政権政党」を支持している限り「間違い」なく、「恩恵」を受けてきた人達が、自民党から民主党に移動し始めたとは思えません。
「自民党」を支持しても「恩恵」を受けられない現状に対して、今回は民主党に投票することで、政府自民党の政策を変えたいと思ったのでしょう。
民主党は、今回、地方の一人区では、農家に対しての「個別所得保障」を公約しました。補助金により農家の票を買ったのです。
都会では「消えた年金」と「赤城の絆創膏」で、自民党から票を奪いました。そして、一番、決定的だったのは「総理大臣」「アベシンゾウ」です。
彼は、拉致問題に対して「強硬姿勢」を示しただけで、「容姿」以外は「特に何も無い」単なる「ボンボン三世議員」です。
当然、彼には「その自覚」が全くありません。選挙中の街頭演説で、何かと云えば「私の内閣に任せて下さい!」「私がやります!」と、「私」を連発して「叫んで」いました。
「私が」と叫べば、叫ぶほど、聞いている側は「お前が?」「お前に?」と、反発を強めていったと思います。
「私が!」「私の」と大声で「叫べ」ば、聴衆は「指導者」としての「頼もしさ」を感じると、「誰か」に云われて実行していたようです。
官邸で毎日行われていた総理インタビーの「カメラ目線」も、視聴者が直接話しかけられたと錯覚し、支持拡大に繋がると「誰か」に云われて実行したのと同じです。
「私が」と叫んでも、「カメラ目線」で答えても、詰まらなく、頼りなく、中身の薄い政治家にしか見えなかったのです。
見た目の良さ?と、育ちの良さ?で「選挙の顔」として、総理総裁となった「安倍さん」は、これで、使い物にならない事が判明しました。
今回、「アベ自民党」の「敵失」が全てだったのです。
民主党、そして、他の野党も「安倍辞任」を表向きには要求していますが、本音では、このまま「安倍続投」で「衆議院の解散」を望んでいる筈です。
下手に突っつき過ぎると、小池百合子とか、野田聖子とか、「リベラル」の加藤紘一なんて、ウルトラCを出してきたら、選挙はやり難くなります。
ムズカシイ政権選択よりも、兎に角「人気投票」です。変わり邊得のする、一見自民党的ではない、政治家を自民党の総裁に据えれば、次回の衆議院選挙での過半数は可能です。小泉も一見自民党的ではないから「人気」が出たのです。
話しが下らない「政局話し」になってしまいました。
兎に角、選挙の争点は「憲法改正」でも「格差社会」でも、「金融経済政策」でも、「外交防衛政策」でも有りませんでした。
兎に角、自民大敗で選挙が終わりました。しかし、「政局」は変わりますが、政策は変わらないでしょう。
衆議院選挙は1年内に有りそうです。今度こそ、「目先の銭金」の問題ではなく、日本の将来のあり方についての「政策論議」をすべきです。
野党も、アベ総理の云う「戦後レジームからの脱却」に対して、正面から論戦を挑めばいいのです。
最大の戦後レジームは、「憲法」と「日米関係」ですから、戦後レジームから何故? どうして? 脱却するの? 脱却した後は、何処に向かうのか? 大いに議論すべきです。
でも、しかしです。こんな話しは「ムズカシ」くて、「オモシロク」無くて、票に繋がらない?・・・・・・のです。
さて、どうしましょうかネ?
