市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

肩抱けば我より軽き母の身の痩せ痩せ歩む夢のごとしよ

2018-11-16 22:10:32 | Weblog

母に。


昔の元気溌剌、勝気陽気で多能、食べることが大好きで、肥満体質だった母を思い出せば、まるで別人。

だけど、昔より今のほうが、私から母にあげられるものが多い。かつては母から貰う一方だったから。

この怪我のために、私がいろいろ母を介助すると、母はすまなそうに肩をすぼめ、「悪いね」とつぶやく。

悪いなんてことはないよ、と私は答える。



誰も皆、定められた人生の季節を通り過ぎてゆくのだから。


母に感謝。

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