肖像画のお稽古に、自画像を試みる。
ちまちま部品を映しても、かんじんの内面のわたしらしさがなかなか。
まる一日悪戦苦闘。
さっき、ようやく捨象できた。
わたしの心が、今この顔に見えると感じる。
さて、まだ先は長い。
外貌と内的世界の両方を描きたい。
アリサは、ジイドの。
わたしとは違うキャラだけど、大好きなヒロインのひとり。いかにも19世紀ロマン派ヒロイン。
マノンも好きだけど、アリサの面白いところは、現代に彼女のリメイクキャラが造形できないところ。
現代版マノン・レスコーはけっこうたくさんいる。
だけど、アリサの焼き直しはないんじゃないかな。
セリバシーを美徳と感じる時代は終わったから。
だから、『狭き門』は、本当に名作時代小説。
いまどき、読むひといるかしら。
ごめんね、ジイド先生。わたしも実はコレット、サンド派です。
……。
皆さん良い夢を。
神に感謝。