それではまた明日。
※明日から野田シリーズは再開です。
注目の参議院選挙が終わりました。予想された通りの自民敗北と云う、少しだけ予想外の結果でした。
事前の「アナウンス効果」で、もしかしたら自民の「そこそこ勝ち」で、自公でギリギリの過半数維持も可能かと、思っていたのです。
しかし、今回は、自民大敗の予測に危機感を抱いた、保守支持層の回帰現象は起きませんでした。
これは、かなりの「部分」で、自民支持層の「崩壊」に繋がる「キッカケ」になるかも知れません。あくまでも「キッカケ」です。
今回、自民に投票しなかった自民支持者の農民の発言を聞いていて、思ったのですが、彼は、「最近」の「政府自民党」のやり方は支持できないと云っていました。
「政府自民党」と云う「云い方」は、政府と自民党は同義語であり、自民党以外の政府は考えられないのでしょう。
自民党が大敗しても、自民党に変わる政権政党は無いと思っているようです。
民主党の大勝はあくまで、「政府自民党」への「お灸効果」を狙った、このような投票がかなりあったと思います。
これまでは、自民党と云う「政権政党」を支持している限り「間違い」なく、「恩恵」を受けてきた人達が、自民党から民主党に移動し始めたとは思えません。
「自民党」を支持しても「恩恵」を受けられない現状に対して、今回は民主党に投票することで、政府自民党の政策を変えたいと思ったのでしょう。
民主党は、今回、地方の一人区では、農家に対しての「個別所得保障」を公約しました。補助金により農家の票を買ったのです。
都会では「消えた年金」と「赤城の絆創膏」で、自民党から票を奪いました。そして、一番、決定的だったのは「総理大臣」「アベシンゾウ」です。
彼は、拉致問題に対して「強硬姿勢」を示しただけで、「容姿」以外は「特に何も無い」単なる「ボンボン三世議員」です。
当然、彼には「その自覚」が全くありません。選挙中の街頭演説で、何かと云えば「私の内閣に任せて下さい!」「私がやります!」と、「私」を連発して「叫んで」いました。
「私が」と叫べば、叫ぶほど、聞いている側は「お前が?」「お前に?」と、反発を強めていったと思います。
「私が!」「私の」と大声で「叫べ」ば、聴衆は「指導者」としての「頼もしさ」を感じると、「誰か」に云われて実行していたようです。
官邸で毎日行われていた総理インタビーの「カメラ目線」も、視聴者が直接話しかけられたと錯覚し、支持拡大に繋がると「誰か」に云われて実行したのと同じです。
「私が」と叫んでも、「カメラ目線」で答えても、詰まらなく、頼りなく、中身の薄い政治家にしか見えなかったのです。
見た目の良さ?と、育ちの良さ?で「選挙の顔」として、総理総裁となった「安倍さん」は、これで、使い物にならない事が判明しました。
今回、「アベ自民党」の「敵失」が全てだったのです。
民主党、そして、他の野党も「安倍辞任」を表向きには要求していますが、本音では、このまま「安倍続投」で「衆議院の解散」を望んでいる筈です。
下手に突っつき過ぎると、小池百合子とか、野田聖子とか、「リベラル」の加藤紘一なんて、ウルトラCを出してきたら、選挙はやり難くなります。
ムズカシイ政権選択よりも、兎に角「人気投票」です。変わり邊得のする、一見自民党的ではない、政治家を自民党の総裁に据えれば、次回の衆議院選挙での過半数は可能です。小泉も一見自民党的ではないから「人気」が出たのです。
話しが下らない「政局話し」になってしまいました。
兎に角、選挙の争点は「憲法改正」でも「格差社会」でも、「金融経済政策」でも、「外交防衛政策」でも有りませんでした。
兎に角、自民大敗で選挙が終わりました。しかし、「政局」は変わりますが、政策は変わらないでしょう。
衆議院選挙は1年内に有りそうです。今度こそ、「目先の銭金」の問題ではなく、日本の将来のあり方についての「政策論議」をすべきです。
野党も、アベ総理の云う「戦後レジームからの脱却」に対して、正面から論戦を挑めばいいのです。
最大の戦後レジームは、「憲法」と「日米関係」ですから、戦後レジームから何故? どうして? 脱却するの? 脱却した後は、何処に向かうのか? 大いに議論すべきです。
でも、しかしです。こんな話しは「ムズカシ」くて、「オモシロク」無くて、票に繋がらない?・・・・・・のです。
さて、どうしましょうかネ?
それではまた明日。
※明日から野田シリーズは再開です。