市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

かげりなく風に応(こた)へし己が声のこだま響かす野を疑はず

2010-09-08 19:07:09 | Weblog


 嵐が去ったよう。




 ふしぎなトワイライト、窓明かりにひたひた。橙色と紫の溶け合う。



 窓から眺めたら、このふしぎな赤紫の宵闇に、街明かりが幻燈のように浮かんでいた。


 はなびらをすっかり落としてしまった街路樹の百日紅、まだ激しくゆれていたから、風だけは残っている。


 
 野分けの季節。風が奔り、季節を動かす。




 




 




 
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