市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

あめゆきの雫こぼるる追憶はうつそみ雪野しづかに秘めむ

2009-01-09 13:06:48 | Weblog



 初雪。


 湘南では、みぞれまじりの氷雨。ほんのすこし、雪のけはい。



 水音が静かにこぼれおちる。


 何を想うということもなく、来し方のさまざま、浮かんでは消える。



 わたしの中に雪が降る。
 
 
  太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪降り積む……。

 

 それとも


  あめゆきとてちてけんじゃ…


 
 雪景色。

 春への命をはぐくむ、生と死が交錯する光景。








 
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2 コメント

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Unknown (玉藻の前、深良マユミ)
2009-01-11 22:12:04
今思ったのですが「雫」という字はとても情緒があるなあ、って。
「雨」の関わる漢字は、なぜか美しい印象がある。
今度の小説には、「雨」か「水」の名前の主人公を出そうかしら。
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水滴 (雪香)
2009-01-12 12:41:08

 それはきれいですね。

 わたしが知っている雨や水にちなんだヒロインの名前で、いいな、と思ったのは


飴屋蛍(あめやほたる)、水絵(みずえ)澪、湊(みなと)、露、水尾(みお)などなど。


どれも少女漫画ですけども。

名前からたちのぼってくるイメージって大切ですね……。


雨も水も、きれいですもの。
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