10月に入ったが、昼間の甲府市の気温は30度。街中みんな、夏服姿のまま。が、湿度は低いので、8月の油照りとは違って過ごしやすい気候。
20年ほど前なら、山梨の10月は冷涼で、朝ごとに寒さが忍び寄る気配を感じたものだ。つくづく地球温暖化を感じる。
館山では真冬でもフカフカしたセーター姿の人はあまり見かけない。晴れていれば、セーターよりも、半袖姿の方が多いかもしれない。
甲府市はどうだろう。今年は久しぶりに山国の秋冬を暮らすことになりそう。
昔の習慣で、ぼちぼちと家内の防寒準備など始めた。気が早いと笑われそうだが、盆地の秋はある日一気に深くなる。
昔の臨書。
もみちせぬときはの
やまにすん(む)しかは
おのれなきてや
あきをしるらん
藤原行成筆、和漢朗詠集から。
感謝。