市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

冬のために布をひろげつ髪を染めて若き鏡も半世紀超ゆ

2021-10-05 21:43:00 | Weblog

 10月に入ったが、昼間の甲府市の気温は30度。街中みんな、夏服姿のまま。が、湿度は低いので、8月の油照りとは違って過ごしやすい気候。
 
 20年ほど前なら、山梨の10月は冷涼で、朝ごとに寒さが忍び寄る気配を感じたものだ。つくづく地球温暖化を感じる。

 館山では真冬でもフカフカしたセーター姿の人はあまり見かけない。晴れていれば、セーターよりも、半袖姿の方が多いかもしれない。
 甲府市はどうだろう。今年は久しぶりに山国の秋冬を暮らすことになりそう。
 昔の習慣で、ぼちぼちと家内の防寒準備など始めた。気が早いと笑われそうだが、盆地の秋はある日一気に深くなる。

 


 昔の臨書。
 
 もみちせぬときはの
 やまにすん(む)しかは
 おのれなきてや
 あきをしるらん

  藤原行成筆、和漢朗詠集から。

 感謝。

 


 

 
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