市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

母の手跡(て)を歌集に掲ぐ五十年前彼女のどこにわたしはいたか

2014-05-27 15:46:36 | Weblog



 ぎこちない歌いぶりだけれど、思うことそのまま。



 第一歌集の装丁がとどいた。とても美しいデザインで、うれしい。

 わたしはどちらかというとシンプル好みなので、ブックデザインの間村さんはずいぶん気遣ってくださった。感謝します。


 こっくりと落ち着いた桜蕊色も上品ですてきだ。



 母の筆跡がカバーをはずした布表紙に彫られている。


 わたしも再来年には五十代に突入。加齢を拒みはしない。昔から外見幼く見えるのはともかく、内的には年齢相応に奥行きを整えようとつとめている。

 五十年前、わたしは彼女のなかから出てきた。


 それから、これだけの時間と空間が経った。

 心の赴くままに、十年前くらいからうたいはじめて、ようやくそれがひとつの軌跡を残す。
  
 第一歌集出版は人生のひとつの節目になる。


 ありがとう、おかあさん。











 

 

 
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