市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

雨季ふくむ空の泳ぎはなだらかに肩流れゆく青磁いろして

2008-05-24 13:34:26 | Weblog


 走り梅雨めいて空がひくい。


 帰り道、耳に届く樹々のさやぎがさわさわと、もう雨の気配を告げていた。


 そらは青灰いろ、銀色の雲を厚く集めはじめた。


 紫陽花がおおきくなるだろう、この雨。


 坂道をいっきに走り降りた自転車の風は、ものうく湿って。












 
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